いつも真剣に拝読しています。
とても参考になり、我が育児を振り返っております。

さて
『その子に合った勉強指導法』ですが
あと四ヶ月後の公立高校受験までに
果たして間に合うかなぁと、些か諦め気味なのですが
毎回拝読していて、取り敢えず実践しています。
ですから、結果がどうあれ必ず楠木塾長さんに
報告させていただきます。
今は情報を頂いてばかりで申し訳ございませんが、
どうぞよろしくお願いします。

今は…
やはり成績が上がらない、落としてはいけない問題を
落としたりする事がある、
『どうしてもこの学校に受かりたい』という
ガッツが足りない、などが悩みと言えるものです。

先々週の国語の授業で
公立高校の過去問を解いたそうですが
結果は、家で解く過去問、V模擬での結果より
15点も上でした。
『緊張していないと、キチンと解けるんだね
あの時間眠かったから、40点くらいかと思ってた』

この話が娘の勉強姿勢の全てを表現していますので
今現在、考え中です。

模試や実力テストで
手応えのあるテストは、悪い結果だったり
難しいテストも勿論悪い結果だったりしますが
論理的に手応えのあると感じた部分の問題には
印を残して来なさいと言ってますが
中々、本人と正答が一致しない、初見に弱い事が
諦め気味の原因になっています。

色々と考える事が多くなって来て
纏まらないメールで申し訳ございません。

相談させて頂くこともあるかもしれません。
これからもよろしくお願いします。

 


 

いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

こちらのメールマガジンでは、親の心得や反抗期対応など周辺に関する情報が多く、正直な所、具体的な勉強法にはあまり言及できていません。

ただ、ブログなども含めればたくさんの情報をお届けできていると思いますから、ご家庭の状況に合わせてメールマガジン以外も参考にしていただければ幸いです。

 

一方、結果がどうあれご報告をいただけるとのお言葉、楽しみにしておりますね。

もちろん、良い結果になるに越したことはございませんが、結果だけで無く「過程」にも得るものは大きいです。

受験に間に合わなくとも、高校の勉強やその後の人生に役立つと言う意味で間に合えば良いのですから、少しでも挽回されることを願っております。

 

また、情報をいただいてばかりとのお気遣いもいただき、誠に嬉しく存じます。

「捨てる神あれば拾う神あり」では無いですが、情報やアドバイスは「もらって当たり前」と言わんばかりの態度を見せられる方もいれば、こんこーね様のように感謝の言葉をお寄せいただく方もいらっしゃいます。

幸いなことに、こちらの読者の皆様は心優しい方が多く、これからもそういった方々にお読みいただき、役立てていただきたいと思っております。

残り数ヶ月ではございますが、どうかよろしくお願いいたします。

 

ところで、国語のテスト結果については、どうも自分に都合の良い見方をさせてしまったようですね。

国語は問題文との相性の要素が大きく、15点くらいの上下は普通に起こります。

緊張が原因かもしれませんが、たまたま出た「最大瞬間風速」かもしれず、それをもって「これが本当の実力だ」と考えるのは危険です。

もし塾にお通いなのであれば、そういった点の指導がされていないところに不安を感じます。

(知識や分からないところを教えるだけで無く、自分の実力の分析のしかたや対処法などを教えるのが、教師の本当の役割ですからね)

 

一方、「あの時間眠かったから、40点くらいかと思ってた」については、「本人のやる気の無さを示す例」として受け取ることもできますが、「できない自分への恥ずかしさをごまかしている言動」と受け取ることもできます。

ここの解釈を間違えると、「反省していないからもっと厳しいことを言わねば!」と考えて、傷ついた子供の心をさらに傷つけて、余計にやる気を失わせるような関わり方につながる場合もあります。

見た目の様子や状況が同じに見えても、叱咤激励するべき状況の子供もいれば、反対の関わりをすべき状況の子供もいるものですから、そこはお気をつけてくださいね。

 

国語の勉強法については、ここで簡単に語り尽くすことは到底できませんが、今の「手応えのあった問題に印をつけさせる」のは、あまり意味が無いと言えそうです。

国語の苦手な生徒は、自分の出した答えが「論理的に手応えがあるかどうか」さえ分かっておらず、それができるのはもっと上のレベルの生徒ですからね。

それに、印をつけてやり直させる手法は、どちらかと言うと国語には不向きですし、手応えのあった問題につけさせて、それが間違っていることを確認する今の流れは、ますます自信を失わせることにつながりかねません。

 

そもそも、答案用紙も見ずに、どういった問題で点を落としているのかがはっきりしないまま、ここで議論してもあまり意味は無いのですが(笑)、国語は意外と読解以外の問題も多く、作文、漢字、文法、古文などの要素で点を落としてしまっている生徒はとても多いです。

根本的な論理力から鍛えるとなると時間的な問題も出てきますが、技術的な読解法であれば(後であまり役に立ちませんが)上手に教えてもらえばまだ十分間に合いますし、読解以外の部分であれば、暗記を中心にした学習を頑張れば短期間で何とでもなります。

特に受験前の時期ですと、読解を指導してくれる先生がいるか、学習法のノウハウがある場合以外は、読解以外から攻めるのがセオリーですから、そういったあたりも含めて、お通いの塾に相談しながら事後策を練るようにされてくださいね。

(ただ、学校でも塾でも、ほとんどの先生は国語指導のノウハウが無いため、いくら相談してもまともな答えが得られないかもしれませんから、聞く相手は選ぶようにしてください)

 

こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

 

The following two tabs change content below.

楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

おすすめコンテンツ

弊塾からのお願い

当サイトでは、生徒・保護者に寄り添った、中立的な情報発信を最大の売りとしています。
そのため、今ではどこでも当たり前となったサイト上での宣伝や広告等の掲載を一切していません

これは「余計な画像や動画が表示されず読みやすい」「ステマが100%無いため安心して読める」といった点では良いのですが、運営的にはかなり大変なところもあります。
そこで、今後も安定的に活動を継続していくために、寄付を募ってみます。
弊塾の活動を応援してくださる方、記事の内容が参考になったという方、ご相談が役に立ったという方がおられましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

<ご寄付はこちらから>
※Pay What You Want方式です。