メールマガジン「週刊 楠木塾」の読者からいただいたメッセージ

さくら様からメッセージをお寄せいただきました。
いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

こちらでご紹介と、簡単な御返事をさせていただきますね。

(メール会員専用フォームからいただきました)


 

このたび息子が第一志望校に合格いたしました。そのお礼と塾についての感想を伝えたく、メッセージを書かせていただきます。

中2の反抗期真っ盛りのころ、こちらのブログを見つけ、天にもすがる思いで読みまくりました。コメントも書かせていただきました。反抗期セミナーも登録させていただきました。

こちらのブログがきっかけで塾に行かせる決心がつき、(塾に頼るのも1つの方法と書かれていましたよね?)、そのおかげで今回の合格があると思っています。

学校とはまるで違う塾のおかげで、勉強の面白さを知り、信頼できる先生にも出会え、入塾時はまるで考えてもなかった高校(偏差値70を超える難関私立高校)にチャレンジすることができました。
塾に入るきっかけを作っていただき、また反抗期についてたくさん学ばせていただき、本当にありがとうございました。

塾について少しお話したいと思います。我が家の場合、塾選びがうまく行ったのかもしれないので。

塾については、私も主人も行ったことがなく、あまりわかってなかったのですが、子どもの性格を考えて、大手集団進学塾が合ってると感じました。(周りの影響を受けやすく、競争が好きな子なので親の直感です)

また、通塾回数がなるべく少ない塾がいいと思いました。その塾は週1回コースがあります。
まだ中2で、初めての塾通いなのに週3~4日からスタートしたら、続かないし、その後の伸びしろも無い、と考えたからです。

頭ごなしに勧めてもダメなので、きちんと体験させ、本人が納得した上で通塾を決めました。

中3後期からは、週1ではなく、週3~4回通いました。その時期になると、周りも一気に受験モードになるので、息子も抵抗が無かったようです。
塾も、比較的ゆっくりとカリキュラムが進む塾だったので、後半で追い込むやり方ができたんだと思います。
息子の性格も、ギリギリにならないと頑張れないタイプでしたので、合ってたんでしょうね。
こういう事も入ってからしかわからなかったですが^^

塾に入ったからと言って、とんとん拍子にうまく行ったわけじゃなく、途中から入ったので穴があり、3~4ヶ月は成績が低迷しました。
途中から入っても、補習もなく、宿題も増えない塾だったので(もともと宿題はあまり多くない)不安しかなかったです。

先生もお尻を全然叩いてくれなく^^;面談で相談しても、本人がやる気にならないと結局はうまく行かないと言われるばかりで。(ゲームを止めれず、勉強も宿題しかやらない子だったので)
高校受験に失敗して目覚めて、大学受験で成功する子もいるからとも言われました^^;

でも、受験が近づいてからの先生方の面倒見はすばらしく、(押さえ校を落ちた子のフォローや第一志望校に向けての叱咤激励、過去問指導など)、ここまでしてくれる塾とは思ってなかったので、本当にありがたかったです。
息子も切羽詰ってから本気になりましたので、良い結果へと繋がったんだと思います。

行った塾が子どもに合うかどうかは、運や縁みたいなものもあると思います。
ただ、いい塾に共通しているのは、いいことも悪いことも、正確に保護者に伝えてくれる塾なのかなと。
高校受験をゴールと考えずに、勉強の本質を教えてくれる塾であるなら、現在の成績に一喜一憂せず、見守る努力も必要だと思いました。

塾に行ってもすぐには結果が出ません。アップダウンもあります。
息子が初めて本気になったのは中3の夏休みです。でも学校が始まった途端またダレました。最後の集中と瞬発力を発揮したのは1月に入ってからです。子どもの集中はそんなに長くは続かないと言うことです。

来年以降受験をする子をお持ちの保護者の方々、心中お察しします。見守る親は本当に辛いです。高校受験は反抗期と重なってるわけですから。影ながら応援させていただきます。

楠木塾長のブログに出会えてよかったです。本当にありがとうございました。

 

