教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、GIGAスクールに関する記事です。
子どもの約2割がGIGAスクール構想端末の利用でトラブルを経験 =トレンドマイクロ調べ=
トレンドマイクロは7月29日、小学校1年生~中学校3年生の子どもがいる保護者と小・中学校の教員を対象に、GIGAスクールにおける1人1台端末のセキュリティ意識を明らかにする「GIG […]
学校配布のタブレットが問題になっていますね。
本文中にも「子どもが端末を受け取ったと回答した保護者に子どもの端末利用におけるトラブル経験の有無を調査したところ、約2割が既に何かしらのトラブルを経験していることがわかった」とあるように、余計なトラブルの温床となっています。
先日話題となった東京都の先端(?)校での事件もそうでしたが、タブレットやインターネットの導入自体が問題と言うよりも、それを使わせる学校や教員の側のお粗末さのほうにこそ問題が大きいようです。
それを証明するかのように、「保護者の約6割が端末に施されているセキュリティ対策を把握していない。保護者の58.9%、教員の29.9%が、子どもが受け取った端末に、危険を回避するための設定やツール等の技術的対策が施されているか理解していないことが分かった」という恐ろしい記述もあります。
よく分からないうちに学校側がいきなり配布していることすらあるものですから、保護者の方が把握しきれていないのはしかたない部分があると思います。
しかし、教員の約30%が理解していないというのは、「技術的対策の仕組みや方法」の理解ではなくて、「技術的対策が施されているか」の理解が無いというのですから、ありえないくらいお粗末な状況です。
対象者の少ないアンケートですから、そのまま実情を表しているとまでは思いませんが、少なからずそういう状況もあるとするなら、とにかく配布することばかりに気を回さず、最低限の対策や理解をしっかりと進めてもらいたいですね。
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楠木塾長
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