教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、親子の会話に関する記事です。
コロナ禍の高校生と保護者、「親子の会話」が増え話題も多様化 =リクルートキャリアガイダンス調べ =
リクルートは27日、全国高校PTA連合会と共に、全国の高校2年生1815人とその保護者1529人の合計3344人を対象に実施した、「高校生と保護者の進路に関する意識調査2021」の […]
コロナ禍により外出は減ったわけですが、家庭内の会話が増えたというのは朗報ですね。
顔を合わせる時間が増えすぎたせいで、家庭内が険悪になったという報道も一時はあったかと思います。
しかし、全体としてはそうでもなかったということのようですね。
また、調査対象に偏りもあるだろうことをあえて横に置くと、進路選択については「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」と声をかけるのがスタンダードになってきているようです。
対する子供のほうも、「干渉だ」と感じたり、「無関心だ」と感じたりする数が減り、「ちょうど良い」と感じる層が全体の70%を超えて過去最大になったということです。
親が「あなたの好きにしていいよ」と言えば、少なくとも子供は「干渉された」とは受け取らないわけで、子供たちにとっては居心地の良い(?)家庭が増えているようですね。
(ただし、子供に「好きにしていいよ」と伝えることで、相手に放任や丸投げの印象を与えてしまうリスクのほうはそれなりにあって、いつでも正解とは限りませんから、ご注意を)
また、親が進路や勉強について干渉を減らせば、子供が反抗する要因も大きく減るわけで、そのぶんだけ反抗期に悩まされる家庭も少なくなっていることでしょう。
もともとこうした傾向はあったわけですが、コロナ禍により「未来のことは誰にも分からない」と強く意識されたことで、それに一層の拍車がかかったようですね。
同時に、自信を持ってアドバイスしたり、未来の選択肢を示したりできる親御さんが減っているのかもしれません。
何にしても、親子の会話の機会が増えることそれ自体は歓迎すべきことだと思います。
ただ、増えた会話がプラスに働くか、マイナスに働くかは別の話ですから、時には意識的に話題を振ったり、効果的な関わりを実践できると良いですね。
各家庭でも、日々の会話を充実していかれることを願っています。
楠木塾長
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