いつもお世話になっております。

こちらのコンテンツを参考に一ヶ月前から期末テスト対策を息子(中1)としました。
結論から言いますと、順位が約30番アップしました。
学力テストは範囲があまりないのに対して期末テストは範囲外も多少含まれるものの範囲が中心なので対策がしやすかったということも大きいです。

ちなみに順位ですが、息子の中学では5教科の学年順位のみで、9教科の順位も教科ごとの順位もクラス順位も分かりません。
一般の中学がどのようになっているのか分かりませんが・・・。なので、もし9教科の順位ならもう少し下がったかもしれません。

内容は、国語**点、社会**点、数学**点、理科**点、英語**点でした。
国語が足を引っ張りました。特に漢字の配点が10問20点分あったのですが、2点しか取れませんでした。orz
課題の文章が難しすぎたためテスト対策は文法と漢字のみで、息子に任せていたのですが漢字はどうしても後回しになってしまったようです。
(後悔していました。笑)

しかし、今回の順位で自信をつけたようで、テスト明けから自分で計画表をつくって張り切っていました。
(欲張りすぎてこなせる量ではなかったので調節しました。笑)

現在は以前の塾長先生のアドバイスを元に(・・・省略・・・)を少しずつ進めています。
Z会は9月号の途中から放置ですが、もう少し余裕ができたらやる予定だそうです。
冬休みに復習を兼ねてできるといいです。(できるのかな・・。)

こんな感じで何より嬉しかったのが、息子がやる気になったことです。
このままモチベーションが維持できるといいですが・・・。
次は冬休み明けに範囲のない学力テストです!

これからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


いきなり30番もアップとは素晴らしいですね。

順位と得点は伏せておきますが、地区トップ校も視野に入る位置にあるのでは無いでしょうか。

また、最初に結論から書かれるあたり、親御さんの優秀さも伝わって参りますね(笑)

 

定期テストのように範囲がはっきりしているテストは、対策の巧拙が結果につながりやすいですよね。対策をしていない生徒はどれだけでも下がる一方で、上手に対策すれば成績を上げやすいのも定期テストです。

そういう意味では、「成果を感じさせてやる気にさせる」のに向いているテストと言えます。

普通に考えれば、「やることが明確になって、やったことが成果になれば、やる気になって当たり前」ですから、やることを明確にして、成果を出させてあげることさえできれば、モチベーションのアップ効果もかなり期待できます。

 

ただ、すでにお考えのとおり、次のステップは「それをいかに継続するか」です。

すでに何度もお伝えしてきたように、生徒をやる気にさせても、打ち上げ花火で終わってしまうようなやる気のさせ方では意味がありません。

今回は、頑張らせた後に結果が出ていますから、最初のハードルは超えていますが、やる気にさせて結果が出ないようなのは、逆にやる気と自信を失わせてしまう危険がありますからね。

 

そして、やる気を継続させるための最大のツールの1つが「学習計画」です。

ただ、やる気になった生徒は、勢いに任せて無理な計画を立ててしまいがちですから、やる気は保ったままで、計画内容をセーブさせることがとても大切です。

そこのところを、すでに適度な調節をされているのは全くもって素晴らしいですね。

 

省略部分は正会員向けメールマガジンの中で御返事した内容ですから、それで問題無いと思います。

Z会のほうは、その気になればやるでしょうし、力がつけば前よりも時間をかけずスムーズにできるでしょうから、本人に任せて放っておけば良いでしょう(笑)

それよりも注意が必要なのは、次に行われる範囲の無いテストでは、本人が希望するような結果が出ない可能性の方が高いことです。

これは、お子さんの能力が不足しているなどと言うような理由ではありませんよ。

そうでは無しに、正会員になられてからまだたったの2ヶ月半ほどですから、勉強法を変えたのも最大で2ヶ月半となり、どう考えても根本的な成績が上がるには期間が短すぎるからです。

いつもお伝えしているように、力のある塾に入れても3ヶ月から半年は時間がほしいですから、「結果が出なくても気にしなくて良い。むしろ、そんなに早く出なくても当たり前」と言うニュアンスの話はしておいた方が良いです。

まず当たらないと分かっている宝くじでも、変に期待しすぎるとがっかりしてしまうものですから、成績の上がりはじめほど過度の期待感は禁物です。

 

もちろん次のテストで良い結果を狙うこと自体は大切です。

しかし、まだ受験生では無いのですから、1年以上先を見ながら土台を固めるような勉強も大切にしてほしいと思います。

そのほうが、結果的にモチベーションを維持できて、長期的に見るとやる気を維持しやすくなるはずですから。(なお、中2の冬から中3の春は、モチベーションアップの最大の好機の1つです)

そして、その際に鍵となるのも「学習計画」です。

ただし、これは生徒の独力だけではどうにもならず、親か教師の適切な関わりが絶対に必要な部分ですから、コンテンツを参考にしつつ上手に力をつけていってあげてくださいね。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

 

なお、宣伝が目的では無いため率直なことを書いてしまいますが、同じ正会員の中でも、今回の例以上に上がっている方もおられる一方で、全く上がらずに苦戦しておられる方もおられるはずです。

しかし、反抗期がひどい場合には、勉強よりも反抗期対応を優先すべきですし、もともとの成績が良くない生徒ほど、最初の内は辛抱強い対応が必要です。

個々の状況に合わせたやり方がありますから、すぐに勉強法の改善に手を付けられる方もいれば、なかなかそこまで辿りつけない方もいるのは自然なことです。

大事なのは方向性が合っているかどうかで、少しずつでも改善に向けて進んでいさえすれば、あとは人それぞれの進度で良いのだと思います。
まさしく「子育て」は「学校の勉強」とは違うものですから、「こうあらねばならない」と言う思い込みよりも、目の前のお子さんの気持ちと、今ある事実を大事にして、日々の関わりを続けていってくださいね。

そして、くれぐれも親御さんが孤立してしまわないよう、ご家族、学校、塾などの力も得ていただきたいと思いますし、弊塾がその1つになれましたら誠に幸いです。

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楠木塾長

指導歴20年以上のプロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行う。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。