こちらは、反抗期・高校受験・勉強法・塾選び・依存対応・・・など、小中学生の教育や子育てに関して、ブログやメールマガジンにお寄せいただいたコメントやメッセージをご紹介しています。
お問い合わせとしていただいたものもあれば、ブログやメールマガジンのご感想としていただいたものもありますが、「教育相談」としていただいたものは除いてあります。
それでも、必要に応じてアドバイスなども含まれていますから、よろしければ参考にしてくださいね。
目次
現在反抗・問題行動・受験と色々重なりとても悩んでいます。
中3息子の母です。
現在反抗・問題行動・受験と色々重なりとても悩んでいます。
先生のブログにもっと早く出会っていれば・・・
いや 今からでも間に合いますよね?
今からでも間に合いますよね?
この時期は様々な問題が重なり、お子さんだけで無く、親御さんにとっても大変な時期ですよね。
しかし、まだ9月です。もちろん間に合いますから、まずは気持ちを強く持ってくださいませ。
最も問題行動が起きやすい時期
まず、最も問題行動が起きやすいのは中3の夏休みです。つまり、逆から見れば、今がピークです。
子供を傷つけ駄目にするような関わり方ですと、ここからも悪くなるばかりですが、手の打ち方を間違えなければ、良くはなっても悪くはなりません。
ここからの関わり方次第で、改善の余地は大きいと思っていただいて構いません。
ここからは改善もしやすい時期
また、ここからは受験意識も高まって、勉強の面でも改善しやすいです。
学力の面でも学習姿勢の面でも、むしろこれからが最も劇的に向上しやすい時期ですから、諦めるのは早すぎます。
もちろん、改善しないままに受験が終わってしまうと、気が抜けて悪い状態のまま固定化されてしまいますから、タイムリミットを控えた時期とも言えますから、悠長なことは言ってられませんよ。
ただ、これからの時期がチャンスであることは間違いありません。
そして、自分の力で受験を乗り越えることで精神的に成長し、さらに、受験に向けて親子が同じ方向を向くことで、反抗期についても改善のチャンスと言えます。
ただし、自分の力で乗り越えると言っても、純粋に自力で何とかできるだけの力がある生徒は少ないですから、実際は十分なサポートが欠かせません。
そのサポートの形が、直接的なものになるか間接的なものになるかがご家庭ごとの方針によって変わるだけで、サポートの必要性自体は絶対に変わりません。
(小さい頃から適切かつ十分なサポートをしてきたことで、もう親のサポートが必要無いほどに成長している生徒であれば、もちろん最低限で済みます)
先生のブログにもっと早く出会っていれば・・・
確かに、理想を言えば、もっと早くから始めているに越したことはありませんが、今からでも決して手遅れではありません。
中3の前半は特に悩み事やトラブルも多かったと思いますが、そうした経緯で親も子も切羽詰まっているからこそ、良い方向への変化も起こしやすいわけです。
これからの時期は、子供にとっては一番の成長の機会であり、親御さんにとっても一番の頑張りどころだと言えます。
実際、毎年多くの生徒たちが、この時期を通じて精神的にも大きく成長していくものですからね。
そして、この時期にうまく自立させることができれば、高校からは一気に手がかからなくなりますから、手のかかる最終段階にすることもできます。
そこまでは難しいかもしれませんが、「まだまだ勝負はこれから!」と思い、前を向いて頑張ってくださいね。
注意が必要な長女タイプの落とし穴をチェックしたいと思いました
いつも拝見しております。塾長さんのアドバイスは、どの方のアドバイスより参考になります。
何故なら、きちんとした真面目なタイプなので、あまり他のお子さんの様な反抗的な行動は見当たらないからです。
本日のブログのご相談内容のお嬢様、ウチの娘にタイプがそっくりなので、是非、注意が必要な長女タイプの落とし穴をチェックしたいと思いました。
続きの注意点を教えて頂きたいと存じます。
塾長さんのアドバイスは、どの方のアドバイスより参考になります。
どの方よりも参考になると言っていただきまして、誠にありがとうございます。
反抗的な行動が見当たらないのは、他の親御さんからすると羨ましいかもしれませんね(笑)
もちろん、それはそれでまた別の悩みが出てくるわけですから、一概に良いことばかりとは言えないと思います。
(例えば、反抗期が全く無い代わりに、自立心も無いお子さんもいます)
