とても的を得ている、というのが率直な感想です。そして、漠然と感じていたことを文章として明確化してくれたのがこのセミナーでした。
ただ、わかってはいるけどなかなか・・・親もふつうの人間で、自分の気持ちをコントロールしながら対応しているにも関わらず100倍になって反撃されるとめげます(笑)
だから私は思うのです。思春期の子供を持つ母親への心的支援の必要性を。
そして現実にはその支援はほぼ無いに等しく、母親達は孤独の中でがんばっているのだと。
アメリカくらいにカウンセリングやソーシャルワークが身近だともっと母親は健全に変わることができ、その結果子供達が変わっていく。
つまりは日本全体の将来が変わるのに・・・と話が大きくなってしまいました。ありがとうございました。
率直なご評価をいただきまして、誠にありがとうございます。
ただ感じることから、明確化することへ。ただ明確化することから、日常の中で強く意識することへ。ただ意識することから、具体的な行動として実践することへ。ただ実践することから、状況に応じて効果的に適用することへ。
こうして見ると、それぞれに大きなハードルがあり、「ただ何となく漠然と感じる」状態が、いかに危うい状態かが分かりますね。
そして、おっしゃるように、思春期の子供を持つ親御さんへの精神的支援はとても重要だと思います。
もちろん、両親で協力して見ていても、喩えようのない孤独を感じる場面もあるでしょう。
個を重視する社会になった結果、個々が好きにやれる機会も増えましたが、精神的な孤独を感じる機会も増えてしまったように思います。
ただ、日本には、アメリカのように「お金を払ってカウンセリングを受ける」という感覚がまだまだ乏しいですから、同じように広がるのは難しい面もありそうです。
実際、公的な相談所やカウンセラーは、無料か低価格の代わりに、効果も改善も見られない低質な場合が多いですから、とても健全な状態とは言えません。
アメリカのように専門家として認知されるか、NPOのような社会活動が広まるかはともかく、そうしたことに従事する人へ、正当な対価なり保証なりが提供される世の中になることが、同時に必要になりそうです。
一方で、最近のママ向けカウンセラーやコーチは、富裕層を対象としているのか、上昇志向が強いのか分かりませんが、随分と高額な料金設定をしている人が多いですから、これもこれで一般化、普遍化するのは少々問題があります。
元ママさんや現役ママさんたちを中心に、パパ経験者や教師経験者も交えて、適正な価格で適正な支援が行えるようなシステムとネットワークが、地域ごとに生まれたら良いのかもしれませんね。
(すでに取り組んでおられる方や団体も存在しそうですね。もし関わっている方がおられましたら、お話をお聞かせくださいませ)
こちらこそ、メッセージをお寄せいただきまして、誠にありがとうございました。
楠木塾長
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