塾長さま、こんにちわ
「私学単願誘導」・・・まさにこの状態です(^_^;)
当初、本人の志望校(公立の偏差50弱ぐらい)を進路調査で書いていましたが、二者面談でこの内申(75)では無理と言われ、しょんぼりして帰ってきました。
W模擬の成績から、あきらめるのは早いかなとも思いますが、本人は、偏差46ぐらいの私立単願(内申が足りないので入試を受けます)の方向に、心を決めたみたいです。
12月7日にその私学の学校説明会があり、息子と行く予定です。
誘導された結果であれ、最終的には自分で決めた、その学校の過去問をアマゾンで手に入れ、そこに合格したいと、勉強していますから、そのまま頑張ってと見守る日々です。
ところが、10日には三者面談があります。余計なことや不安を煽るような話をされないが心配です。というのも、ブログ内の記事を参考にすれば、担任の持っている情報は、進路指導に関しまったくアテにならないと判断できます。(就職2年目、初めての中3)
最後に、いろいろ参考にさせていただきました「反抗期」のメールですが、そうこう対応している間に、反抗期を抜けたのか、急に変わったみたいで、学校の話や時事問題など普通に話しています。逆にこちらの調子がくるっちゃいそうです。
何かと逆らったり、ダラダラしたりしていたのに、なんか素直になってしまって、唐突に反抗期って、終わるものなのでしょうか?
それでは近況までにて失礼します。
私立単願への誘導について、さっそくメッセージをいただきました。
前回は書かなかったのですが、私立単願への誘導は「明らかに公立に入れる力があるのに、無理やり変更させられる」場合もあるのですが、「明らかに公立は危ないから、ここで推薦をくれるのはありがたい」場合もあります。
つまり、学校の事情や先生の都合(エゴ?)で変更させられる場合と、本当にその子にとってベターな道として提案してくれている場合とがあるわけですね。
ここが、この問題の複雑なところで、良心的な学校や先生と、エゴだらけの学校や先生との見分けを難しくしています(苦笑)
今回がどうなのかは分かりませんが、すでにお子さんの心が決まったのであれば、親御さんとしては、それを応援するよりありませんよね。
相当力のある教師であれば、そこから翻意させることも可能なら、実際に合格させることも可能ですが、親御さんがそれをやろうとすると喧嘩になってしまいます(笑)
おっしゃるとおり、「最終的に自分で決めた」ことが大切です。
いろいろ思うところはあるかと存じますが、どうか最後まで見守ってあげてくださいませ。
三者面談については、皆様ご心配されているようで、ブログの検索キーワードも1位です(笑)
ただ、いくつか書いた記事のうちの1つだけを発見される方が多いようで、今回ご指摘の内容を書いた記事は、読まれていない方も多いと思います。
(情報量が多すぎるのも問題ですね・・・)
今回は2年目の新人教師で、中3の担任も初めてとなれば、保護者との面談をこなすのに手一杯で、余計なことや不安を煽るようなことも言えないくらいでは無いでしょうか?(笑)
ありもしない事実をでっち上げて、先生が望む進路へと誘導するような困った先生もいますが、お子さんはすでに私立単願で決めているようですから、ここからさらに余計な誘導の必要性もありません。
確実にあてにならないと思われますが、そこは「受験校や進路を決める」段階の話で、すでに決めてしまっていれば、後は定型業務に等しいですからね。
確かに、あったかもしれない他の選択肢の提示など、力のある先生であれば受けられていたであろう進路指導が受けられなかったことは不運ですが、担任の先生ばかりは選ぶことができませんからね。
それに、生徒を納得させられないまま信頼を失い右往左往する状態の先生よりははるかに良いですし、進路指導の未熟さを補う情熱や親身な姿勢などがあったかもしれません。
トータルで見て「良い先生だった」と思える先生であったことを願っております。
反抗期については、親御さんの関わり方が適切であれば、急に変わることも起こりますよ。
成績と同じで、最初は変化が見えなくとも小さく積み重ねていくことで、ある段階まで積み重なった時に、目に見える変化が起こり出すものです。
特に、高校受験前の時期は最大のチャンスで、人間的にも成長する中で、親との関係を再構築していくことができます。
我々教師も、教え方や伝え方を変えるだけで、子供の反応が激変することを最初に目の当たりにした時は、驚くと同時に、あっけにとられるものです。
後で思い返すと「今までのあれは何だったのだろう?」と思うほどですね(笑)
ですから、お母様の日々の小さな努力の積み重ねがあればこそだと思います。(お子さんのために正会員として学ばれるような方ですしね)
長いようで短い反抗期だったと思いますが、本当にお疲れ様でした。
そして、反抗期が終わったと言う事は、本当の巣立ちの準備が整ったと言えます。
それと同時に、さらなる成長のための方法論や、親として人生の知恵などを伝えていけるチャンスがやってきたとも言えます。
もちろん、伝え方は工夫しなければなりませんが、これまでの学びを活かしつつ、できる範囲で伝えていってあげてくださいね。
また、高校受験前に態度が改善しても、合格後に再び悪化する事例は多いですから、今のうちにできるだけ良い状態に持っていっておくことも大切です。
特に、私立単願の場合は合格後にだらけてしまいやすいですから、志望校を受験させてもらえない悔しい思いを覚えている間に「高校で同じ悔しい思いをしないように、合格後も勉強を継続して、公立の生徒に差をつけられないように頑張ろう」と背中を押してあげることも良いでしょう。
公立の生徒よりいち早く合格→目標が無くなりだらだらする→それを見ていらいらする→再び険悪なムードに・・・とならないように、状態が良い時こそ適切な手を打つようにしてくださいね。
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楠木塾長
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