メールマガジン「週刊 楠木塾」の読者からいただいたメッセージ
いつも楽しく拝読しております。
システム変更などの作業は大変そうですが、無事に完了しそうなご様子で良かったです。
さらに新しい内容も考えているようでしたので、今後の配信も楽しみにしております。
Vol.25の思考力シリーズも興味深かったです。
思考力という言葉をよく耳にするようにはなったものの、実際のところよく分らずにいました。
Vol.25を拝読し、思考力とはどういうことかや、さらに思考力を伸ばす上での基礎の大切さを、我が家の今までの様子を振り返ってみて実感いたしました。
今回は勉強に置き換えてのご説明でしたが、日々の生活からも思考力を伸ばすことが大切というか必要なことだと、改めて思いました。
しかし、そういうことを考えると子供が通う中学校の生活の中で、はたして本当に思考力を伸ばすようなことをしているのか疑問に感じたりもしていました。
先日の塾長様のブログにありました通知表に関する内容について、以前から感じていたことがそのままズバリと記されており、周囲に聞くに聞けないような言うに言えないような内容でしたので、塾長様のブログを拝読し安心というかスッキリしました。
塾長からのお礼とメッセージ
いつも御覧いただき、誠にありがとうございます。
ご期待に添って、より良い環境で配信できるよう頑張って参ります。
思考力については最近わりとよく話題になりますよね。
実際にはいくつかの細かい要素の複合となるのですが、あまり細かいことを書いても分かりづらいですよね。(指導者としては知っておくべきことですが、親御さんにそこまで必要とは思いません)
また、他と同じ様な事を書いてもおもしろくないため、あえて私なりの見解を書いています。
そのため、私のものをスタンダードと受け止められると、少々語弊がありそうです。
特に、私が良く言う「日々の生活も含めた広範な思考活動によってこそ、生きる上で役立つ思考力が伸ばせる」という主張は、思考力というのをそこまで意識して指導していない方が多いせいか、教師としては「異端」のようなところがありますから、いくらか割り引いてお読みくださいませ(笑)
中学校生活の中で、本当に思考力を伸ばすようなことをしているかが疑問に感じるとは、鋭いご指摘だと思います。
正直なところ、どちらかと言うと今の学校教育は、思考力を奪うものになっています。特に「通知表」は、無思考型の人間のほうが良い成績をとりやすいです(笑)
よく指摘されるように、これからの時代に必須とされる「創造力」「コミュニケーション力」「語学力」などは、奪うとまでは言いませんが、十分に育てているとはとても言えません。
「世界で通用する人材の育成」などと大げさなことが言われますが、それ以前の「社会に通用する人材」「生きる力をもった大人」という意味でも、むしろ真逆に近い教育がなされていますよね。
もちろん、その学校を補完することが目的である塾でも、同じ様な状況があるのですけれども・・・
ただ、そういった力を伸ばそうとすればするほど、内申対策や受験対策からは遠ざかりがちだと言うのが問題です。
文武両道では無いですが、生きる上で必要な力の育成と、受験で結果を出すことを両立できるような指導を、標準化、一般化していけたらというのが私の願いの1つです。
しかし、自分で直接指導しても「常に」うまくいくとは言いがたい状態では、自分以外の人が指導してもうまくいくような普遍化ができるはずも無いですからね(苦笑)
まだまだ一層の修行と研究が必要です。
ただ、今までは生徒と直接関わることがほとんどで、面談や保護者会があると言っても、親御さんとの関わりが多いとは言えませんでした。
しかし、今はこうして親御さんの声を直接お聞きする機会をいただき、また「反抗期」への対応についての知見を深めたことで、その頃とは視野も懐も格段に広がったと感じています。理系っぽく言うなら、今までが「変域」を広げる成長だったとすると、今回は「次元」が増えた感覚ですね。
全ての教師がこういった経験をする時間と環境を持てるわけではありませんから、興味や向上心をお持ちの方に向けて、せっかく得たものを何らかの形で広め、共有できれば・・・と思うことはありますね。
生徒からもたくさんの学びをもらいましたが、読者の皆様からもこうして多大な学びをいただけますこと、誠にありがたく思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。
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楠木塾長
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