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さくら様

一貫校の2年生の息子は、一日中ゲームばかりで勉強をほとんどしません。試験勉強もほとんどしないため、テストの点数が悪くても気にしてません。良い点をとりたい、成績をあげたいと思っていないことが理解できません。でも、大学には行きたいようです。


 

勉強をするからこそ、悔しいという思いも湧いてくるわけで、全く勉強をしていなければ、点数が悪くても気にならないものですよね。

「良い点をとりたい、成績をあげたいと思っていないことが理解できません」とありますが、逆にここのところは正しく理解されておられるご様子で素晴らしいですね。

 

大人たち全てが「今より仕事を頑張って、もっと高い収入を得たい」と思っているわけではないように、子供たち全てが「今より勉強を頑張って、もっと良い成績を得たい」と思っているわけではありません。

何しろ「良い点をとりたい」「成績を上げたい」という願いの実現には、努力や苦労がセットになるもので、「現状でも満足しているし、努力や苦労をするくらいなら、今のままでも良い」と考える子供は(大人も)たくさんいます。

これを変えたければ、「現状でも満足」「努力や苦労」「今のままでも良い」といったあたりの認識を変えてあげることが必要になってきます。(「大学には行きたい」とあるぶん、手は打ちやすいと思います)

もちろん、その「認識」は、親や先生たちが持っている認識とはだいぶ違うものですから、子供の内側の世界を理解してやった上で、子供の側に合わせた形で導いてやる必要があります。

少なくとも、「良い点をとりたい」「成績を上げたい」と思うのが、当たり前で自然なこと・・・とは全く限らないですから、そこを理解した上で、次の関わりをしていってあげてくださいね。

(階段を、子供のいるところまで降りてから、一緒に登ってくるイメージです)

 

○ 参考:テストが悪くてもやろうとしない子供はこちらにも。

テストで失敗した子供が奮起して頑張らない・・・

 

一方で、一日中ゲームばかりとなると、やや依存気味の状態なのかもしれませんね。

依存が進むと、成績を上げたいとか、勉強を頑張りたいとか以前に、依存しているもの以外のことはどうでもいいという精神状態に近づきます。

この場合に、現状がどうとか、勉強の大切さとかを説くのは的外れで効果もなく、まずは依存を軽減することが最優先となってきます。

さすがに依存の程度がどの程度かまでは分かりませんが、状態に合わせて対応の優先度を選択していかれてくださいね。

 

なお、中高一貫校の場合は、高校入試が無いために、中3になって尻に火がつく・・・ということがありません。

そのため、中2で状態が悪化すると、中3になってもそのまま(またはさらに悪化)ということが起こりやすいのが悩ましいところです。

少なくとも、通常の中学校だとよくある、「中2でピークを迎えて、中3からは落ち着いていく」というパターンは当てはまりにくくなりますから、それは期待しないでおきたいですね。

一方で、一貫校には一貫校のメリットや強みがありますから、それらが生きるような形になることを願っております。

 

○ 参考:ゲーム依存の子供についてはこちらも。

反抗期でスマホ依存・ネット依存の子供への対応

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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