成績アップに必要なのは、「できないところをできるようにすること」ですよね。

成績の上がらない生徒は、すでにできることばかりやろうとするか、できないところでできないままつまずいているかで、できないところをできるようにする作業をやりたがりません。

 

あなたが教える立場の人間ならば、ここを(形式上ではなく、本当に)注意して指導するだけでも、成績アップが実現できるでしょう。

あなたが親御さんならば、このことを口先だけで言う塾や先生が多いですから、そうでなく本当に実現してくれるところを選んであげてください。

そして、塾は先生が頼りにならず、親御さんが家庭で教えるしかない場合には、「できないところをできるようにすること」は、生徒本人が意識すべきものであることを強く心得てください。

 

勉強法の本などを読んで「できないところをできるようにすること」が大事であると読んだ親御さんの多くは、子供のできないところをつついて駄目出しするようなやり方をしてしまいます。

しかし、勉強が苦手な子供を相手に、できないところばかりを指摘するような関わり方をしても、できないことができるようにはなりません。

「できないところをできるようにすることが大切だ」と、あくまでも子供自身が思うのでなければ意味がなく、親が必死になって考えたり、行動を肩代わりしたりしても、意味は無いのですね。

 

ただ、これはプロであるはずの学校や塾の先生の多くもしていることですから、親御さんのことをあまり責められません。

その点、力のある教師は、子供のできない点をしっかりと認識し、分析もするのですが、それを直接指摘するようなことはしないで指導を進めます。

Aができない生徒に 「Aができていないよ」「Aをできるようにしなさい」とそのまま言うようなのはとても指導とは呼べないわけで、もちろん効果も期待できません。

 

このように、「できないことをできるようにする」のが大切だと分かっていても、それを実現するための方法論が分かっていなければ意味がありません。

そのため、もしもそれが分からないのでれば、当面はできないところに注目することをやめて、「できるところを伸ばす」ように関わってあげるほうが良いと思います。

何より、こちらが技量不足のまま、または、まずい方法論のままで押し切ろうとすれば、つらい目に遭うのは常に子供たちのほうですから。

 

なお、これは決して、「できるところだけを見て、ひたすら褒めるようにしましょう」という、よくありがちな小手先の方法論の話ではありません。

あくまでも、ひたすら直接指摘するような稚拙なまずい関わり方しかできないのであれば・・・という話であり、適切な関わり方を身につけていくことの大切さは言うまでもないことです。

苦手なものや嫌がるものを執拗に追求することは無いですが、必要なのにできないところをそのまま放置して良いということも無いですから、そこは誤解されないでくださいね。

 

以上、先日書いたことにもつながる話ですから、よろしければ参考にしてくださいね。

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楠木塾長

楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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