塾長からのお礼とメッセージ

志望校の合格、誠におめでとうございます。

良い塾との出会いが、お子さんの成績を伸ばし、想定していた以上の高校への合格を掴み取られたのですね。

高いレベルの高校に進むことが良いこととは全く思いませんが、勉強の面白さを知り、また、信頼できる先生とも出会えたことは、人生においてとても大きな財産になると思います。

反抗期対応についても参考にしていただけましたこと、誠に幸いに存じます。

 

また、塾選びについての体験談もお寄せいただきましてありがとうございます。

やはりお子さんに合わせた塾選びがとても大切で、そこを見事に体現されましたね。

日数の少ない塾を不安に思われる親御さんもいらっしゃるわけですが、継続性や後の伸びも考えて選ばれたことは素晴らしいですね。

特に、そういった塾の「システム」にかかる部分については、塾側で調節をしてくれませんから、塾選びの段階で適切なものを選ぶことがとても大切になります。

 

早い段階から先取りした方が良い生徒、じっくりとしたペースでコツコツ進めた方が良い生徒、後半に追い込みをかける方が良い生徒など、生徒のタイプは様々です。

お子さんのように、冬からスパートをかけるタイプもいますし、それこそ中2の冬頃から集中力を保って良いペースで走り続けるタイプもいます。

ここも塾のシステムや先生の指導法との相性が関係する部分ですから、良い選択だったと思います。

 

また、「たとえ良い塾に入れても、半年程度は様子を見てほしい」とよく言っていますが、ちょうどそちらの例にも当てはまったようですね。

ずっと低迷しっぱなしは論外ですが、最初の3-4ヶ月低迷したところで、最終的に大幅な伸びが得られれれば、長期的に見れば全く問題はありませんよね。

 

実際には、今回のように途中入塾への対応が無くても、後半ぐいぐいと伸ばす塾もありますし、反対に、そのまま放置してしまうような塾もあります。

また、同じやり方でも、お子さんのようにぐいぐい伸びる生徒もいますし、そのままどんどん低下の一途をたどる生徒もいます。

 

ですから、今回のタイプの塾や指導が「最善」というわけではなく、あくまでも「お子さんに合っていた」というのが最大のポイントでしょう。

そして、お子さんに合った塾選びができたことが最大の成功要因ですね。

 

もちろん、入塾前にその塾の全ては分かりませんし、将来の予測も正確に立つものではありません。

今回でも、「本人がやる気にならないと結局うまく行かない」という塾の言葉はその通りですが、そのままやる気にさせられないままの塾も多いのが現実ですから、表面上の言葉だけでは判断出来ません。

「高校受験に失敗して・・・」の言葉も、生徒のやる気を引き出すために使う教師もいますし、私も同じ事を平気で言いますが(笑)、後の責任逃れとして使うような教師もいて、それだけでは良悪の判断ができません。

 

そういう意味も含めて、おっしゃるとおり「運」や「縁」はとても大きいと思います。

特に「縁」については、世の中に不思議と因縁めいたものもあるわけで、それを生かすも殺すも私達次第という面があると思います。

良い「縁」とは、やはり相互に「信頼関係」があってこそですから、「いい塾に共通しているのは、いいことも悪いことも、正確に保護者に伝えてくれる塾なのかなと」という実感は一面の真実でしょう。

それでこそ、信頼して預けられるというものですし、また、信頼して預けて失敗しても後悔しないような指導をしてくれる塾に預けることも大切なことだと思います。

それこそ、受験だけに偏った短期的な指導をして、短期的な成果すら得られない結果になれば、目も当てられないことになってしまいますから。

 

そして、日頃からお子さんのことを一番良く見ている親御さんだからこそ、その「直感」には意外と頼りになるところがあります。

「運」も「縁」も、理屈では測りきれないものですから、そういう意味でも、普段からお子さんのことをよく見て、理解して、その上で直感を信じて選ぶのも必要なことではないでしょうか。

 

最後に、他の保護者の方々へ向けてのメッセージまでいただきまして、誠にありがとうございました。

新たな年度が始まりましたが、また多くの親御さんが反抗期と成績不振という大きな壁にぶつかり、悩まれることでしょう。

そうした親御さんにとって、ほんの少しでもヒントや癒しを提供出来ましたら、誠に幸いです。

 

心のこもったメッセージをお寄せ下さいまして、誠にありがとうございました。

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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