中学生の塾選びで失敗しないために

世の中には、いろいろな塾があります。

  • 全国に教室を持つ大手進学塾やフランチャイズ塾
  • 地域に根を下ろした地方大手塾
  • 一部の地域や対象に特化した中小塾
  • 個人の経営する小規模の塾

・・・など、本当に様々です。

 

他にも、指導形態で見ていくと、集団指導塾、個別指導塾、その中間の塾、自立学習型の塾、動画やパソコンを使った塾、コーチング形式の塾、家庭教師・・・など本当に様々です。

これだけ多いと迷ってしまう人も多いでしょうし、面倒になって、「友達がいるから」「一番近いから」などの理由で決めてしまう人も少なくありません。

 

しかし、そういった安易な決め方をすると、将来かなり高い確率で失敗し、後悔することへとつながります。

実際の教育相談の中でも、「あの時もう少しだけ丁寧に検討していたら、もっと違った未来があったはずなのに・・・」と悔やむ方は少なくありません。

 

塾選びに失敗した時の3つのデメリット

「塾選びに失敗した」と言えるのは、次のうちどちらでしょう?

  • 塾に入ったのに、成績が下がった
  • 塾に入ったのに、成績が上がらない

塾選びで失敗すると言うと、「塾に入ったのに、成績が下がってしまった」というケースを思い浮かべる人は多いでしょう。

塾に入る前より成績が下がってしまったなら、よほど特殊な事情が無い限り、その塾選びは失敗だったと言って間違いないでしょう。

何しろ、塾に入れて勉強時間も勉強量も増えたのに、前より成績が下がってしまうというのは普通あり得ないわけで、そんな摩訶不思議なことになる悲惨な塾はハズレ以外にあり得ません。

 

しかし、誤解しやすいところですが、大小の違いはあっても、上の2つとも「失敗」です。

「塾に入ったのに、成績が下がった」となるのは「大失敗」であって、実際に多い「塾に入っても成績が上がらなかった」となるケースも、やはり「失敗」には変わりません。

 

この時、「入る前と成績が変わらない」=「プラスもないがマイナスもない」と感じる人もいるかもしれません。

中には「もしもあの時点で塾に入っていなかったら下がっていたはずで、塾に入ったことで今の位置をキープできている」と、塾にとってかなり都合良く考えてくれる人もいるでしょう。

そこまでいかなくても、「下がってしまったならともかく、下がらずに持ちこたえているのなら、通わないよりはましかな」と考える人は多いかもしれません。

 

しかし、たとえ成績が下がらないとしても、実際はプラスマイナスゼロどころか、マイナスのほうがはるかに大きいです。

塾選びに失敗した時、ダメージを受けるのは次の3つです。

  • 使ったお金
  • かけた時間
  • 失わされた自信・やる気・エネルギー

同じ金額を他のことに使えていたら?

通っても通わなくても同じ成績だとしたら、それまで使った授業料や教材費は一体何だったのでしょう?

それが数百円、数千円くらいの金額ならしかたないでしょうが、塾というのは数万円、数十万円といったコストがかかるものですよね。

ここで忘れてはならないのは「それと同じ金額を使えば、もっと別の良質な指導や教育サービスが受けられる」ことです。

今まで使ったのと同じ金額を上乗せで新しいところに使えるなら、もっと成績が上がる未来もあり得るわけで、どう考えてもマイナスです。

失った時間は永遠に返ってこない

また、お金だけではなく、もっと貴重な時間も無駄になっています。

塾に入ってから、授業・居残り・課題・テスト・送迎などに使った時間はかなりのものになりますよね。

もしも、それらの時間をもっと他の有意義なことに使えていたら、今とは違った未来があったのではないでしょうか。

長いとは言えない中学生の3年間の一部を使い、もしくは毎日の貴重な時間を削って生み出した時間が、ほとんど無駄遣いになっていたのであれば、やはりどう考えてもマイナスです。

もっとも大事な「やる気」を奪う

さらに、何よりダメージが大きいのは、これまでに失わされた自信・やる気・エネルギーといった無形の資産です。

これらは目にも見えず計測もできないものですが、成果の上がらない勉強を続けさせられることで、貴重なエネルギーを無駄に浪費させられる感覚は分かるはずですよね。

実際に、苦労や頑張りが無駄になれば、少なからずやる気を失うものですし、自分なりにした努力や工夫が空回りばかりなら、徐々に自信を失っていくものですよね。

たとえ学力的に「前と同じ」に見えても、こういった自信・やる気・エネルギーといった貴重なものが低下していくわけで、決して同じではありません。

そして、実はこれらは未来の後伸びの可能性を奪うという側面もあり、失ったお金や時間よりもさらに大事なものだと言えるでしょう。

 

難しい塾選びを簡単にするために

塾選びは難しいものですから、やはりそれなりの情報収集などが欠かせません。

しかし、次の塾を選ぶのが難しいからこそ、せめて「今の塾を辞めるべきかどうか」の判断くらいは、簡単に済ませたいですよね。

 

