いつも丁寧な言葉で時には厳しく導いていただきメールを拝読するたび感謝しております。
以前より少し風変わりな校風の為、勉強の進め方、塾選びが難しくご相談させて頂いたり、ブログを拝読させていただいておりました。
そして、娘も中学2年生となりました。

少々荒業で私立受験塾へと通わせたのですが、そこで塾長様には基礎が抜けてしまうという不安要素をご指摘いただきました。(感謝しております)
案の定、そのようになり、塾では難しく、学校での成績も中途半端という時期が続きました。
塾を変えるかえないで、親子喧嘩が中一の秋頃にはよくあり、思春期(子供から大人へと成長している)とはこのことかと実感いたしました。

しかし、自分が思っている以上に成績が下落し、心底、勉強のやり直し、勉強の仕方を変えなければと感じたのが年明け。
塾を変えたくないとの一点張りなので、塾の先生に相談し、どこをどのように勉強すればよいのかアドバイスをもらうようにと親として助言いたしました。
今は、頂いたアドバイスを行動に移しているようです。
まだまだ模索中の様ですが、勉強の仕方、取り組み方を変え、自分なりに取り組む姿が見え始めております。
結果が伴うかどうかが大切なのですが、すぐにはみえないものとのこと。
今は見守っている状態です。
呑気な親と笑われるかもしれませんが、こんな親もいますというご報告です。
中2の母、まだまだ迷走中です。
いつもの感謝そして今後ともよろしくお願いいたします。
乱文失礼いたします。

追伸。。
鬼のようなメールが塾長様に届くのはわかるような気がいたします。
これからもいろんなお話が伺いたいという気持ちでいっぱいです。
迷える保護者のためにもどうかご自愛くださいませ。

 


 

おひさしぶりでございます。

この度は、メールマガジンへのご感想をお寄せいただきまして、誠にありがとうございます。

また、御返事が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。

 

当時お話した不安要素が現実になってしまわれたのですね。

未来予想が当たるのは、それが良いものであるならばともかく、悪いものの場合は少々心苦しく感じます。

ただ、心の準備ができていたぶん、お子さんを責める気持ちなどにも多少のブレーキはきいたかもしれませんから、全くの無駄では無かったと願います。

 

しかし、分かっていてもなかなか避けられないのが、教育や子育ての難しいところですよね。

生徒たちを見ていると、環境(主にご家庭)のもたらす影響の大きさを強く感じるわけですが、今回のように塾という環境を変えずに結果だけを変えようとするのもまた難しいことだと、改めて感じました。

 

塾が生徒から強い信頼を得ることは大切ですが、それが裏目に出てしまう場合もあります。

個人的には、塾に合わない生徒の場合、たとえ自塾の不利益になっても他の塾に行くように促すべきだと思っていますが、さすがに塾も商売ですから、そういった対応を広く一般的に求めるのは現実的ではありません。

そういう場合の親御さんとしての対応は、今回されたように塾に個別のアドバイスをもらって、塾側の指導という形に持っていくのが一番ですから、とても良い対応をされましたね。

(子供が納得していない場合に、ご家庭の判断で無理にやらせると、塾の指導と衝突することになりやすく、結果が極めて出にくくなるからですね。塾側から言ってもらうと、塾の普段の指導との整合性が取れるようにしてくれますから、指導法(勉強法)の衝突が起きません)

 

先生と話をしてすぐにお子さんの前向きな姿勢が見られたようですから、しばらくは見守ってあげるのが私も良いと思います。

呑気とありましたが、むしろ「口出しせずに見守る」ほうが、「思ったことをそのまま口出しする」よりもはるかに難しいことですよね。

じっと黙っているのは大変だと思いますが、塾の先生が積極的に指導してくれている間は、そのままじっくり見守ってあげてくださいね。

 

ちなみに、前向きな姿勢を引き出すのは、生徒から信頼されている先生が個別に話をすればそうなって当たり前ですから、問題になるのはその先ですね。

私立受験指導のノウハウと公立受験指導のノウハウは違いますし、上位向けのもともと良く出来る生徒向けの指導ノウハウと、1度苦手になった生徒や積み残しの多い生徒向けの指導ノウハウも違いますから、うまくいくかどうかは、お子さんの頑張り以上に、先生の力量次第の面もあると言えるでしょう。

さらに「結果が伴うかどうかが大切」なのもそのとおりで、結果がすぐには見えないのも事実ですが、ある程度は見えるように指導しないと、生徒のやる気や前向きな姿勢が消えてしまいます。

多くの先生は「結果はすぐには出ないからじっくり待ってほしい」と言いますし、そのとおりなのですが、これを自分の指導力不足を隠す言い訳にして、何の結果も出ない状態で「じっくり待て」と指導する先生も一部にいるのは困りものです。(そこで待てる生徒は、はじめからできる生徒ばかりで、途中でやめる生徒に「やめた生徒が悪い」と責任転嫁する流れが待っています)

ただし、親御さんから見て分かる結果(定期テストが上がる、通知表が上がるなど)である必要は無く、お子さんにとって「手応え」を感じられるものであれば良いですから、教える側からすると、そこまでハードルが高いものでもありません。

一方で「親御さんから見て分かる結果」を性急に求めすぎる親御さんも多いのですが、これは百害あって一利なしで、ご家庭内では勉強嫌いの子供が作られてしまいますし、塾としても教えにくいですから、親御さん側の視点としては、書かれていたような泰然とした態度でおられるのが良いと思いますよ。

 

最後に、追伸までお寄せいただきありがとうございます。

これからも参考にしていただけるところがありましたら誠に幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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