教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、学校の置き勉に関する記事です。

 

 

2018年ですから、置き勉が正式に認められてもう3年以上も経つのですね。

それなのに、いまだに禁止をしている学校が少なくないのは、本当に困ったものです。

無意味な規則で縛ろうとするあたり、ブラック校則の問題と通じるところがありそうですね。

 

ちなみに、記事内にあるような「忘れ物の指導」を理由にするのは、完全に的外れです。

それをしたければ、教科書のような重いもの「以外」のものですればよいだけの話ですからね。

しかし一方で、ここには書かれていませんが、教室内に置いておくと「窃盗(盗難)」が発生するという別の問題があります。

こちらはかなり厄介で、これを防ぐための抜本的な対策は、専用の鍵付きロッカーを持たせる(コスト的に非現実的)か、やはり持ち帰らせるしかないというところは否定しきれません。

もちろん、盗難等が起こらないように人間教育をしっかりするというのが本筋ですが、それができれば苦労しないという話で、やはり堂々巡りとなるでしょう。

とは言え、こういった妥当な理由ではなく、全く見当違いの理由で反対をしているわけですから、やはり困りものと言わざるを得ません。

 

他の問題では、学校が現場レベルで新しいことを取り入れて変わろうとしているのに、教育委員会や文科省が妨げになるという話はよくあります。

しかし、文科省が大きく旗を振っても、今度は現場レベルで抵抗して、結局は変わらないというのが、まさにこの事例でしょう。

責任を押し付けあっているだけで、問題はどちらにもあるということなのでしょうが・・・どちらにせよ、それぞれの組織の上に居座る頭の固い権力者たちが、変化を嫌うのでしょうね。

現場で変化を願う先生たちには同情してしまいますし、何よりその被害を最も受ける生徒たちが、救われることを願ってやみません。

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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