今回のメールマガジンにあった、生徒のよく言う「どうせ無理」も、元をたどれば「健全な自信」が育っていないことに背景があります。

ただ、何でもかんでも自信をつければ良いかと言えばそうでは無く、実は自信にも「正しいつけさせ方」があります。

 

今はあちらこちらで「自信をつける」ことの大切さが言われますが、ただ単に自信をつけようとするだけだと落とし穴にはまります。

実際に周りを見回しても、自分が馬鹿で無能だと決めてかかる「自信不足」の状態の生徒だけで無く、実力が伴わないくせに口だけ達者な「自信過剰」の状態の生徒もたくさんいますよね。

自信不足の状態はよろしく無いですが、どんな薬も過ぎれば毒になるように、自信過剰の状態も望ましいものではありません。

最近は褒めることの大切さばかり偏って吹聴されるせいか、「やればできる」と言うだけでちっともやらない(仮にやろうとしてもやれない)、根拠の無い自信に寄りかかる困った子供も増加しています。

 

ただ、そうした生徒に対して「1度痛い目を見るしかない」としか言わない(言えない)先生も多く、もちろんそれはそれで1つの方法なのですが、あくまで「数ある選択肢の1つ(の中でも下策の部類)」であることさえ理解していません。

今回は、親御さんだけで無くプロである教師でさえも陥りがちなそうした誤解に触れつつ、「正しい自信のつけさせ方」の方法論について簡単に書いてみました。

もしもいきなり実践できてしまったら、そのあたりの先生よりもレベルの高い指導ができるようになってしまいそうですが(笑)、実際は「分かる」と「できる」の間には大きな溝がありますから、1つのヒントとしてお読みいただければ幸いです。

 

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楠木塾長

指導歴20年以上のプロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行う。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。