今回お問い合わせをいただいたのは、先々週にお届けした「無料教育相談」についてですね。
続きを教えてほしいとのことですが、そのままブログ・メールマガジンにて配信させていただきました。
そちらでよろしいかと思いますが、もしそういう意味ではないようでしたら、メールマガジン内のメールフォームから、さらに聞きたい内容などについてお寄せくださいね。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
子供たちを、儲け主義の犠牲にされてはたまりません
子供たちを、儲け主義の犠牲にされてはたまりません。
塾長さまや、自学ができる子供の指導者の方々は、日本のこれからの担い手を育てていらっしゃると思います。
大変な仕事ですが、自学ができる子供たちが、多数派になったら、未来の日本が明るいと思います。
儲け主義の塾と、良心的で力のある塾
温かい励ましのお言葉を誠にありがとうございます。
塾に依存させない自立的に学ぶ力を育てている指導者は、他塾と比べて経営的に苦しくなることも承知した上でそうした指導をしておられるわけで、他の指導者よりもはるかに強い覚悟を持って教育にあたっておられる方々だと思います。
不肖の私はともかく、そうした力のある先生方の中には、学歴だけでない本当の生きる力を育み、日本のこれからの担い手を育てるような尊い指導をされている方々が必ずいらっしゃると思います。
そうした方々が活躍する塾や教室の存在を生徒や保護者の方へご紹介し、共有できるような仕組みが構築できれば、指導者の皆様への経営的な面での応援にもなると考えています。
ただ、そういう方々ほど、宣伝やお金の絡むことについて自分から積極的に手を挙げようと考えない人が多いと思いますから、まずは私のほうで一定の形を作り上げるところまで持って行けたら素晴らしいですね。
塾長さまや、自学ができる子供の指導者の方々は、日本のこれからの担い手を育てていらっしゃると思います。
これからの日本の担い手と言うと、次世代のリーダーや政治家、エリート官僚、大企業の社長などを思い浮かべがちですが、例えば経済で言えば、実際の日本の原動力は企業全体の9割以上を占める中小企業ですよね。
ベンチャースピリット溢れる若き起業家はもちろんのこと、世間的には無名でスポットライトも当たらないような研究者や技術者、グローバルどころかごくごく身近な地域で活躍し、身近な人々のために頑張れる若者が増えていくこともまた、これからの日本の未来を本当に明るくすることにつながるはずです。
ですから、おっしゃるように個々の生徒が自ら学び、自ら人生を生き抜く力を身につけさせた上で社会に送り出すことは、確実に未来への投資と言えるでしょう。
そうしたお子さんを育てようと頑張っておられる多くの親御さん、そして、そこに携わる指導者の皆様には、共感以上の何か熱い思いを感じる今日この頃です。
儲け主義で力の無い悪質な塾を駆逐し、テストや受験だけでなく、未来に繋がるような力を育む教育や指導者の輪が広がっていくことを心より願いつつ、感謝の御返事とさせていただきます。
誠にありがとうございました。
子供にやる気があるので助かります
私の教材の選び方を紹介します。
社会:
学校のワークの解答欄に無く定期テストの解答欄に有る文言が
なるべく多く出されている問題集を選びました。
数学:数学ではなく算数の速度と精度が
不十分なので百算数と中学入試問題集を選びました。
数学の問題集は手持ちの物で十分と考えました。
国語:教科書もワークも読解・漢字・文法がごちゃまぜで
使いにくいし体系的に理解しにくいと思いました。
苦手の文法と漢字を克服するため評判の良い
文法参考書と教科書準拠の漢字問題集を選びました。
また読む速度が不十分なので読むだけトレーニングに
過去入試問題集を選びました。
英語:国語同様に苦手の文法を体系的に理解するため
文法参考書と教科書CDを選びました。
でも問題集選びより重要なのは運用(使い方)だと思うので、
実行内容を決めたり管理表を作成したりスキャナや
レーザープリンタやリングファイルもフル活用です。
子供にやる気があるので助かります。
教材選びの体験談をお寄せいただきました
先日の勉強法の話に合わせて、教材選びの体験談をお寄せいただきました。
お子さんの現状学力や目指すレベルなどが全く分からないため、私の方からこれらの勉強法についてコメントをすることはできませんが、せっかくいただいたものですからご紹介させていただきますね。
