教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、英語学習に関する記事です。
子供に義務教育レベルの英語を教えることについて、「あまりできないと思う」が36%、「全くできないと思う」が34%あったという記事ですね。
この手の英語学習関連の企業が行う調査は、基本的に参考になりませんから、記事自体は単なる宣伝だと思っておくほうが良いです(笑)
ただ、日本人の傾向としては当てはまる部分もあるのではないでしょうか。
こういうのを見ると、7割もの親が教えらないのだから、英語塾や英会話スクールなどはやっぱり必要なのだな・・・と思う人が多いのでしょうか。
ついでに「英語スキルを身に付ける際に当てはまること」という質問には、「子どもが話せるようになるために自分も勉強したい(38.8%)」が最も多かったということで、親世代にまで英会話教育の必要性を上手にアピールしていますね(笑)
もちろん、それを狙っての調査であり記事ですから、そういう感想を持つのも自然なことでしょう。
しかし、個人的には「7割以上の大人が、小学生の義務教育という低いレベルの英語すら教えられないくらいの英語力しか無いのに、それでも普通に世の中が回っているのなら、日本では英語はいらないということでは?」と真っ先に思ってしまいます。
よく「英語は大人になってから役に立つ」と理由付けをされるわけですが、子供が小学生になるくらいの年代の大人になってもまだ役に立っていない(どころか必要な場面すら大してない)のだとすると、大きく矛盾していますよね。
だからと言って、英語が必要無いなどと言うつもりは全くありませんが、少なくとも「この手の広告や調査の、こういう話の持って行き方については、ピントがずれている」ような気がしてなりません。
英語嫌いな子供たちに対しても、この手のピントはずれのモチベーションのかけ方は効果が無いですから、やめておきましょうね。
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楠木塾長
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