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今日お届けするのは、大学の講義に関する記事です。
一限目でも欠席なし。阪大・伝説の恋愛講義「冒頭10分の秘密」とは
大阪大学でエリート学生を釘付けにした「非常勤講師」がいる。授業は学部問わず全学生が受けることができる、共通科目の「日本国憲法」だった。朝8時50分と、アルバイトや飲み会に明け暮れる大学生にとっては早すぎる開始時間の授業だったにもかかわらずだ
高校までと違って出欠の緩くなる大学では、朝一番の講義は敬遠されがちです。
それにも関わらず、講義室が満員になるほど人気の講義・・・ということで気になって記事を読んだのですが、その秘訣(?)は恋愛相談だそうです(笑)
伝説と呼ぶには大げさというか、ちょっと残念な感じもするネタでしたが、これはこれでとても良い試みだと思います。
授業と関係ない雑談が、生徒の出席率や参加意欲にも関わってくるというのは、小中学生でも変わりのない事実です。
また、教育という広いくくりで見れば、この年代の生徒たちにとって恋愛に関する正しい知識はとても有用なものですしね。
やや邪道という印象を受ける人もいるかもしれませんが、少なくとも生徒の興味を惹くために何の工夫もせず、何も手を打たずにただ漫然と不人気の講義を続ける先生よりはずっと良いでしょう。
それに、最後のところで本題の憲法につなげているのはうまいところで、一見すると全く関係ない雑談でも、こうやってその日の学習内容にうまくつなげてくれると、授業にもスムーズに入っていけます。
そういう意味では、つまらない授業しかできないでいる先生は、これを真似してみるのも良いと思います。
ただ、記事内で実際の授業(?)例も載っていますが、先生にトーク力が無いと同じことをするのは難しそうですね(笑)
それでも、恋愛相談とは違う切り口(自分の得意なテーマなど)であれば可能だという人も増えるはずですから、後はやり方と工夫次第でしょう。
大学の講義にそれを求めるのはどうかという面もありますが、小中学校くらいの授業だと、もっとそういう工夫がされても良いのかもしれませんね。
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楠木塾長
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