ご存知のとおり、睡眠は学習効果との高い関連性が指摘されています。

人間の記憶が、睡眠中に整理され、定着する仕組みは、ご存知の方も多いでしょう。

徹夜で勉強するよりも、軽くでも睡眠を挟んだほうがテストの成績が上がるなど、様々な実験結果もあり、「賢くなりたければ、ちゃんと睡眠をとる」のが今や世界の常識となりました。

 

さらに、創造的な仕事をする人が睡眠をうまく活用しているのも有名な話です。

例えば、美術の教科書にも出てくるサルバドール・ダリは、手に鍵を持って昼寝をし、うとうとした時に鍵が落ちた音で目を覚まし、その夢うつつの状態で見た雑多なイメージからインスピレーションを得て、数々の作品を生み出したと言います。

アインシュタインも同様のことをしていましたし、古くはアリストテレスなども入眠時のクリエイティブな脳の働きを活用していたそうです。

 

創造性はともかくとして、少なくとも「暗記」に関しては睡眠との関連性が科学的にも強く示唆されていますから、暗記学習を終えた後は、しっかりと睡眠をとるようにしたいですね。

ただ、「記憶に残りやすくなるから睡眠しましょう」と生徒に伝えても、なかなか言うことを聞いてくれません(笑)

そこで今回は、ここ数年で判明した科学的事実を中心に、勉強以外も含めた睡眠の効用をご紹介しつつ、生徒への伝え方についても触れてみます。

最近は、慢性的に睡眠不足の生徒も多いですから、雑談のような雰囲気で話しながら、結果的にしっかり睡眠をとる状態に持っていくのはいかがでしょうか。

 

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楠木塾長

指導歴20年以上のプロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行う。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。