開催中の特別講座「成績の上がる勉強法講座」のご感想をお寄せいただきました。
課題に対してお寄せいただくコメントは全て講座内でご紹介していますが、それ以外のものは配信スケジュールの都合でご紹介できない場合があります。そういったものは、ブログやメールマガジン上でご紹介と御返事をさせていただきますね。
(匿名のため、お名前は分かりません)
毎回、配信を楽しみにしております。私生活上の理由で、なかなか時間が取れず購読メインになってしまい、大変申し訳なく思います。参加されている皆様の実例を読むと、素晴らしく具体的に考えておられ、心から尊敬いたします。
毎回、息子の場合・・・と考えてはみるのですが、今のところ、毎日やり方を微調整しており、しかも、かなり、「母親の勘」に頼っているので、今日はこれ、と思っても明日は見直しということが多々あり、「今のところこんなやり方ですが、明日にはまた変わるかも、しかもそのやり方が正しいと言える自信がありません」というような答え方しかできません。どうしてこんなに難しいのだろうと自分を責めることも多いのですが、あまり責めすぎても悲観的になってしまうので、息子の能力を過信せず(苦笑)、こつこつ頑張っていこうと思う次第です。
毎日の息子の様子を観察し(特に前日の睡眠量や部活動の疲れ具合など)、その日の勉強量・内容を私から提案、自分で休憩を決めながらその日のうちのうちにこなす、という日々が続いています。限界量は毎日の顔色を見れば察しがつくようになりました。少し多めの量を提案していますので、終わらないときもあります。できていても、適当にやってないか心配な時もあります(実際、抜き打ちで見てみると、こんな部分でまだ間違えているの?と悲しくなるときがあります・・)。
本当は、計画から本人に任せたいのですが、今はまだ、そこまで任せてしまうと、タコの糸が切れたように本人にもコントロールが効かない状態になってしまいそうなので、少しずつ、少しずつ手綱を緩め、いつか本人がきちんと独立できるように、サポートしているつもりです。以前に比べると、トータル的には微々たる前進を実感できるようになりました。
塾へ行っていないので、定期テスト前のチェックは今回も私が手伝う予定です。
先日、数学の小テストがありました。試験範囲が短く、また、数日前に予告されていたこともあり、毎日の勉強量・内容の提案だけして、あとは本人に任せてみました。ここまで本人に任せたのは中1のとき以来です。分からない部分だけ聞いてきましたが、ほとんど聞いてこなかったので、不安かつ開き直りが私の中でありましたが、結果は、かなりよいものでした。満点ではありませんでしたが、おそらくクラスで1番か2番、と思ってよさそうです。高得点はとってくれるのですが、今回は、久々に本人の力の割合が大きかったので、今までにない充実感が私の中にもありました。
ここにきて、少しずつ私のやり方を受け入れるようになりました。私の努力というよりも、むしろ、本人が成長したからだと思います。私の努力がやっと本人に通じた、といった実感は残念ながらありません。
その小テストでは安堵感がありましたが、昨日、歴史を少し見てあげたら、試験で高得点をとるにはかなり努力が必要かも!とびっくりしてしまったので(笑)、今日から暗記モノの勉強を本格的にスタートです。疲れていたら、嫌がるかな・・・。
かなり脱線してしまいました、申し訳ありません。
塾長の意図には反してしまうのかもしれませんが、今後も、こうした有料講座を楽しみにしています。
ご感想に加えて、経過報告までお送りいただき、誠にありがとうございます。
課題提出は義務制では無いですし、皆様それぞれのご都合や利用法に合わせてご参加いただくのが一番ですから、その点は全く気にされないでくださいね。
他の参加者の方々のコメントや実例は、本当に面白いですよね。皆様それぞれに悩みながらも、いろいろと工夫をされておいでで、きっと私の講座部分など無くとも、それを読むだけでもかなりの参考になると思うほどです(笑)
しかし、毎日やり方を微調整しつつ、しかも「母親の勘」をフル活用しながらの取り組みとは、それはそれで素晴らしいことだと思いますよ。そんなにすぐに「我が子に合ったぴったりの方法」は見つからないですし、講座内でも触れているように、そもそも理想のやり方は、生徒の成長に合わせて徐々に変化していくものですから、そういった「変化し続ける状態」こそが、ある意味で理想的な関わり方だと言えます。(そして、そこまで手のかかる関わり方は、能力的にも物理的にも一般的な先生には無理ですから、親御さんだからこそできる関わり方だとも思います)
もちろん書きにくいものは書かなくても大丈夫ですが、「現時点でこうしている」というご報告をされている参加者の方もおられますから、またいつか気が向いた際にはお気軽にコメントしてみてくださいね。
また、今はまだ計画から本人に任せられない状況のようですが、セルフコントロール力が十分に育っていない生徒の場合ほど、いきなりそういうことをさせても無理なのも事実です。そもそも、セルフコントロール力自体もまた、学力と同じで徐々に育てていくべきものですから、生徒の成長に合わせた関わり方が欠かせません。
そして、どこまでがその子にとって必要かつ適切な関わりで、どこからが過保護や過干渉になるのかは、生徒の現状や親子関係にもよるため、一概に断じることはできません。そのため、試行錯誤をしながら、子供の反応であったり、テスト結果であったり、目に見える成長の軌跡であったりを見ながら判断することが大切です。
そういう意味で、今回は試しに本人に任せてみたことは、とても良い試みだったと思います。しかもそれが功を奏して、驚くほどと言っていいほどに良い結果が出せたことはお見事でしたね。過保護や過干渉の状態ですと、そこでつい我慢しきれずに余計な手出し口出しをしてしまうわけですが(笑)、そこをぐっと我慢して、本人の独力で力を発揮させた点は特に素晴らしいです
お母様の充実感はもちろんですが、それ以上に、お子さんも充実感を感じていたと思いますよ。(そして、それがお子さんの素直な姿勢を引き出している面も大いにあるはずです)
また、「私の努力がやっと本人に通じた、といった実感は残念ながらありません」については、むしろ良い傾向ですよ。
私達が指導している時も、たくさんの手をかけて、生徒に「教えこむ」ような関わり方をしている時ほど、こちらの努力が通じたという感触を得られます。反対に、生徒の「力を引き出す」ような関わり方をしている時ほど、こちらの努力では無しに、生徒自身の頑張りなのだと感じてしまいます。そのため、わりと多くの指導者が、自分が教えたという実感を強く得られる前者のような関わり方をしてしまう面があります。
しかし、本当の意味で生徒が成長するのがどちらかと言えば論を待たないですよね。実際に、生徒を伸ばすことのできる、力のある先生ほど「私では無く生徒自身の力ですよ」と、謙遜では無く本心から言うもので、前者の関わり方で「自分の指導によって成果を出した」と感じるのは、未熟な指導者の自己満足に過ぎません。
このあたりは、実際にそういう経験が無いと実感しにくい部分ですが、おそらく今の状況であれば、何となくは伝わるのでは無いでしょうか。・・・そして、指導者向けとも言えるような、かなり突っ込んだ話になっている気もしますが、特別講座の内容からすれば、そこまででも無いですよね?(笑)
ただし、教育や子育ては常に山あり谷ありで進むものであり、生徒の成長にも常に波があるものです。少しうまくいったと思えば、また別のところで問題が生じるなど、試行錯誤を繰り返していく大変な道のりは変わりません。(だからこそ、奥が深くて面白いのですけれども)
今後も参考にしていただけるように、様々なテーマで講座を開催していくべく頑張って参りますね。
楠木塾長
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