教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、学校の置き勉に関する記事です。
2018年ですから、置き勉が正式に認められてもう3年以上も経つのですね。
それなのに、いまだに禁止をしている学校が少なくないのは、本当に困ったものです。
無意味な規則で縛ろうとするあたり、ブラック校則の問題と通じるところがありそうですね。
ちなみに、記事内にあるような「忘れ物の指導」を理由にするのは、完全に的外れです。
それをしたければ、教科書のような重いもの「以外」のものですればよいだけの話ですからね。
しかし一方で、ここには書かれていませんが、教室内に置いておくと「窃盗(盗難)」が発生するという別の問題があります。
こちらはかなり厄介で、これを防ぐための抜本的な対策は、専用の鍵付きロッカーを持たせる(コスト的に非現実的)か、やはり持ち帰らせるしかないというところは否定しきれません。
もちろん、盗難等が起こらないように人間教育をしっかりするというのが本筋ですが、それができれば苦労しないという話で、やはり堂々巡りとなるでしょう。
とは言え、こういった妥当な理由ではなく、全く見当違いの理由で反対をしているわけですから、やはり困りものと言わざるを得ません。
他の問題では、学校が現場レベルで新しいことを取り入れて変わろうとしているのに、教育委員会や文科省が妨げになるという話はよくあります。
しかし、文科省が大きく旗を振っても、今度は現場レベルで抵抗して、結局は変わらないというのが、まさにこの事例でしょう。
責任を押し付けあっているだけで、問題はどちらにもあるということなのでしょうが・・・どちらにせよ、それぞれの組織の上に居座る頭の固い権力者たちが、変化を嫌うのでしょうね。
現場で変化を願う先生たちには同情してしまいますし、何よりその被害を最も受ける生徒たちが、救われることを願ってやみません。
楠木塾長
最新記事 by 楠木塾長 (全て見る)
- メールマガジンの登録失敗 - 2023年3月15日
- 塾を辞めるにはどうすれば? 辞めるタイミングや理由 - 2022年10月3日
- 計算力を上げる勉強法 ウソとホント—本当に正しい勉強法は? - 2022年5月23日
おすすめコンテンツ
弊塾からのお願い
そのため、今ではどこでも当たり前となったサイト上での宣伝や広告等の掲載を一切していません。
これは「余計な画像や動画が表示されず読みやすい」「ステマが100%無いため安心して読める」といった点では良いのですが、運営的にはかなり大変なところもあります。
そこで、今後も安定的に活動を継続していくために、寄付を募ってみます。
弊塾の活動を応援してくださる方、記事の内容が参考になったという方、ご相談が役に立ったという方がおられましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
<ご寄付はこちらから>
※Pay What You Want方式です。