dorimi様から、お寄せいただいた教育相談のご紹介です。


 

いつも興味深く拝見しています。

私には高校一年生と中学一年生の男の子がおります。
今年は二人揃って進学し、本格的に勉強も始まり出しました。

下の子は、自分から中学受験をすると言い出し、約半年でしたが塾通いをし、第一希望だった地元の附属中学校へ通っております。
小学校との友達とは別れ、新しい環境にワクワクしておりましたが、新しい友達との関係が思うようにならずイライラすることもあり、学校に行きたくないとは言いませんが、5月6月は精神的に不安定でした。
勉強の様子を見ていると6月が終わろうとしている今もやはりまだどこかソワソワしているような落ち着きのないような感じは否めず、集中もとぎれ気味で、見ている私はついつい口うるさい事を言って嫌がられています。
塾は公文式を始めました(国語だけは小学校からしていました)が、宿題プリントもする気配はなく、お金だけ払っているような状態で、辞めようかと思い公文の先生に相談したところ、「今は、中学受験して中学校に入って、やらないといけないと頭では分かっているけど、地に足がつかない状態。塾を辞める辞めない以前の問題です。」と言われてしまい、返す言葉がありませんでした。

これからどのように子供と関わっていけばいいのか、塾もそのまま様子を見るべきか、もっとやる気のでるような塾に変わるべきか悩んでいます。
どうしたらいいのでしょうか。。。

 


 

先日、下の子について相談させていただきました。ありがとうございます。
上の子も下の子も勉強が始まる年代に突入し、次から次へと問題が出ています(笑)
実は、上の子でも悩んでいる事がありまして、沢山の相談が寄せられている中、無理を承知でパソコンにむかっております。すみません。。

長男は今年から進学校へ通う一年生男子です。
中学時代は特に勉強に困る事はなく、私も安心しておりましたが、高校では野球部に入り(小学校よりしておりました)、文武両道との名目で頑張ろうとしてるところです。

しかし、さすがに高校の勉強は難しいようで中学校の時のようにはいかないようです。
おまけに野球部はどの部活動より練習が厳しいようで、平日は夜の9時にならないと帰ってきませんし、土日祝も朝6時~夜7時まで練習があり、帰ってくるとクタクタで、勉強といえば課題をこなす程度です。
進学校ですから入学早々、課題テスト、中間試験、校内学力テストと厳しい現実をつきつけられ、自分でも多少なりとも、ヤバイと感じるところがあるようです。
しかし、実際はそれを補う絶対的な時間が足りず、傍で見ていてもこれでは三年後(すでに三年はありませんが)大学進学は厳しいものになるな、と不安を感じています。
部活を辞めたら?と時々打診してみるものの、今の所、本人は辞める気はないようです。
結局は本人の人生でしょうから、親の私の思い通りにさせようとするのはよくないと頭では分かっていますが、不安はぬぐいきれません。

特に、数学と英語の長文につまずいているようで、本人が言うには、数学は一つ一つは理解できるけれど、テストになるとどのパターンでやるのか分からない、英語は自分の単語の少なさが原因だ、と言っております。
ヘルプ!と思い、どこか塾に…と思ったのですが、夜9時からスタートするような塾はどこを探してもなく、色々な塾で話しを聞くと、地元ですから長男の通っている野球部の事をよくご存知のようで、「野球部さんは、4年計画です。」とか、「野球部さんは、自分の実力以上の大学進学は正直無理です。」という厳しい言葉ばかりを耳にし、ますます不安に思うこの頃です。

このままでは良い方向に向かう事はないのでしょうか。
独学で勉強するとしたら、数学・英語(特に、長文)、この2教科を今の状態から少しでも乗り越えるにはどのような勉強方法が有効なのでしょうか。
私の個人の意見としては部活は辞めた方がいいと思うのですが、子供の意見を尊重し、見守ってやるのが親の務めなのでしょうか。
心の中は葛藤で渦巻いています(汗)

 


 

いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

別の日(と言っても翌日)に分けてお寄せいただきましたが、別々にすると2つ目の御返事がはるか彼方になりそうですから、まとめてご紹介と御返事をさせていただきます。

また、文章量から見て、上のお子さんのほうがメインのような気もしますが(笑)、基本的には中学生対象の教育相談ですから、下のお子さんをメインにいたしますね。

 

新しい人間関係がうまくいかない中でも、不登校になること無く、何とか学校生活が無事に送れているのは本当に良かったです。

ただ、せっかく希望の中学校に合格したのに、新しい環境があまり合わなかったのは、誠に残念に思います。

 

いくら事前に「学校の教育方針が子供に合うか」「教育内容や先生の質は良いか」などを入念に調べたとしても、「同じクラスの生徒」に関してだけは実際に入ってみるまで分かりませんよね。

昔であれば、少し強引にでも「頑張って行きなさい」と背中を押してやれば、そのうちに慣れて何とかなってしまうケースも多かったわけですが、最近はいじめや不登校に発展する場合もあります。

もちろん、こういった人間関係のトラブルを乗り越えることもまた、学校生活における大事な経験の1つですから、あまり過保護になってもいけないわけで、そういう意味でも親御さんの判断が難しくなっていると思います。

 

今回は、学習面で悪い影響が出てしまったようですが・・・(続きは省略)

 

※御返事はメールマガジン内でさせていただきました。

正会員の方はバックナンバーをこちらからどうぞ。

 

The following two tabs change content below.

楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

おすすめコンテンツ

弊塾からのお願い

当サイトでは、生徒・保護者に寄り添った、中立的な情報発信を最大の売りとしています。
そのため、今ではどこでも当たり前となったサイト上での宣伝や広告等の掲載を一切していません

これは「余計な画像や動画が表示されず読みやすい」「ステマが100%無いため安心して読める」といった点では良いのですが、運営的にはかなり大変なところもあります。
そこで、今後も安定的に活動を継続していくために、寄付を募ってみます。
弊塾の活動を応援してくださる方、記事の内容が参考になったという方、ご相談が役に立ったという方がおられましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

<ご寄付はこちらから>
※Pay What You Want方式です。