お世話になります。
今回のメールマガジンを読んでいて、新メールセミナーへの反響がないとのことで、
「あれ?」と思ったら、私はお返事を書きかけのままにしてありました。
ちょうど、家庭内の用事が積もりに積もっていたりして、
読み直すこともなく送信せずに過ぎてしまったようです。
新メールセミナーを楽しみにしていましたが、正会員でないと・・・と
なると、正会員に再度させて頂くことも考えねば・・・と思っています。
また、ご連絡いたします。

出せなかったお返事は、下記の内容でした。
書きかけの部分だけ付け加えて、そのまま送信します。


いつもお世話になっています。

新メールセミナーが始まるとのことで、心待ちにしています。
タイトルを見て、ドキドキワクワクという気持ちです。

さて、中二の息子ですが、先日の中間テストで初めて450点を超えました。
昨年、思うように点数を伸ばせなかったので、
中一のテストで間違いの傾向を本人と確認をしました。
その結果「基本問題のケアレスミスをなくす」取組みをしました。
(塾長がよく書かれている内容そのものですね)

国語は音読、漢字の見直し。
数学は、基礎計算の見直し。

これだけで、国語と数学が最高点となりました。
中一の頃、「勉強をしない」「勉強方法を知らない」まま
定期テストを受けていたのかが、はっきりわかった瞬間でもありました。
ここまでの状況だけならば、頑張れば点数はあがるんだよ!と
言うだけでやる気も自立の勉強にもつながる部分もあるかもしれません。
が、新たな壁がひとつできました。

塾の先生からテストの結果についてと今後のことで連絡があり、
今回、塾で立てた目標はクリアしてしまったこと、
まだ二ヶ月の在籍なので、今回のテストは塾の力ではありませんが、
目標がないとモチベーションを上げられないので
改めて目標を設定しましょうとのことでした。

塾の先生が気になっていることは、
「わかったつもり学習」と「面倒くさいことが嫌い」だそうです。

その通りです。うちの息子は「面倒くさいことが嫌い」なんですよね・・・。
性格そのものに、勉強をすることへの大きな壁が潜んでいることに気付きました。
(性格だけで片づけていいものかどうかはわかりません)

メインコラムにあった「危機感を持たない子供への親の対応法」を読んでも
頷けますが、面倒くさいことが嫌いな性格の子供への対応を
どう進めるのか・・・・・
塾の先生の言葉で、やっと本質が見えた気もします。

「本人が本当に困ったことが起きれば治るよ」なんて、
息子をよく知っている友人に言われましたが、面倒なことを取り組むのは
やはり本人が気付かないことには無理ですよね。

(ちなみに、林修先生の授業はテスト勉強で塾に行っていた息子にテスト終了後に録画を見せましたが、
「今でしょ!」を聞きたかっただけのような反応でした。もともと感情的にならないタイプの子ですが。)

ただ、せっかく気付けたことですし、意識付けをするだけでも進歩だと思うことにして、
この3ヶ月あまりの間に、私の心の許容範囲を数倍まで大きくしてくれた息子に
感謝しつつ(笑)、次回の9月の期末テスト(二学期制)まで、気を緩めることなく
過ごしていこうと思いました。
これからも、親の学びは続きそうです。よろしくお願いいたします。

 


 

 

(前半部分はご紹介すべきで無いか迷いましたが、その部分にも御返事したかったため、全て掲載しておきます)

 

新メールセミナーにつきましては、メール会員の方向けに無料で配信いたします。どうかご安心くださいませ。

前回「正会員向けに」と書いたのは、もし「やる気アップセミナー」のようなものを作った場合の話ですね。こちらはほとんど反響が無かったものですから(笑)

今回のメールセミナーも、ご期待に添えるかどうかは蓋を開けてみてのお楽しみ・・・ですが、お役に立てることを願っておりますね。

 

