はじめまして。
中学校1年生の息子をもつ母親です。色々あって母子家庭です。

将来のために勉強の必要性を話し、少しでも勉強してもらいたいのに遊んでばかりで、勉強は少しの時間しかしていません。
このままだと、入れる高校もなくなるのではないか?と今から心配しています。

私はもともと成績はよくありませんでしたが、褒めてくれない母親に少しでも認めてもらえるように頑張っていた子供です。
わが子の事は少しの事でも褒めるようにしていますが、勉強をする姿勢に変化がなく、試験の結果も芳しくありません。
明日からテスト期間に入るというのに、今日も遊びに行ってしまいました。

先生のブログを読んで、色々参考にしたいと思います。自分に今できることを頑張ろうと思います。

 


 

 

「褒めて育てるべき」と言う意見は多いですが、「褒めると調子に乗る」と言う意見もあって、その難しさに悩まれる親御さんも多いことと思います。

実際に、昔のみかんときんかん様のように、褒めてもらえないから頑張る生徒もいれば、お子さんのように、褒めても頑張らない生徒もいます。

他にも、褒めること自体が難しい親御さん、褒められることは褒められるが上手な褒め方が難しいと言う親御さん、褒めてもうまくいかないと言う親御さんなど、いろいろな状況がおありでしょう。

 

個人的には、「褒める」ことは必ずしも良い効果を生むわけではなく、使い方を誤れば・・・いや、たとえ誤らなくとも、マイナスの効果を生むものだと考え、常に注意して使うようにしています。

「褒める」を万能薬や無害なサプリメントのように考えると危険で、一般の薬と同じく「合う合わない」「副作用」「アレルギー」などがつきものだという観点が大切なのですね。

多くの親御さんだけでなく、指導者の方でも勘違いしている部分ですから、なかなか難しいところではございます。

ただ、褒めたからと言ってうまくいかないと言うのは、決して不思議なことでも不自然なことでもございませんから、ぜひ「効果のある褒め方」と「褒める以外のアプローチ」の両方を試行錯誤していっていただきたいと思います。

そして、こうしてお母様が頑張られているのですから、お子さんも今できることを頑張ってくれるようになると良いですね。

 

他にも母子家庭の読者の方がたくさんおられますが、本当に大変なことと思います。

もちろん、どこのご家庭でもそれぞれに応じた大変なご苦労がおありかと存じます。

ブログやメールマガジンが少しでもお役に立てましたら誠に幸いです。

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楠木塾長

指導歴20年以上のプロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行う。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。