その基準は、ここまでを見ればおおよそ分かるはずです。

  • 「成績が下がった」・・・迷わず即座に変えるべきです。
  • 「成績が上がらない」・・・できれば変えるべきです。
  • 「これから上向きそう」・・・しばらく様子見です。その感覚は当たることが多いです。ただし、偽りの期待感を持たせる巧妙な塾もあります。
  • 「少しだけ上がって止まった」・・・様子見しつつも次を探しましょう。上昇の初動の場合もありますが、実はそのまま止まるケースのほうが意外と多いです。
  • 「大きく上がって止まった」・・・そのままで良さそうですが、変えたほうが良い可能性もあります。今後の指導について塾に相談した上で判断しましょう。
  • 「非常に少しずつだが上がっている」・・・他に良い候補がない限りは継続が基本です。ただし、そのペースだと受験に間に合わないという場合は要検討です。
  • 「順調に上がっている」・・・もちろん継続です。
  • 「成績は上がらないが、やる気や顔つきが大きく改善した」・・・しばらく継続です。点数以外の改善も重要です。

これらを、入塾してすぐ・・・ではなく、入塾して3ヶ月から半年くらいが経過した時点で判断するのが基本です。

 

なお、いざ辞めると決めたら、よほどハズレの塾を除いて、そこは続けながら先に新しいところを見つけましょう。

もちろん、次の塾でも失敗しては目も当てられませんから、慎重に子供に合った塾を選びたいものです。

そこで、どういう塾を選んだら良いのか、ここでは塾選びの基準をさらいつつ、主に生徒の学力別に見ていくことにしましょう。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

成績が上がる塾とは?

 

中学生の塾選びの基準とポイント

中学生のための塾選びは、身近なことですが、なかなか難しいものですよね。

何しろ、「何を基準に塾を選ぶか」という基本的なところから、大きく分かれてしまいます。

 

例えば、分かりやすいところで言うと、こんな基準がありますよね。

  • 自宅からの距離や交通の便
  • 月謝や授業料や教材費などにかかる金額
  • 曜日や時間帯の都合・・・など

塾に入れる場合、こういった最低限の条件があるはずで、これらだけを基準にして選ぶ人も少なくないでしょう。

 

ただ、それだと当てはまる塾は多くなるでしょうが、塾の中身を見ていませんから、ハズレの塾を選ぶ可能性も高くなってしまいます。

ですから、それらの最低基準は満たした上で・・・

  • 生徒の学力に合っているかどうか
  • 生徒の性格やタイプに合っているかどうか
  • 塾で教えている先生のは質や力量は期待できるかどうか
  • 我が子が抱える特殊な問題に対する専門性があるかどうか

といった基準で選ぶ人もいるはずで、もちろんそのほうが良い塾に巡り会える可能性は高まります。

(今回扱う「学力別の塾選び」も、その中の1つということですね)

 

もちろん、多くの人にとっては、「その塾が本当に良いかどうは、入ってみないと分からない」と感じることもあるかもしれません

しかし、1度入ってしまうと、他の塾と比較のしようもなくなるわけで、なかなか他の塾に変わるきっかけもありません。

それに、悪質な塾ほど、生徒を辞めさせまいといろいろな手を使ってくるだけに厄介です。

 

そういう意味で、入ってしまう前の「塾選び」の段階が、とても重要になってきます。

少なくとも、全く何も基準を持たずに、ただ何となくで塾を選んでいては、生徒に合わない塾に当たってしまってもしかたありません。

そうした中で、今回は「生徒の学力」に注目して、それに合わせた塾選びのポイントを見ていきましょう。

無駄な失敗をしない・させないためにも、ちゃんとした基準を決め、ここで述べる以外にも必要な情報を十分に集めた上で、的確に塾選びをしていってくださいね。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

良い塾の選び方・見抜き方 塾選びの判断基準

 

超優秀な生徒の塾選び

勉強していないわけではないが、必死でやっているわけでもない。

それなのに成績はいつも上位。

そんな、勉強しなくてもできてしまう生徒です。

 

こういう生徒ははっきり言ってどこの塾を選んでも大丈夫です。

そもそも、塾に入らなくても大丈夫な場合も多いですからね(笑)

 

「気に入った先生がいる」「教え方が好き」「友だちがいる」など、そういう理由で選んでも構いません。

なぜなら、どこの塾に行っても大して変わらないからです。

 

ただ、もし超優秀な生徒向けに、特別なことをやらせてくれる塾が近くにあったら、そこにしましょう。

 

これは単にハイレベルな内容をやらせると言う意味ではありません。

むやみやたらと難しい私立の問題を解かせたり、高校の内容を無闇に先取りさせたりするのは論外です。

全く無駄とは言いませんが、そうした勉強は中学時代はもちろん、高校進学後でも大して役に立ちません。

 