小学生用教材から入試過去問まで幅広く使っているところを見ると、かなり研究されておられるのだろうと思います。社会の問題集の選び方も、定期テスト対策の観点ではとても良いですね。
(そのぶん、お子さんに特化した内容になっており、一般的な生徒にはお奨めできない内容もありますから、読まれた方はあくまでも参考としてくださいね)
でも問題集選びより重要なのは運用(使い方)だと思うので
「子供にやる気があるので助かります」については本当にそのとおりなのですが、子供のやる気と自立心を高めてこられたかどうかも、これまでの親御さんの関わりの積み重ねが大きいですからね。
大人でも余計な口出しをされれば嫌がりますし、逆に本人がやる気や興味を持っていることであれば、むしろ喜んで聞くようなことも起こるのは、勉強に限った話ではありません。
そういう意味で、上手に関わられて来られたのだろうと想像しています。
おっしゃるとおり、重要なのは選択以上に運用のほうですから、そういった点でも配慮されているのは心強いですね。
後は、依存状態にすることだけないように、自立的に学ぶ力を育てながら徐々に手を離す方向を目指して、これからもサポートしていってくださいね。
自分で計画を立てる、自分でやる、と宣言した時は、本当に感動し期待し過ぎてしまいました
娘が自分で計画を立てる、自分でやる、と宣言した時は、本当に感動し期待し過ぎてしまいました。
英語は30点台で母親としては、愕然としたのですが、本人は、「さっぱりわからなかったのに前日に徹夜して頑張ったから30点取れたのだ」と悪びれずに言ってました。
前日前に勉強しないからなのに…。(-_-#)
学校での席も一番後ろです。
成績いい子は最前列です。
まるで塾みたいです。
席を決める係の生徒が決めたんですけどね。
「賢い子が前でバカは後ろに集めてある」と抗議したのはうちの娘だけだったそうです。
自分はバカ組と認めて発言するとこがすごくて笑えます。
今は進研ゼミの教材を復習にやってます。
ボチボチなのですが。
悩ましい日々は続きますが、
お母さんが滅入っても何も変わりません。
お母さんがくじけないように模索していきたいと思います。
学校での席も一番後ろです
その席決めはかなり問題がありますね。許してしまう先生にも大きな問題を感じますが・・・誠に困ったものです。
それほどひどい環境なのに、落ち込んでしまうのでも、押し黙ってしまうのでもなく、きちんと自分の意見を言えるというのは素晴らしいことです。
勉強はともかく、生きる力については育っておいでだと思いますよ(笑)
ただ、生徒が自分で自分を馬鹿と言ううちは伸びませんから、塾に預けたとしても、そこの先生に相当力が無い限りは苦戦しそうですね。
前に「自分のことを自分で馬鹿と言うな!」と、生徒が言う度に叱っている先生もいましたが、一向に変わる気配はありませんでした。そんな直接的な言い方だけ言わなくなれば苦労しませんよね(苦笑)
(しかし、そういった発言をやめないうちは成績が上がりませんから、私は別のアプローチで言わなくさせます)
親御さんの「勉強しなさい」も効果が無いですが、それと同じレベルの指導しかしない塾や教師もたくさんありますから、決して親御さんのレベルが低いわけでは無いと思います。
ただ、本当に問題なのは、相対的にレベルが高いか低いかではなく、目の前のお子さんを変えるための方法論と努力と気持ちがあるかどうかですからね。
悩ましい日々はまだまだ続くかと思いますが、めげることなく頑張ってくださいませ。
英語の実力テストはすぐに上がりにくい
なお、ここからは読者の方向けですが、英語に関しては前回も書きましたように、少し勉強したくらいでは、すぐに点数が上がりにくい教科です。
別の会員の方で、今回の英語のテストが10数点アップしたという報告もいただいていますが、正しい勉強法をするだけでなく、親御さんが横について手伝ってあげたりしながらの成果です。
そして、それはあくまでも定期テストの話であって、それだけ頑張っていても、実力テストをすれば1点も上がっていないはずです。
中2、中3となるにつれて「英語は上がるのは難しく、下がるのは簡単」という一方通行になりますから、もし短期で成果を出したい親御さんたちは、理科や社会を勉強されたほうが良いでしょう。
がっかりすることが分かっていることを頑張らせるのは、生徒もかわいそうですから・・・。
とても的を得ている、というのが率直な感想です
