よろしくお願いします。
小学校6年の息子ですが、4月生まれなので反抗期真っ只中です。
ここ横浜市はクラスの半分が中学受験をしますが、息子は、4年5年と難関校向け進学塾に通っていましたが、2月に家の都合で受験を断念させました。
10月まで、我慢をしていたようですが、回りが受験の追い込みを始めるころになったことと、今頃、中学受験も今からなら間に合うと声をかけたのがきっかけでついに爆発。
受験と聞くと、家の中で暴れるようになってしまいました。
親が変わらなければ、息子は助けられないと思い、ホームページを検索したところ、塾長のブログにたどり着いたしだいです。
反抗期セミナーの受講開始時点でいただいたコメントですね。
首都圏では中学受験が当然のようになり、幼少時からの学校選びに塾選びと、保護者の皆様も早い内からなかなか心が休まらないと思います。
昔は、小学校と言えば伸び伸びと遊んで過ごしたものですが・・・物質的には豊かになれども、子供にとっても親にとっても、本当に生きにくい世の中になりましたね。
今回は、家の都合で1度断念させた上での再度の声かけということですから、爆発してしまったお子さんの気持ちも分からないでもありません。
もちろん、だからと言って暴れることが許されるわけではありませんが、きっと心の叫びを上げ続けてきたのを気づいてもらえず、否応なく行動で表に出さざるを得なかったのかもしれませんね。
そこでお子さんを押さえつけることも可能ですが、あえて「親が変わらなければ」と思われたtsutor様は素晴らしいと思います。
きっとお子さんの中にも忸怩たる思いがあると思いますから、少しずつ心を開いていって、そこのところを吐き出させてあげられると良いですね。
ぜひ、中学受験を後悔と忌まわしさの思い出にすることなく、前向きな気持ちで中学へと進学していただきたいと思います。
最近はとかく「夢を追え」というような風潮が強いですが、与えられた環境によっては持てる夢にも制限があるのが現実です。
そして、本当に大事なのは今の環境の中で最善を尽くすことであり、そうして初めて与えられた環境の壁を超えられるのだと思います。
また、即物的、近視眼的な夢や目標は環境が整わなければ手に入らない一方で、本当の人生の成功や幸福とはそういったものとはまた別のものであることのほうが多いものです。
受験を意識しだすと、お子さんも親御さんも、つい「難関校」「ブランドイメージ」「良い環境」「進学、就職に有利」といった言葉に追い立てられて、それが当たり前かつ唯一最大の指標だと思い込んでしまいがちですよね。
しかし、お子さんの人生も、親御さんの人生も、もっと柔軟なものであって良いはずですし、幸福や成功に至る道や可能性も、もっと広くて多岐にわたるものだと思います。
受験指導を業としているものが言うべき言葉では無いですが、特にこれからの時代においては「たかが受験」です。
たかが受験くらい乗り越えられないようでは人生は厳しいというのも事実ですが、たかが受験ができたくらいで人生がうまくいくほど甘いものでは無いのも事実です。
ですから、受験に必死になってどうにかこうにか良い成績をとり燃え尽きるような受験オンリーの生き方ではなく、受験の価値も無意味さも両方知ったその上で受験に挑み、乗り越えていくような物の見方、生き方が、お子さんにも伝えていけると良いですね。
こうしてメールセミナーをお読みいただけるのもご縁かと思いますから、これから配信されていく内容も参考にしていただけましたら幸いです。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
(その後、反抗期の改善にあわせて「やる気の出る勉強法セミナー」へと進んでいただいております)
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楠木塾長
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