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今日お届けするのは、大学入試に関する記事です。
国公立大学と私立大学の志望者比率は、景気に大きく左右されるものですが、今回は大学入試改革の影響も大きいです。
今年のように、入試の方式や出題傾向が大きく変わる年には、人気の高い国公立や難関私立を避け、ランクを落として入れる大学に入ろうとする生徒が増えます。
もちろん、そこにコロナの影響も重なって、ますます地元志向・安全志向が強まっていると言えそうです。
それにしても、国公立大が3割、私立大が4割と人気(?)が逆転したのは、時代を映していますね。
ここ数年、入学支援金などの制度が整ってきており、私立大学・私立高校への敷居が少し低くなりつつあるという背景もあるでしょう。
一方で、少子化による大学全入時代だけに、非有名私立大学であれば、誰でも確実にどこかには入れるのが現実です。
大学進学にこだわらずに自分を磨く、大学名にこだわらずにそこで学べる内容にこだわる、学歴以外のもっと有用な力を身につける・・・など、選べる道は多岐に渡ります。
今の時代、大学の重要性はかなり低下してきていますから、目指す将来の職業や進路によっては、強くこだわる必要もありません。
しかし、そんな時代だからこそ、あえて大学進学を選択するのであれば、誰でも入れてしまう大学に何とか滑り込むような状態では、あまりに悲しいですよね。
進みたい道、学びたい内容があるなら、自分で行きたい大学を自分で選んで入れるだけの学力を、小中学生のうちから身につけていきたいですね。
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楠木塾長
かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。
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