こ嬢様から、お寄せいただいた教育相談のご紹介です。
こんにちは。
いつもお世話になっております。
ありがとうございます。
毎週届くメールマガジン、ブログ、過去の記事を読み、共感したり、考えさせられ、落ち込み、泣いて、癒されたり…
また、セミナーを受講させていただき、楠木塾に出会えたことに感謝します。
何度かメールを送ろうとしては、これはメールマガジンやブログに書いてあったと思い直しては削除…また削除。
そんなことを繰り返している間に、5月になり、『鍵』もなかなか見つけることもできず、中学二年生の息子は、なんの前触れもなく、塾へ行く数分前に『塾をやめてもいい』と私に確認して、電話であっさりと塾をやめました。
小学生の頃から、本人が思っているより、勉強できなかったこともあり、中学入学式当日から、個人経営の少人数生の集団塾へ通わせました。
年明けの懇談で『やる気の問題です』と言われ、塾の先生のおかげで、楠木塾のサイトを見つけることができました。
読めば、読むほど、私の子育て、塾、勉強、反抗期…後の祭りばかりでした。
我が家も成績のことがきっかけで、暴言、物に当たり散らし、家を出て行き、帰って来る。そんな毎日が半年以上続きましたが、塾を休むことはありませんでした。
『二年生からは、また頑張るから』といつものように言って一カ月。
塾を変わることを、頑なに嫌がっていたので、しばらくしてやめた理由を聞きました。『先生の言ったことをきちんとやれば成績も良くなることはわかっているけど、宿題もやる気がない。やる気がないのに塾へ行く意味がない』『俺は俺でいろいろあって…自分のペースで勉強したいから』とのことでした。
家庭学習どころか、テスト前でも『塾でやってきたから』と家で勉強などしたこともなく、しないとわかっていましたが、やりたいようにさせました。
テスト前だったこともあり、効率の悪い計画表を作り、机に向かっていましたが、塾に通っていた時とさほど変わりなく、残念すぎる結果でした。
でも初めて、私に答案用紙を見せました。数学は、解答欄にマイナスを書き忘れたり、XとYの答えが逆に書いてあったり…
(本人は間違ったけど、わかってるから大丈夫と思っているはずです。)
これだけでマイナス20点…
ため息、ダメ出しをぐっと我慢し、苦笑い。
本人も『次は頑張る』と言いかけてやめました。そして『勉強のことを言われても、暴言とか暴れたりしないって決めたから。勉強もできない。やる気もない。頑張るって言っては頑張れない。同じことの繰り返しです。勉強のやり方なんて聞きたくもない。塾にも絶対に行きません。』と開き直り出したかと思えば『休みの日に参考書を買いに行きたい』と言うのです。
『参考書?今は参考書よりも教科書でしょ!』『買ってもやらないでしょ!』と言いかけましたが、今は知ることが大切だと、息子が選んだ参考書も、否定しないように心掛け、一緒に買いに行きました。
成績の事を考えたら、中二の夏休みに夏期講習など行かせるべきなのですが、私の言い続けてきた言葉の積み重ねが、聞く耳も、やる気も、塾へ通う気も、無くしてしまったのですね。
テストが終わってから、またやらない計画表を作りました。
『私も勉強する』と宣言し、会社から急いで帰り、さっさと家事を済ませ、毎日1時間、楠木塾で勉強をしています。
息子はテレビ…参考書はどこへ…。
私だけが焦り、塾を辞めさせず、楠木塾で勉強しながら、関わり方を変えるべきだったのかもしれません。
息子は『授業もちゃんと聞いてるし、ノートも今までとは違う、テスト前も計画立ててる』と言ってます。
今はまだ何も言わず、家で勉強をしない息子を、受け入れるべきなのか…
明日も勉強させていただきます。
長文になってしまい、申し訳ございません。読んで頂き、ありがとうございました。
毎週のメールマガジンだけで無く、ブログの過去記事までお読みいただき、誠にありがとうございます。
悲喜こもごも(?)で感情豊かにお読みいただいているようで、私と私の記事たちも喜んでおります。
丁寧に過去記事をお読みいただいている方ほど、同じ内容を聞くのが気がかりでメッセージがしにくい面もあるかもしれません。
私も悩む点なのですが、あまりに安易にお送りいただくと、「まずはメールセミナーを読んでください」「同じ内容でブログ記事に書いてあります」で御返事が終わってしまうことになります。
これは、手抜きで済ませようとしているわけでは無く、そうしたメールセミナーやブログの長編記事は、1回のやりとりではお伝えしきれない内容を丁寧にお伝えするために力を入れてコンテンツ化したものですから、単発のアドバイスよりもはるかに濃い内容をお届けできるわけですね。
ですから、そちらを読んだ上で質問なりをしていただくので無いと、結局「そこに書いてあるのと同じ(かそれ以下の)アドバイス」しかできず、他に読まれている多くの方々にも「読めば分かる話」になって、おもしろいものにはなりません。
ただ、あまり過去の内容を気にされすぎると、いつまで経っても聞けない状態になりますよね。
ですから、メールセミナーや過去記事をある程度読まれても分からないことなどは、思い切ってメッセージいただければと思います。
たとえ過去と同じ内容になったとしても、しばらく出ていない内容であれば、他の読者の方から見て「復習」にもなりますからね。
もちろん、ご紹介(と御返事)できる数に限りもあるため、まずは今お通いの塾をはじめとする身近な専門家にご相談いただくのを第一とし、それができない場合にご利用いただくのが良いと思います。
(何度か書いていますが、複数の教師が関わると「指導の干渉」が起きるため、できる限り信頼できる1つに絞ったほうが良いです)
さて、肝心のお子さんの状況ですが、心の中でかなりの葛藤があるようですね。
親御さんもどうして良いか悩みながら忍耐と手探りのご様子ですが、お子さんもそれに応じる形で、自分なりに良くなろうともがいては、うまくいかない現実に絶望することを繰り返しているような状態だと思います。
一番の救いは・・・(続きは省略)
※御返事はメールマガジン内でさせていただきました。
楠木塾長
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