とても的を得ている、というのが率直な感想です。そして、漠然と感じていたことを文章として明確化してくれたのがこのセミナーでした。
ただ、わかってはいるけどなかなか・・・親もふつうの人間で、自分の気持ちをコントロールしながら対応しているにも関わらず100倍になって反撃されるとめげます(笑)
だから私は思うのです。思春期の子供を持つ母親への心的支援の必要性を。
そして現実にはその支援はほぼ無いに等しく、母親達は孤独の中でがんばっているのだと。
アメリカくらいにカウンセリングやソーシャルワークが身近だともっと母親は健全に変わることができ、その結果子供達が変わっていく。
つまりは日本全体の将来が変わるのに・・・と話が大きくなってしまいました。ありがとうございました。
ご感想をお寄せいただいたメールセミナーはこちらです。
支援はほぼ無いに等しく、母親達は孤独の中でがんばっているのだと
率直なご評価をいただきまして、誠にありがとうございます。
ただ感じることから、明確化することへ。ただ明確化することから、日常の中で強く意識することへ。ただ意識することから、具体的な行動として実践することへ。ただ実践することから、状況に応じて効果的に適用することへ。
こうして見ると、それぞれに大きなハードルがあり、「ただ何となく漠然と感じる」状態が、いかに危うい状態かが分かりますね。
そして、おっしゃるように、思春期の子供を持つ親御さんへの精神的支援はとても重要だと思います。
もちろん、両親で協力して見ていても、喩えようのない孤独を感じる場面もあるでしょう。
個を重視する社会になった結果、個々が好きにやれる機会も増えましたが、精神的な孤独を感じる機会も増えてしまったように思います。
ただ、日本には、アメリカのように「お金を払ってカウンセリングを受ける」という感覚がまだまだ乏しいですから、同じように広がるのは難しい面もありそうです。
実際、公的な相談所やカウンセラーは、無料か低価格の代わりに、効果も改善も見られない低質な場合が多いですから、とても健全な状態とは言えません。
アメリカのように専門家として認知されるか、NPOのような社会活動が広まるかはともかく、そうしたことに従事する人へ、正当な対価なり保証なりが提供される世の中になることが、同時に必要になりそうです。
一方で、最近のママ向けカウンセラーやコーチは、富裕層を対象としているのか、上昇志向が強いのか分かりませんが、随分と高額な料金設定をしている人が多いですから、これもこれで一般化、普遍化するのは少々問題があります。
元ママさんや現役ママさんたちを中心に、パパ経験者や教師経験者も交えて、適正な価格で適正な支援が行えるようなシステムとネットワークが、地域ごとに生まれたら良いのかもしれませんね。
(すでに取り組んでおられる方や団体も存在しそうですね。もし関わっている方がおられましたら、お話をお聞かせくださいませ)
こちらこそ、メッセージをお寄せいただきまして、誠にありがとうございました。
中1の娘の指導に悩んでいます
MERU様
中1の娘の指導に悩んでいます。自発的に勉強するような子になってくれるために親がどう接するべきか学ばせていだだきたいと思っております。よろしくお願い致します。
指導とありますから、今は親御さんが積極的に勉強を教えてあげている状況なのかも知れませんね。
こういう場合、「親が直接教えているうちは、自発的に勉強するようにならない」と指摘して、教えるのをやめるように言う人も多いわけですが、それは全く耳を貸さなくて良いです(笑)
いきなり自分でできるようになる生徒はごく少数であり、そう言ってすぐに手を離すのは、ほとんどのケースで「見放す・見捨てる」ことと同義ですからね。
もちろん、自分でできるはずの子供に、親が余計な手出し・口出しをしすぎているだけのケースもありますが、実際は、いきなり独力ではできないタイプの子供だからこそ、親がサポートをしてきているというケースのほうがはるかに多いものです。
そうであるなら、やはり「必要な力を育てていき、成長するのに合わせて徐々に手を離していく」という、教育や子育てとしては当たり前の正攻法を取るのが最善ですから、ぜひそういうふうに関わっていってあげてほしいと思います。
ただ、単純に「成績を上げる」くらいなら簡単ですが、「自発的に勉強する」状態にするのは、さすがに簡単とは言えません。
