勉強法の改善で成績アップ! ~効果的な勉強法と、子供に合わせた選び方~

生徒の成績を目に見えて伸ばせる先生と、そうで無い先生の違いは何だと思いますか?

挙げればきりがありませんが、最も分かりやすい違いの1つは「子供に勉強だけを教えているかどうか」です。

 

「勉強を教えるのが先生の仕事でしょう?」と思うかもしれませんね。

しかし、子供に勉強「だけ」を教えるのは学生バイトでもできることで、プロの仕事とは言いがたいです。

もちろん、教科知識や分からないところの解説など、それはそれで指導すべき大切な事柄です。

ところが、それだけしか教えない指導だと、教えているその時間内しか影響しません。

それに、先生が持っているものを与えるだけの指導では、教わる生徒はせいぜい先生の劣化コピーにしか育ちませんよね。

勉強そのものだけでなく、「どうやって学ぶか(=勉強法)」までを教えて初めて、子供はこちらの期待以上の伸びを見せるようになってくれるのですね。

(よく言われるところの、魚を釣って与えるのでは無く、魚の釣り方を教える云々の話です)

 

こう言うと、今度は「勉強法なら家庭でも教えている」「近所の塾でも勉強法の指導を売りにしている」と思うかもしれません。

しかし、そういったところでされている指導の多くは、親や先生が「これが良い」と思うものを一方的に押しつける、「お仕着せの勉強法」になっていないでしょうか?

魚の釣り方でよく例えられますが、「こういうふうにすると釣れるよ」と教えるだけで終わるのは、まだ足りません。

いくら良い釣り方を教わっても、環境が変われば釣れなくなりますし、同じやり方をする人が増えればすぐに過当競争になりますよね。

必要なのは、ただ単に釣り方を教えこむようなアプローチでは無く、「自分で釣り方を編み出せる」ところまで育てるようなアプローチだと思います。

 

音読法、記憶術、読解技法、ノート術、受験テクニック・・・勉強法のノウハウは巷にいくらでも溢れています。

テレビや雑誌でも頻繁に取り上げられますし、それこそ検索窓にキーワードを入れるだけで、情報はいくらでも手に入ります。

しかし、これだけたくさんの情報が溢れているのに、勉強ができなくて悩んでいる生徒(親や先生も)が減っている様子は、全く見当たりませんよね。

 

問題の本質は「勉強法のノウハウ不足」ではありません。

そもそも「勉強法のノウハウ」だけに注目すれば、実は一般の先生たちよりも、生徒や保護者のほうが詳しいくらいです。

なぜなら、ほとんどの先生は「たくさんある勉強法の中から、生徒に最適のものを選ぶ」ことをせず、「自分の気に入ったいつものやり方を生徒に強制する」からですね。

実際、宿題の難易度や出題数を調整するくらいのことはしますが、根本的な覚え方や取り組み方のところから、生徒ごとに変えて教える先生はあまりいません。

 

さらに世間を見渡すと、科学的とは呼べない前時代的なやり方を後生大事にしていたり、意味不明な根性論や精神論を生徒に押しつけたりするような不勉強な先生もまだまだ大勢います。

こういった先生は、選び方以前のノウハウの時点で間違っているわけですから、偶然それが合う生徒だけしか伸ばせないわけです。

(しかし、その偶然を実力だと勘違いするのが、お決まりの困ったパターンですね)

 

そのため、勉強法に関するバリエーションの知識量を比べれば、勉強熱心な保護者の方のほうが(それこそ、そのへんのプロ以上に)持っていると思います。

むしろ足りないのは、生徒に合わせて「選択」したり「調節」したりする部分なのですね。

いくら優れた勉強法だとしても、生徒に合っていなければ、その勉強法は効果を発揮しない・・・当たり前のことですが、忘れられがちな真理の1つです。

 

それでは、成績を伸ばせるプロたちは、一体どうやって子供に合った勉強法を見つけるのでしょう?

 

生徒にあった勉強法の見つけ方とは?

