「中1の成績は2学期に下がる」とはよく言われることですね。

はたしてこれは本当かウソかというと・・・本当です

それこそ明らかに、目に見えて下がります。

 

ただし、学校やクラスによっても差があるため、「うちの子は下がらなかったよ」と思われる人もいることは言うまでもありませんよ(笑)

しかし、2学期の成績・・・特に、定期テストの点数について見ると、大きく下がってしまう生徒がとても多いのですね。

それでは下がる理由としてよく言われるものと、本当はどうなのかを順に見ていきましょう。

 

○ 参考:定期テストに向けた正しい勉強法ができているかも確認を。

定期テスト(中間・期末)で成績アップする、効率的な中学生の勉強法

 

(1)生徒が油断する

これが一番よく言われる理由でしょうか。

実際、1学期が良かったことで油断して成績を下げる生徒はちらほらいます。

そのため、ちょっとくらい良くても油断はしないようにしましょう。

 

一方で、1学期と同じかそれ以上に頑張ったのに、少しまたはガクンと下がってしまう生徒もいます。

実際のところは、こちらのほうが多いですね。

 

こういう生徒に「下がったのは油断したせいよ!」などと言わないであげてください。

勉強は、頑張ってない時にさえ駄目出しされるとやる気が無くなるものなのに、頑張ったときにまで駄目出しすればダメージ絶大です。

こうして勉強が苦手な生徒のやる気は、輪をかけて無くなっていくわけですね(笑)

 

油断以外にも下がる原因がありますから、駄目出しする前にまずは以下を読んでおいてください。

 

○ 参考:定期テストの学習計画で失敗した方はこちらも。

定期テストの学習計画表の正しい作り方

 

(2)学習内容が難しくなる

これも予想がつきますよね。

要因としてはこちらのほうが大きいです。

 

中1、1学期の英数はおおよそ以下が範囲です。

・英語:アルファベット,be動詞,簡単な会話表現

・数学:正負の数,文字式,方程式の計算

 

一方、2学期は次のとおりです。

・英語:一般動詞,3単現のs,現在進行形,助動詞

・数学:方程式の文章題,比例・反比例,平面図形

 

どう考えても2学期のほうが難しいですよね。

それも教える側から見れば、少しではなく「はるかに」難しいです。

 

英語では、できなくなる生徒が最初につまずくbe動詞と一般動詞の混合が出るようになります。(ここからどんどんできなくなっていきます)

数学も文章題に関数にと、苦手な生徒の多い単元ばかりですよね。実際、そのまま入試で見かけるような問題が出ることもあります。

また、理科はかなりの生徒が得意と勘違いしてくれる植物に対して、2学期からは化学分野、物理分野に突入するため、これまた苦手になる生徒がたくさん出ます。

 

このように、そもそもの学習内容自体が難しくなっているわけですから、油断するかどうか以前の話ですよね。

ここに大きなギャップがあることを知らずに「1学期がそこそこいけたから2学期からも大丈夫さ♪」などと油断していると、ますますひどい結果になってしまいます。

実際、1学期と2学期の定期テストで平均点を比べると、ほとんど全ての学校で2学期のほうが下がります。

「平均点が下がるのなら、自分だけでなくみんなも下がっているわけだ♪」などと安心してはいけませんよ(笑)

さて、ここからがいよいよ裏話です。

 

ここまでの話だけで終わってしまっては、ごくごく普通の見解と変わりありません。

そういうのは他のブログに任せましょう(笑)

いつものごとく、私のブログではもう少し深掘りしてみます。

 

○ 参考:定期テストの教科別勉強法はこちらも。

定期テスト(中間・期末)の勉強法[5教科]

 

(3)上位と下位で差が開く

2学期はテストの平均点が下がるだけでなく、上位と下位の点数の開きも大きくなります。

例えば5人の生徒がいた場合。

100点,90点,80点,70点,60点なら、平均点は80点です。
100点,95点,70点,50点,35点なら、平均点は70点です。

この場合、平均点は10点下がっています。

しかし、みんな平等に10点下がるかと言えば、そんなことは無く、多くの場合、このように上位と下位の差が大きく開きます。

分かりやすさのために少し大げさな例を使いましたが、実際の場合でも、中位以下だけが点数を大きく下げがちなのですね。

 

小学校のテストでは80点、90点以上をとる生徒がほとんどでしたよね。

中1のテストでもかなり多くの生徒が80点前後をとってしまいます。

60点以下の生徒は数えるほどしかいません。

ところが2学期から先のテストでは60点、70点とる生徒がどんどん出始め、中には50点が取れない生徒も珍しくなくなってきます。

小学校では「90点とったら満足」だったのが、中学校では「70点とったら満足」になるのですね。(そして、高校では「50点とったら満足」になります)

※ 細かい数字はおおよそと思ってください

 

全体の平均点が下がっても、全く下がらない生徒もいるわけで、そのぶんは下位の生徒がたくさん下げているのが現実なのです。

(このあたり、算数の思考力があるとすぐに理解できますね)

「下がらない生徒は下がらないけど、下がる生徒がガクンと下げる」

これを知っていれば「下がる生徒にならない」ことがいかに大切か分かりますね。

 

最後に4つ目として、裏事情も含む最大の理由があります。

 

続きは「正会員の専用書庫」でどうぞ。

 

何はともあれ、中1、1学期のテストは、他の時期のテストよりも圧倒的に簡単です。

そのせいで、実力以上に良い点数がとれてしまい、調子に乗って力を抜き、気づいたら手遅れになってしまう生徒は毎年たくさんいます。

そういった油断を防ぐためには、予め上で見てきたような話をしておくことが、有効な対策の1つとなります。

ただし、ワンパターンで「2学期からは難しくなるよ!」と言うだけの、説得力の無い話をしても聞く耳を持ってはくれない場合は多いですよね。

そういう意味でも、今回お伝えしたような内容をぜひ参考にしてくださいね。

 

参考:テストの点数が堕ちてしまった人は、テスト直しから立て直していきたいですね

テスト直しの正しいやり方

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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