りり様から、お寄せいただいた教育相談のご紹介です。


 

はじめまして。
中一になる一人娘を持つシングルマザーです。
離婚して実家に戻り私の母と娘と3人で暮らしています。
勉強の方は、部活もやりながら頑張っています。母子家庭なので進学するなら国公立にしか行かせれないから、今住んでいる公立高校のトップの高校に行くことを本人も私も希望しています。
前回のテストであまり口出ししなかったのですが、DSばかりやっていてイライラしました。
テスト勉強のしかたが(とくに暗記物の社会)わからないというので、期末テストは計画を立てて一緒にやってみようかということで、私のほうが気合入っちゃって、3日ほど勉強を一緒にしていたところ、娘が自分の時間がない!!と爆発してしまいました。
私だって仕事してご飯作って勉強を見て時間がないよ。。。なんのために頑張っているのか虚しくなり1時間のプチ家出をしてしまいました。
公園でビールを飲んで泣いていました。

それと重なってクラスの男のこと、つきあっているようなことを娘の日記を見てしまって、(いけないことなんですが)ショックというか。
ただ今必要以外口きいていません。
祖母とは普通に会話しています。
私が過干渉すぎることは分かっています。
こうすればもっと効率いいのにと思えば教えてあげたくなるし、テストに出そうなところも予想がつくので「これ覚えた?」なんて口出ししてしまいます。本人は負けず嫌いな性格で勉強もできる方ではあります。

なんだか、なにもかも空回りになってきています。
一人で相談できる人もいないので、心細くいたところこちらのサイトにたどり着きました。
支離滅裂ですいません。どんなふうに話し合いしたほうがいいでしょうか。
アドバイスよろしくお願いします。

 


 

ご相談をいただいてからしばらく経ちますため、その頃と比べて状況は落ち着いているかもしれませんね。

相談できる相手がおらず心細い思いをされておられる中、タイムリーな対応ができずに申し訳ございません。

今さらかとは思いますが、できる範囲でアドバイスさせていただきますね。

 

それでは、結論が簡単なものから書いて参ります。

  1. お子さんの日記について
  2. お子さんへの過干渉について
  3. 計画の立て方について

 

(1)お子さんの日記について

書かれておいでのとおり、これは反則でしたね(笑)

ただ、見てしまったものはもうしかたが無いですから・・・(続きは省略)

 

(2)お子さんへの過干渉について

「過干渉すぎることは分かっている」と書かれているように、中学生にもなり、しかもそれなりにしっかりしているお子さんであれば、もう手を離し始めても良い頃ですよね。

何でもかんでも口出ししてしまいたくなるお気持ちは分かりますが、それを続けていると、「口出しされないと生きていけない」と言う、一人前とは正反対の受け身人間へと育てることにつながります。

 

ただ、ここで「親は干渉してはいけないのだ!」と過度に思うこともやめてください。

過干渉を自覚すると、「もう言ってはいけない」と思うのですが・・・(続きは省略)

 

(3)計画の立て方について

仕事も家事も頑張り、その上勉強まで見ているのですから、お母様の大変さはかなりのものでしょう。

一生懸命頑張ったのに、全てが無駄だったかのような思いにもなり、本当におつらかったですね。

 

大変な状況ですから、空回りになってしまわれるのも当然だと思います。

ただ、親子であれば置かれている状況は同じですから、お子さんもお子さんなりに大変なのだろうと思います。

実際、そうした中で勉強も部活も頑張り、進路も親に負担をかけまいと考えてくれているのですよね。

 

反抗期になると、つい「敵」として認識してしまいがちですが、こちらが「支配する愛」を手放して、「寄り添う愛」「見守る愛」へと移行していけば、必ず心強い「味方」になってくれるものです。

お母様が頑張っておられるのはもちろんですが、決して孤独にばかり目を向けること無く、身近に最大の理解者となってくれる存在がいることは忘れないでくださいね。

 

それでは、学習計画と勉強法について話を進めて参りましょう。

 

定期テストに向けて、計画を立てて勉強を進めること、それ自体はとても良いことです。

特に、上位のお子さんであるほど、短期的な勉強では無く、定期テスト前だけにとらわれない長期的な勉強法も身につけていくことが大切です。

ましてや、地区トップ校や国公立大学を目指すならば余計にですね。

 

ただ、同時に・・・(続きは省略)

 

続きは「正会員の専用書庫」でどうぞ。

 

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楠木塾長

指導歴20年以上のプロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行う。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。