教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、一斉休校に関する記事です。

 

分かっていたこととは言え、こうしてデータで出されると厳しいですね。

学校が急に休みになれば、大きく空いた時間をどうするかという話になるわけですよね。

そして、塾に通わせるにせよ、オンラインのサービスを利用するにせよ、親が家で面倒を見るにせよ、どうしたところで余分な「お金」と「時間」がかかります。

ですから、親の資質や努力どうこう以前に、経済的に余裕のある家庭のほうが、うまく対応できるのは当然ですよね。

 

また、記事内では、休校の影響を補うため教育に投資したとあり、もちろんそれもあるでしょう。

一方で、単純に子供を見ることのできる時間的な余裕という意味でも、収入が少なければ少ないほど大変なはずです。

場合によっては、コロナで収入が激減した家庭もあったはずで、そうなるとそれを補うために余分に働いたり、別の仕事を増やしたりなど、余計に時間的な余裕はありません。

経済的な格差に対して、親御さんの知恵と工夫で補える部分もあるわけですが、今回の一斉休校はそれすらも難しかったというケースは多かったでしょう。

 

ついでに言うと、給食に絡んだ食事や栄養不足の問題であったり、家庭の滞在時間が増えたことによるDVの増加の問題であったりもありましたね。

学校の教育機能低下が指摘されて久しいですが、一斉休校によって、学校が「ただ存在するだけ」でも大きな意義があると見直された部分もあります。

そうそう起こらない事態ですが、今回の失敗を教訓に同じことが起こらないようにすると共に、今後の学校教育の向上に役立てていってほしいですね。

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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