塾長さま、 はじめまして。いつも、メール配信をありがとうございます。中2の一人息子の母親です。
現在、兵庫県の中高一貫の私立へ通っています。
中1の中頃から、反抗期らしきものが始まり、私自身、どのように子供と接するべきなのか 試行錯誤しておりました。
送っていただくメールやブログを繰り返し読んでいます。
今までは良かった接し方も、時期によってはそうではない。なるほどと思いました。習慣となってしまった事を変えるのは簡単ではありませんが、強い気持ちを持って私も変化しようと思います。
息子は、幼く優しい性格ですので、激しい反抗期まではいっていません。私もガミガミや命令をやめ、穏やかに息子の気持ちに寄り添うようにしてみると、息子もにこやかに私の顔を見るようになりました。
勉強の事を言う前に、良い親子関係が保てるように、塾長さまのメールで勉強したいと思います。
ガミガミや命令はやめて、息子が自信を持って(引っ込み思案です)前に進めるように、さりげなく道を示してみたり(一つの意見として)励まして応援しようと思います。
息子が3歳頃から、私がうつ病を患い、必要な時期に必要なしつけや愛情が足りていなかったと、今回塾長さまのメールやブログを読んで改めて感じました。
ちょうど今、定期テスト中です。勉強ちゃんとやってるの?!などは聞かず本人に任せています。親から見て少ないと感じても、やったことに対しては褒めるようにし、テレビの時間にケジメがない時はできるだけ穏やかに一言いいますが(笑)
長々ととりとめもなく、しかも、カーソルが上手く動かずで、読みにくいメールになっていましたら、すみません。
これからも、メールやブログを楽しみにしております。
どうぞ、宜しくお願いいたします。
はじめまして。
こちらこそ、いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
時期によって適切な関わり方が変わることを納得いただけて嬉しく思います。
おっしゃるように、長い子育ての中で知らず知らずのうちに、お子さんだけで無く親御さんのほうも「習慣化」していますから、一気に変えるのは難しいと思います。
特に、「関わり方」のような技術的な部分だけで無く、家族内での人間関係や親子の間のしがらみなども習慣化(固定化)していますから、我々教師がするのとは違う大変なご苦労がおありだと思います。
そして、メールセミナーなどを通じて、技術的な部分はいくらでもアドバイスできますが、長年の親子関係で刻まれてきた根深い部分については軽々しく言うことができません。
ただ、ここではあえて「根深い部分」などとマイナスな言葉を使いましたが、味方を変えれば、今まで築き上げてきた「思い出」「信頼関係」であり、我々教師や外部の人間には全く太刀打ち出来ない価値あるものでもあります。
親子で無くとも、長年近くにいると感謝の気持ちが薄れ、お互いの悪い面ばかりが見えて、不満や恨みばかりが募ることになりがちですが、そこで初心を思い返し、「悪い面ばかりで無く良い面にも思いを馳せてみてほしい」と願って作ったセミナーでもあります。
そこに気づくだけでも、遠くにあると思っていた幸せが、実は意外と手元にあったことに気づけるものだと、私自身も自分に言い聞かせております。
それにしましても、お子さんに合わせた態度に変えたことで、お子さんの良い変化がすぐに表れたのは素晴らしいですね。
上に書いたような「根深い部分」が大きいほど、こちらが変化をしてもなかなか変化を返してはくれないものです。
そういう意味では、まずい関わり方が蓄積される前の段階で、上手に関わりを変化させられたのでは無いでしょうか。
また、そのためには関わり方の工夫も必要になってきますが、励ますようなサポートはとても大事なことだと思います。
子供にいきなり全てを押しつけるような無責任な関わり方では無く、適度なサポートをすることが力強い自立には欠かせません。
ご病気で小さい頃に十分なしつけや愛情が与えられなかったとありましたが、もし本当に足りていなかったとしても、まだまだこれから与えてあげることのできるものですからね。
なお、「テレビの時間にケジメがない時はできるだけ穏やかに一言いいますが(笑)」については、とても大切なところです。
そこを許すのは単なる「甘やかし」になりますから、たとえどれだけ子供に対して愛情不足で申し訳無いと思っているような場合であっても、今されておられるように、けじめを守らせることは絶対に欠かしてはいけません。
そこで「空いた時間で勉強しなさい」という話を持ち出すようだと論外ですが、勉強とは全く切り離した別のところで、テレビを見すぎてしまう生活を純粋に心配するのは、愛情があればこその行為ですよね。
もちろん、物事には言い方と言うものがありますから、他の皆様も「ガミガミ」「ネチネチ」と言うようなやり方は避けるようにされてくださいね。
「反抗期」は自立のために必要なものですが、「激しい反抗期」は別に無くても良いものですよね(笑)
ぜひ、自立の範囲内の適度な反抗期を保ちつつ、穏やかな親子関係が築けることを願っております。
最後に、操作がしづらい中、こうしてメッセージをお寄せいただき、誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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楠木塾長
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