教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、学校配布のタブレットに関する記事です。
【告発スクープ】小6女子をいじめ自殺に追い込んだ「一人一台端末」の恐怖 パスワードは全員「123456789」
子供たちに「一人一台端末」を配る国の「GIGAスクール構想」の被害者が出た。昨年、全国に先駆けて端末を配った東京都町田市のICT推進校で、小6の女の子がいじめを苦に自殺したのだ。配布端末のIDは出席番号、パスワードは全員「123456789」で、なりすまし被害が横行していた。当時の校長は、20年以上前からICTを学校教育に取り入れてきた先駆者で、GIGAスクール構想の旗振り役として知られる人物だった――。
学校でタブレットを配ってくれると、機能面で生徒間に差がつかないですし、家庭で用意しなくて済むという点でも、とても助かるところです。
しかし、学校側が正しく使えているかを管理・チェックしてくれたり、正しい設定をした上で渡してくれたりするかどうかは、また別の問題です。
今回の記事は極端なケース・・・と言いたいところですが、共通パスワードで使い放題まではいかなくとも、管理不足や設定不足のケースは山のようにあるのが実際のところですよね。
それにしても、記事内にある「親が作ったアカウントでフィルタリングや使用制限をかけていたのに、それをログアウトして使い放題の学校のアカウントを使ってゲームをしていた」というのは厳しいですね。
ここまでくると、さすがに事前に予想しておくのは大変で、親御さんの準備や管理が不足していたという非難は当てはまらないでしょう。
これ以外にも、設定の穴をつくようなやり方はいくらでもありますし、デジタルネイティブ世代の子供たちは、大人が予想もできないようなやり方も考えてくるものです。
そこの穴を埋めるのが家庭の役目・・・のはずが無いわけで、やはりまずは学校でしっかりしてほしいわけですが、塾も含めて先生という職種にはデジタル音痴の人が圧倒的に多いこともあって、物理的に難しいというのもあります。
結果的に、家庭で目を光らせるしかないという情けない結論に落ち着くしかないわけですが、最後に実害を被るのは生徒と保護者ですから、必要な情報収集などもしながら、できるだけの自衛をしていきたいですね。
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楠木塾長
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