勉強法は料理のレシピに似ています。

 

例えば「唐揚げの作り方」と言われたら、大抵の人が知っていますよね。

たとえ知らなくても、料理本かクックパッドを調べれば、和洋中のアレンジも含めて、レシピはいくらでも見つけられるはずです。

しかし、出来上がった唐揚げを比べると、味付けや食感などはそれぞれ違うものになりますよね。

 

何しろ「レシピ」と一言で言っても、一般的なレシピもあれば、プロの料理人向けのレシピもありますし、家族の好みに合わせたレシピもあれば、その時々の流行に合わせたレシピもあります。

それに、たとえ全く同じレシピで作っても、作り手の腕前や時々の加減によって、出来上がるものは全く違うものになります。

実際、スーパーやコンビニに行け ば、唐揚げと名のつくものはいくらでも並んでいますが、出来上がったものはお店によって全く違うものになっていますよね。

料理初心者が料理本のとおりに作っても、作る度に味が変わるようなことが普通に起こるように、レシピがあっても、それを正確に再現できるかどうかはまた別の話と言えます。

 

さらに、いくらレシピのとおり完璧な料理を作っても、それを美味しいと思うかどうかは、各自の好みや相性によって変わります。

実際に、ある家庭で家族全員が大好物の味付けでも、別の人が食べると、辛くて食べられないと思うようなこともありますよね?

もちろん、万人受けする味付けもありますが、「今日は暑いからさっぱりしたものを」などとその時の気分で好みが変わる場合もありますし、「検査で高血圧を指摘されたから、塩分を控えめにしたい」などの健康状態で好みが変わる場合もあるでしょう。

だからと言って、もともとのレシピが間違っているわけではありませんよね。相手の好みやTPOに合わせて味付けをアレンジするか、または全く別のレシピを選ぶかすれば良いだけの話です。

全ての人があらゆるTPOで満足するレシピなどあるはずが無いのですから、あとはいかに選択してアレンジするかの話なのですね。

 

勉強法もこれと同じです。

よく生徒は「覚えやすい覚え方は無いですか?」と聞きますが、覚えやすい勉強法のノウハウやアレンジ法は、生徒によって全く違います。

標準的な勉強法もあれば、時代に合わせた勉強法もありますし、生徒の好みに合わせた勉強法もあれば、教える側が教えやすい勉強法もあります。

理想的と言われる勉強法をさせてみても、合う合わないや、効果が出る出ないは、生徒によって全く異なります。

子供の性格や個性によって違うのもありますが、その時点での学力や成長具合によって違う場合もあって、しばらくすると合わなかったやり方がぴったりくるようなこともあります。

まさに料理の話と似ていますよね?(笑)

 

ちなみに料理の場合は、子供が「口に合わない」と言えば、次からは違うメニューや味付けにしようと考えますよね。

ところが、なぜか勉強法の話になると、与える側が「これが正しい」と決めつけて、生徒に合うものよりも、自分の好むものを押し付けるやり方がされやすいです。

それに、味覚は家族だと似通っているため想像がつきやすいのですが、適した勉強法が親子で似ていることはむしろ少なく、親(や先生)が子供時代にうまくいったやり方をそのまま押しつけても、うまくいかないことのほうが多いのも難しいところです。

 

しかし、ここまでを読めば、成績アップに必要なのは「たった1つのやり方(=絶対解)」を見つけるのでは無く、「その時々の子供に合ったやり方(=最適解)」を見つけることだと言うのが、伝わったのでは無いでしょうか?

そして、成績を伸ばせるプロたちが子供に合った勉強法を見つけられるのも、ここのところの本質をちゃんと理解(または直感)しているからです。

そうやって本質を掴んだ状態で、たくさんの指導経験を積んでいくことで、迅速かつ的確に、1人1人の子供に合った勉強法を見つけることができるようになっていくわけですね。(これもまた、教師修業の1つです)

 

もちろん、ここの修行を親御さんに1からしてもらうつもりは無いですから安心してください。

そんなことをしようと思ったら、それこそ数年がかりになってしまいますからね(笑)

そもそも、親御さんの場合は、多数の生徒たちへ柔軟に対応する必要は無いわけで、目の前の我が子のことだけを掴めばそれで十分です。

そのため、しっかりと観察と分析をした上で、試行錯誤を重ねていきさえすれば、正解までの道のりはそれほど遠くはありません。

そこのところを、他の参加者の方や私と一緒にしていこうというのが、今回の講座のコンセプトですね。

 

講座の内容

今回の講座で扱うのは、「親御さんも知らないような、マル秘勉強法を!」といったものではありません。

全く新しい未知の勉強法を求める気持ちは分かりますが、それはクックパッドに載っていない料理を求めて、アマゾンの奥地へと旅するようなものです(笑)

