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ヤマシタ様

中学受験失敗からまだ母親が立ち直れません。ランクが下の学校でありながらがんばらない娘にいら立ちを覚え、自己嫌悪に陥り、毎日つらいです。
元気に学校生活をおくってくれていれば私も安心するのですが。

 


 

生徒本人ではなく、お母様のほうが立ち直れていない状況ですね。

 

中学受験に関わらず、受験に失敗した場合は「奮起して頑張る」「やる気をなくす」の2つの道があります。

そして、その他の受験と比べて、中学受験の場合は圧倒的に「やる気をなくす」のほうが多いですよね。

実はこの2つのどちらになるかは、受験時の指導のしかた次第でおおよそコントロールできるのですが、中学受験塾の多くは受験本体のほうに集中して、そこまで気が回らないケースがとても多いです。

そういったあたりの指導や心配りをしていないと、やる気をなくしてしまうのはある意味で自然と言いますか、少しくらいはしかたのない部分もありますから、あまり子供を責めるわけにはいきません。

ですから、いらだちを覚えながらも、単にお子さんを責めていないらしいのは素晴らしいですし、むしろ自己嫌悪に陥っておられるのは、優しいお母様なのでしょうね。

 

人が大きな失敗から立ち直って頑張り始めるまでには、一定の時間と、それなりのきっかけが必要です。

時間については待ってやるよりありませんから、後はきっかけのほうで与えられるものがあれば、積極的に与えていけると良いですね。

そして、入る前には「ランクが下」の学校だとしても、入ってしまえば子供にはそこしか無いのですから、ランクを意識させない関わり方も取り入れてみてくださいね。

(参考までに、受験前の時点で手を打っておいた場合は、ランクを意識させる関わりも有効になります)

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。