教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、プールに関する記事です。
大阪市教育委員会は8日、市立弁天小学校で8月24~31日、プールの排水弁が閉まっていない状態で給水を続けていたと発表した。無駄になった水の量や水道料金は調査中だ。 市教委によると、8月24日にプール…
排水弁を開いたままで給水とは、無駄なことの例えによく使われる話を、実際にやってしまったわけですね。
しかし、水を入れてもたまらないままのプールがあったら、普通は故障しているのではないかと疑うでしょう。
それがないということは、水を入れたままにしていたこと自体を忘れていたのでしょうか。
調べてみたら、どうやら昨年に改修工事を行った際、一時的に水がたまりにくかったことがあったようで、今回もその関係かと思って様子見を続けたようです。
しかし、全開で給水したまま、1週間も満水にならなければ、どう考えてもおかしいわけで、よくそこまで「様子見」を続けたものです。
いじめなど早急に手を打つべき問題があっても、平気で様子見を続ける鈍感な先生たちも多いですから、さもありなんと思ってしまうのは悲しいところですが・・・。
ちなみに、同様のミスが他の学校や公共施設でも起きているとか。
失った水の量と水道料金は調査中とのことですが、数十万から100万円以上した例もあるようですから、今回もそれくらいしそうですね。
果たして、今回は誰が責任を取るのでしょうか・・・。
しかし、プールをなくそうとする動きが大きい中、こういったトラブルがあると、ますますプールは減っていきそうです。
今回は完全に教員のミスですが、普段の教員の仕事にプールの給水まで含められるとしたら、それはそれで負担が大きいですよね。
都会の場合は、近くのスイミングスクールなどを借りるところも出てきていますが、今後ますます増えていくのかもしれませんね。
ちなみに数学の関数では、タンクなどに上から給水しながら、同時に下から排水もするという問題が出ることがあります。
「排水しながら給水するような無駄なことは、現実にはしませんが・・・」と前置きをつけたくなる問題ですが、今回のニュースはこれを現実にしたものと言えそうですね(笑)
楠木塾長
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