世の多くの生徒や保護者たちに必要なのは、勉強法のノウハウをさらに増やすような話では無くて、「選択」と「アレンジ(カスタマイズ)」の話です。

唐揚げ、カレー、ハンバーグ、鍋、焼き肉・・・と有名どころをいくつも並べていけば、気に入る料理は必ずあるはずで、あとはそれをうまく選んでアレンジさえすれば、十分な栄養バランスと、美味しさという幸せは与えられるはずですよね。

勉強法にしても、有名どころは大抵の人が知っているはずで、後はそれを子供に合わせてどう選び、どうアレンジするかのほうが重要になってきます。

ただし、唐揚げの作り方1つとっても、素人が全く知らないコツを、プロは知っているようなことがあるように、勉強法においても、そういったコツや勘所のようなものが存在します。

ですから、時にはそういった部分にも触れつつ、勉強法をどう選び、どうアレンジするかの話をお届けしようというのが、今回の講座の目指すところですね。

 

(1)テーマごとに話が進みます。

講座では「暗記法」「集中力」「理解法」「学習の順序」などのテーマごとに話を進めていきます。

このままの大きなテーマでいくか、もう少し細かいテーマにするかは検討中です。

(1回目の講座は「暗記」がテーマとなりました)

 

(2)参加者の方には、1回おきにワークを提出していただきます。

課題として具体的な勉強法を提出してもらいます。例えば、「こんな勉強法が効果があった」「今子供はこんな勉強法をしている」「具体的に何をやらせているか」などですね。

(義務制では無いですが、いただいた内容に沿って話が展開していくため、お子さんに合った勉強法を見つけたければ、積極的にご参加ください)

そして、いただいたものは全てご紹介して、受講者全員で共有します。

もちろん、重要なもので抜けているものがあれば、私のほうからも提案します。

それらを見ながら、「自分の家庭でできるものは無いか」「見落としていた視点は無いか」などと吸収していただくのが、1つ目の活用法ですね。

 

(3)選び方やカスタマイズのポイントを紹介します。

ここで終わると「テレビや本を読んだだけ」の状態とあまり変わりませんよね。

今回の講座では、挙げていただいた勉強法ごとの特性を踏まえて、実際に実践する上で絶対に外せない点や、見落としがちな点などにも触れつつ、自分の子供に合った勉強法をどう選び、どうカスタマイズさせるかを考えてもらいます。

つまり、選択とカスタマイズの部分を、他の参加者の協力や私のサポート付きで進めていくようなイメージですね。

そのため、最初のワークをやる際には、お子さんにその場で聞きながら進めていくのも面白いと思います。

 

(4)1回で完結させることは考えていません。

本講座は、配信ペースが週2回、期間は1ヶ月前後を目安に考えています。

しかし、勉強法は大きなものから小さなものまで無数にありますから、これだけで全てを網羅するのは不可能です。

それに、勉強法が必要になるタイミングは生徒によって異なるはずで、今すぐ勉強法を知りたい方もいれば、まずは反抗期を何とかして、そちらが落ち着いてから参加したいと思う方もいますよね。

 

また、1度決めた後でも、生徒が成長したり状況が変化したりすれば、改良や変更のために定期的な見直しが必要です。

ですから、何回かに分けて別のテーマを取り上げながら、参加者も入れ替わり立ち代わりで進めていくのも良いかと考えています。

中には、とにかく全て余さず学びたいという熱心な方もいるかもしれませんが、もちろんそれも歓迎します(笑)

 

なお、正会員の方向けには、バックナンバーをメールセミナー形式でお届けできるようにしたいと思っています。

タイミングが合わない方は、今回無理して参加されなくとも大丈夫ですから、ご安心くださいませ。

 

 

参加された方からのご感想など

「この子にはこの方法でここまで繰り返すと成果があるんだというラインが今回、見えました」

「親の”持っていきよう”が子供の学習効果に及ぼす影響がいかに大きいか」

「暗記だけでもこれだけアプローチの方法があるんだ、と考えさせられました」

「私は最初から100%の自発性を期待していたんだと気づかされました」

「皆さんのアイデアや頑張りに励まされます」

「私の努力というよりも、むしろ、本人が成長したからだと思います」

「子供と共通話題として勉強の話がスムーズにできて嬉しく思います」

「課題を提出する過程で今までの勉強法について親子共に振り返り、問題点や改善点を考える機会が出来たのが良かったです」

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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