教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、不登校に関する記事です。
小中学生「相談せず不登校」4割 文科省、経験者2000人調査 | 共同通信
文部科学省は6日、不登校を経験した小中学生へのアンケート結果を公表した。学校を休むことについて相談し…
不登校の相談相手の半数は家族で、残りの半数近く(約4割)が誰にも相談しないという結果ですね。
家族の割合がこれで高いと言えるのか低いと言うべきなのかは分かりませんし、そもそも登校することが正しいという前提に立った調査に意味があるのかという話もあるところでしょう。
しかし、そういった難しい話は横に置いて、もっと単純に、家族に相談できない子供が、家族には相談できない・・・となった時、他に相談できる相手が誰もいないということですよね。
そんな困った時に、先生やスクールカウンセラーが候補に出てこないというのは、とても悲しいところです。
ちなみに、詳しい数字を挙げると、小学生で「学校の先生:13.3%」「保健室の先生:7.7%」「学校にいるカウンセラー:8.0%」「友達:7.6%」という数字になっています。
中学校になると、友達の割合が高くなりますが、おおよその数字はほとんど同じですね。
これを見ると、保健室の先生が今でも健闘しているのだなと感じる一方で、スクールカウンセラーは意味があるのか?という気もしないではありません。
一応、友達と同じくらいですから、相談の選択肢が増えているという点では意味があるのかもしれませんが、果たしてかけたコストや労力と見合うのか・・・。
他にも、いろいろと考えさせられることの多い調査ですが、元の結果が気になる方は、こちらの文科省のサイトにある公式資料(不登校児童生徒の実態把握に関する調査報告書)を参照してくださいね。
楠木塾長
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