教育に関連するニュースをお届けしています。
今日お届けするのは、民間オンライン学習サービスに関する記事です。
ご紹介した記事は「スタディサプリ」の導入についてですね。
希望者や一部ではなく、中学と高校の全生徒にアカウントが配布というのは、かなり思い切りましたね。
リクルートと裏でどんな駆け引き(?)があったのかと、余計なことが気になってしまいます(笑)
これ以外にも「すらら」が、大阪市や福島県西会津町などで導入されると9月に報道がありました。
私立中学や私立高校では、民間サービスの利用は当たり前でしたが、ついに公立小中高への一斉導入が当たり前の世の中になってきました。
どのサービスを優先的に導入するかという利権の話さえクリアになりさえするならば、とても良い傾向だと思います。
ただ、この手の民間オンライン学習サービスを、塾などですでに利用している生徒はどうするのでしょうか?
二重で使うことになるため、塾のほうの利用を辞める・・・のは塾が困るからしないでしょうし、塾で利用しているアカウントを学校でも使える・・・ということもさすがに無いでしょう。
となると、学校と塾とでアカウントを二重に持つ(利用料も二重で支払う)形になるわけで、今までまともに使っていた生徒や家庭が損を見るような気もしなくもありません。
また、その学習サービスをメイン教材として使っている塾の場合は、「学校で使っているのと同じか」となって、通う理由やモチベーションも薄れそうです。
だからと言って、それが理想的な教材であればあるほど、あえて他の教材を使うのは無駄なわけで、いっそ全国の学校で一斉に導入したほうが良いという話にもなります。
教材の質が指導効果にはかなり大きく影響しますから、学校も利用できるものはどんどん導入していってほしいですね。
それと同時に、教材の条件が揃った後は、使う教師の技量差がものを言いますから、今までとは違う新しい教育環境に沿った形での、個々の教員のスキルアップも図っていってほしいものです。
楠木塾長
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