しかも、多くの学校や塾の先生たちは、「成績を上げる」の時点で苦戦している人のほうが多いのが現実ですから、それよりはるかに難しい「自発的に勉強する」状態にすることが、一般的にどの程度の難しさかは想像に難くないでしょう。
だからと言って、不可能というわけでも何でもなく、そういう形のサポートをされている親御さんも実際にたくさんおられます。
幸い中1と言うことで、まだまだ時間的な余裕は大きいですから、じっくりと腰を落ち着けつつ、実現を目指していかれてくださいね。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
○ 参考:自発的に勉強する子にする方法を学ぶならこちらも。
良い点をとりたい、成績をあげたいと思っていないことが理解できません
さくら様
一貫校の2年生の息子は、一日中ゲームばかりで勉強をほとんどしません。試験勉強もほとんどしないため、テストの点数が悪くても気にしてません。良い点をとりたい、成績をあげたいと思っていないことが理解できません。でも、大学には行きたいようです。
試験勉強もほとんどしないため、テストの点数が悪くても気にしてません
理解できないとは言いつつも、「試験勉強をほとんどしない → テストが悪くても気にならない」の心情は、正しく理解されておられて素晴らしいですね。
勉強をするからこそ、悔しいという思いも湧いてくるわけで、全く勉強をしていなければ、点数が悪くても気にならないものです。
「良い点をとりたい、成績をあげたいと思っていないことが理解できません」とありますが、最初にそういった思いが無いと、悔しいという感情も持ち得ないというわけですね。
ただ、「良い点をとりたい、成績を上げたい」と思わないからそういう流れになってしまうわけで、そもそもそう思わないこと自体は理解がしづらいところかもしれません。
しかし、大人たち全てが「今より仕事を頑張って、もっと高い収入を得たい」と思っているわけではないように、子供たち全てが「今より勉強を頑張って、もっと良い成績を得たい」と思っているわけではありません。
何しろ「良い点をとりたい」「成績を上げたい」という願いの実現には、努力や苦労がセットになるもので、「現状でも満足しているし、努力や苦労をするくらいなら、今のままでも良い」と考える子供は(大人も)たくさんいます。
これを変えたければ、「現状でも満足」「努力や苦労」「今のままでも良い」といったあたりの認識を変えてあげることが必要になってきます。(「大学には行きたい」とあるぶん、手は打ちやすいと思います)
もちろん、その「認識」は、親や先生たちが持っている認識とはだいぶ違うものですから、子供の内側の世界を理解してやった上で、子供の側に合わせた形で導いてやる必要があります。
少なくとも、「良い点をとりたい」「成績を上げたい」と思うのが、当たり前で自然なこと・・・とは全く限らないですから、そこを理解した上で、次の関わりをしていってあげてくださいね。
(階段を、子供のいるところまで降りてから、一緒に登ってくるイメージです)
○ 参考:テストが悪くてもやろうとしない子供はこちらにも。
一貫校の2年生の息子は、一日中ゲームばかりで勉強をほとんどしません
一方で、一日中ゲームばかりとなると、やや依存気味の状態なのかもしれませんね。
依存が進むと、成績を上げたいとか、勉強を頑張りたいとか以前に、依存しているもの以外のことはどうでもいいという精神状態に近づきます。
この場合に、現状がどうとか、勉強の大切さとかを説くのは的外れで効果もなく、まずは依存を軽減することが最優先となってきます。
さすがに依存の程度がどの程度かまでは分かりませんが、状態に合わせて対応の優先度を選択していかれてくださいね。
なお、中高一貫校の場合は、高校入試が無いために、中3になって尻に火がつく・・・ということがありません。
そのため、中2で状態が悪化すると、中3になってもそのまま(またはさらに悪化)ということが起こりやすいのが悩ましいところです。
少なくとも、通常の中学校だとよくある、「中2でピークを迎えて、中3からは落ち着いていく」というパターンは当てはまりにくくなりますから、それは期待しないでおきたいですね。
一方で、一貫校には一貫校のメリットや強みがありますから、それらが生きるような形になることを願っております。
○ 参考:ゲーム依存の子供についてはこちらも。
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