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今日お届けするのは、虚数に関する記事です。

 

勉強をしていると「これが社会に出て役に立つのか?」と思う(言われる)ことも多いですよね。

特に、小学算数から中学数学に、さらに高校数学へと進んでいくと、内容がどんどん難しくなり、そんな疑問は大きくなるばかりです。

中でも「実際に存在しない数」として学習する「虚数」は、一体何の役に立つのか分からないという人も多いでしょう。

 

そんな虚数が、実際にゲーム開発現場で使われていたというのが今回の記事ですね。

ゲーム会社として有名なセガが、3DCGの技術的基となる知識を学び直すための社内向け勉強会で、実際に使用している数学資料を公開しました。

そちらを見ると、キャラクターや背景を3次元で回転させたり、ゲームエンジンそのものを作ったりする際に、虚数が使われていることが分かります。

 

自分が楽しんでいるゲームに使われていると知ると、虚数も途端に馴染み深くなって、勉強する意欲が湧いてくる・・・とは限りませんが(笑)、興味は惹かれるのではないでしょうか。

少なくとも、今や当たり前になった3Dのゲームを楽しめるのは、ちゃんと勉強している人がいてくれるからという事実を知れば、「勉強は無駄だ」という言葉は出てこないでしょう。

数学にせよ他の教科にせよ、実際の生活や社会に出てから役立つ内容はたくさんありますから、勉強に対して疑問を感じがちな子供たちには、ぜひそういったものを1つでも多く提示してあげてくださいね。

 

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楠木塾長

指導歴20年以上のプロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行う。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。