また、先日テストの直前に退会のご挨拶をいただきましたが、その後定期テストの結果が出たのですね。

初の450点超えとは、誠におめでとうございます。私の書いた内容はともかく、お母様のサポートが功を奏したのだと思います。

ケアレスミスを無くす方法につきましては、生徒によってカスタマイズが必要ですから、お子さんの成績がアップしたと言うよりも、親御さんのサポート力がアップしたような印象ですね(笑)

勉強内容がマッチした可能性もありますが、しっかりと分析をし、そこに意識を持たせたことが功を奏した部分も大いにあると思います。(そこまで含めてが「勉強法」であることは、すでにお分かりいただいていることでしょう)

普段の記事から正会員の内容まで、上手に活用いただき誠に嬉しく思います。

 

一方、塾についても「まだ二ヶ月の在籍なので、今回のテストは塾の力ではありません」と断言しているあたり、良い塾を選ばれましたね。

実際そのとおりで、私が塾の立場でも同じ事を言うでしょうから、信頼できそうな塾(先生)だと思います。

1つの壁を突破したのを機会として、塾の先生が示してくれたような「得点に表れない力」「内面的な成長」を支援していってくださいね。

 

なお、そもそも論で申し訳ないのですが、定期テストですぐに到達してしまうような目標は、本当の意味での目標とは言いません。

もちろん各生徒の現在位置によっても変わるのですが、例えばこれまで430点程度をコンスタントにとってきた生徒に目標を持たせるならば、とりあえず目の前の定期テストにおける450点超えは「短期」の目標であって、「中期」「長期」の目標はもう少し違ったもので無ければなりません。

そこはよくあるように「450点→470点→490点」「秋までに学年**位」「**高校合格」のような分かりやすい設定方法でも良いですし、塾の先生が示してくれたような「得点に表れない力」「内面的な成長」でも良いですし、私がよく言うような「頭の使い方」「生きる力」「心の成長」などでも良いですが、とにかくもう少し先まで見通しておくことが必要不可欠です。

そこを外すと、小さな目標に到達した途端にガス欠を起こしたり、何か見返りを要求してきたりと言った(予期できる)アクシデントや障害が発生する余地を与えることになります。

十分良い先生だと思いますから、これはかなり欲張りで理想を言い過ぎですが、先生が最初の段階で中期や長期の目標も提示してくれていたら最高でしたね(笑)

 

なお、「わかったつもり学習」は生徒の個性や習慣のような部分であり、450点を一時的な結果では無く本物にするには克服が欠かせないものですから、早い段階で修正をしておきたいですね。

一方、「面倒くさいことが嫌い」なのは、ほとんど全ての生徒(どころか大人も)がそうですから、程度の問題となります(笑)

こちらは勉強だけで無く、仕事や社会で生きていく力にも通じるところですから、勉強の指導と言うよりも、人間の指導のような部分が含まれてきますから、できれば親御さんのサポートをしていきたいところです。

「面倒なことからは逃げる」ことが完全に習慣化してしまう前に、「面倒なことでも立ち向かう」という良い習慣をつけさせてあげてくださいね。

 

ちなみに、「本人が本当に困ったことが起きれば治るよ」は間違いでは無いのですが、これは別にこの問題で無くとも全てについて言えることであり、テレビなどでよく見かける実際には役に立たない評論家の指摘と同じですよね?(笑)

困った時に乗り越えられる素質や土台のある人はそれで良いのですが、そのまま潰れてしまうか、逃避してしまう人のほうが圧倒的に多いのが社会の現実です。(これは生徒だけの話ではありません)

得点力から見て、お子さんがそういう素質や土台は持っている可能性は高そうですが、勉強でできても他の事でできるとは限らないため、長い人生で考えると、やはり打てる手は打っておくに越したことは無いでしょう。

ただ、このあたりは指摘をしてくれた塾も考えがあるはずですから、まずは焦らずそちらと歩調を合わせていかれるのが良いと思いますよ。

 

親の学びは、子供が巣立つまで続くものですから、まだまだ大変だと存じますが、これからも頑張っていってくださいね。

私も負けないように学びつつ、参考にしていただける内容をお届けできるよう頑張って参ります。

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楠木塾長

指導歴20年以上のプロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行う。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。