先日メッセージ紹介の中で「数学のテストで時間が足りなくなる」ことについて軽く触れましたが、今回は過去問等を使った具体的な練習法についてご説明します。

 

もともと受験本番は、緊張や焦りで実力以下の点数しかとれない生徒が続出するものですよね。

これは数学に限らないことですが、特に数学は「ひらめき」「スピード」の要素が大きく、ケアレスミスも起こりやすい教科だけに、実力と実際の点数の乖離が起こりやすい教科です。

そうした面があるからこそ、予め一連の対策をしておくことで、本番の点数が5-10点も上がることが普通に起こります。

今回は実践上の注意点など具体的に書きましたから、ちゃんとやれば効果は上がるはずですし、少なくとも「実力以下の点数をとってしまう悲惨な状態」は防げるでしょう。

(実際にやるのは入試が近づいてからのほうが良いのですが、どうしても近いテストで結果を出さないといけない生徒もいるかもしれませんから、早めに触れておこうと思います)

 

なお、発想としては「もともと力の無いものをどうにかする」方法では無く、「本番で実力を十二分に発揮させる」方法と言えます。

実力が無い生徒にいくらテクニックだけ磨かせても、高校以降を考えると全く意味が無いですから、本番が迫るまでは地力を伸ばす勉強法を優先して行うことが大切です。

一方で、地力があっても本番で転ぶ生徒はたくさんいますし、受験前の期間で急いでつけた地力ほどめっきが剥がれやすい側面もあります。

受験前に急激に伸びて、A判定や合格圏に辿り着いたはずなのに、実際の合格を掴み取れずに終わる生徒が多いのも、そこの最後の詰めまで勉強(指導)しきれていないせいが大きいです。(普通、プロはそこまで踏まえて指導しているものです)

そういう意味で、本番が近づいた頃の勉強法として参考にしていただければ幸いです。

 

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(もちろん、全ての教科に通じる内容ですが、教科を特定しないと具体的な話がしづらいため、わざと数学に焦点を当てて書いています)

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楠木塾長

指導歴20年以上のプロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行う。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。