反抗期の子供が言う事を聞いてくれるかどうかは、やはり言い方や伝え方が大きなポイントになってきます。
普段、大人に対してもそうであるように、伝え方の些細な違いだけで、本当に驚くほど相手の反応は変わります。
実際に「うちの子供(生徒)が言う事を聞かないで困っている」と口にする親や先生ほど、言葉に対して雑なところが多いものです(笑)
例えば、上の話に出てきた模試の話ですと、いきなり「模試の日程はいついつだよ。ちゃんと準備しなさい」では、反抗期で無くても反発します。
こういった直接的な言い方が、言う側にとっては最も楽ですが、うまくいく可能性も最も少ないです。
(楽をして良い結果は手に入らないという、子供に言っているのと同じはずの間違いを、親や先生も無意識でしているわけですね)
試しに、少し変えて「模試の日程はちゃんと調べたの?」と聞くとしましょう。
そうすると、悪くすれば「いちいちうるさいなあ」と返ってくるでしょうが、良ければ「まだ」「これから」と前向きな返事が返ってくるでしょう。
ちょっと言い方を変えただけで反応が変わるというのは大きな収穫ですね。
しかし、仮に良い返事が返ってきたとしても、これだけで実際の行動に移す可能性はほとんどありません(笑)
そこで・・・
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楠木塾長
指導歴20年以上のプロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行う。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。
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