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今日お届けするのは、共通テストに関する記事です。

 

おおよそ書かれているとおりですし、こちらで事前に予想していたとおりでもありますね。

国語以外の数学・英語・理科・社会などで文章量が激増し、時間が足りないと感じる生徒が多発したようです。

これは記事内にあるように、国語力や読解力が求められる・・・と言うよりも、速読力や文章把握能力、もっと言えば、情報処理能力が追加で問われる試験ですね。

その教科の純粋な力を見る試験になっていないという批判がある一方で、新指導要領が求める思考力や判断力の問われる部分が増えている点は評価できます。

総合的に見て、問題作成者側が望む方向への変化ですし、当初予想したとおりの、十分に対策可能な変化だったと言えるのではないでしょうか。

 

ちなみに、各予備校の予想問題は、実際の共通テストと大きくずれている(予想をはずしている)ところもあったため、そちらを信用しすぎた人は失敗したかもしれませんね。

しかし、自分で考えて対策をした人はそのあたりの修正もできたでしょうから、大きな痛手とはならなかったはずです。

実際に、平均点は例年を踏まえた予想レンジに収まっており、点数を落とすは落としていますが、取れる人はちゃんと取れていますからね。

特に今回は、事前準備の有無が大きく差を分けたはずですから、こういったところでも情報を持つことの重要性を感じずにはいられません。

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。