中高一貫校に進んで先取りするのとは違い、学校はそのままでただ塾だけが先取りしていくような勉強は、子供を混乱させるか、本来つけるべき土台をつけ損なう状態になりがちです。

そんな時間があったら、有用な本の1冊でも読んでいたほうがずっと良いでしょう。

 

特に、行きたくもない難関私立や、無闇矢鱈と検定の上の級を受けさせるところは要注意です。

こういうところは「試験のためだけに、直前に詰め込んで受からせる」ような指導をよくします。

これはもはや塾や先生の「合格実績」という宣伝目的の意味しかありません。

言葉巧みに誘導するところもありますから気をつけましょう。

 

逆に、試験や検定を通して「根本的な学力をアップさせる」という指導ならば大丈夫です。

単にハイレベルな内容ではなく、その生徒にとって本当に必要な力をつけたり、先を見据えて伸ばしておくべき長所を伸ばしてくれたり、「素頭」を良くするような指導をしてくれるところがあれば、そこを選ぶべきです。

そういうところはモチベーションも上手にかけてくれるでしょうから、高校進学後やその先にも通じる学力が身につくでしょうし、

勉強に対してプラスイメージを持ったまま進学することができます。

そういうところでなければ別にどこに行っても同じですから、好きなところへどうぞ(笑)

 

正直このレベルの生徒は塾へ行くよりも、自分で学ぶ力を身につけたほうが良いと思います。

しかし、友達に仲間はずれにされる心配や、「塾へ行かないと不安」と言った雰囲気もあるでしょうから、行くこと自体は否定しません。

ただ、講習や特別講座や模試など、ポイントを絞って使うような使い方もあるのですから、どうせ使うなら賢く使うようにしていきたいですね。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

公立トップ校なら塾行かな無理。といわれます。

 

成績上位だが、勉強しないと下がる生徒の塾選び

勉強することで上位を保っている生徒ですね。

こういう生徒は塾に行かないと成績が下がってしまうでしょうから、行ったほうが良いと言えます。

集団形式でまわりと競いながら一緒に勉強できるところが良いでしょう。

もちろん、集団が苦手なら個別でも構いません。

 

ただし、これが当てはまらない生徒がいます。

成績上位だけど要領が悪くて不器用な、勉強に対して真面目なタイプ(特に女子に多い)ですね。

こういった生徒の一部は、高校進学後に学力が一気に下がることがあります。

 

これは塾などで効率的、かつ、強制的に勉強させられてきた副作用です。

と言うのは、高校に入ってしまうと、学習量が多すぎてそのやり方では追いつかないのですね。

しかも自主的に計画を立てて勉強することもできませんから、追いつけなくなった後はなかなか復帰ができません。

 

中学の間に、ひたすら「与えられる」ばかりの勉強しかしていない生徒は非常に危険です。

大手進学塾は大体がこういった生徒を生み出してしまう指導形式ですから、できればやめたほうが良いでしょう。

だからと言って、個別指導でも、学生バイトだけが見ているようなところでは、自主的に計画を立てるような力はつきませんから、やはりいけません。

 

親が確認する方法としては、子供に「どういう計画で勉強しているか?」を聞いてみることです。

一番まずいパターンは「計画って何のこと?」のような反応を見せる状態です。

次にまずいのが、計画を立ててやっているように見えて、実は単に「自分では何も考えず、塾や先生の言われた通りにやっている」状態です。

これは計画では無く、ノルマですからね。

また、それと同じくらいまずいのは、実行できもしない無謀な計画を立てていたり、生徒自身がその計画にコミットメント出来ていないような計画を立てさせられたりしている状態です。

 

理想は、自力で作った学習計画表を元に、勉強を実際に進めることができている状態です。

仮にほとんどを先生が作ってくれた計画だったとしても、本人の同意がそこにあり、自分なりに消化している状態ならば問題はありません。

たどたどしくとも、どういう勉強をどういう目的でやっているか言えれば合格です。

 

このように「自主的に計画を立てることができるか」が大事な判断基準になります。

学力が低い場合はとりあえず勉強してくれるだけで十分かもしれませんが、学力が一定以上ある場合は勉強法の質が重要になってくるのですね。

そこそこできる生徒であれば、とにかくやらせて点数をとらせるだけなら、別にどこの塾でもできますから。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

塾でしか勉強しない生徒になってしまう裏側

 

成績中~上位であまり勉強していない生徒の塾選び

学校ではそこそこできるけど、すごくできるわけでも無い。

そして家ではあまり勉強していない。

 

実は、こういう生徒が塾に入ると一番伸びます。

普段やっていないのを、時間を作ってやらせるわけですから、当たり前と言えば当たり前ですね(笑)

特に、家では全く勉強しないグータラ系のタイプ(主に男子生徒)は集団形式の塾に入ると良いでしょう。

集団のほうが、まわりの影響を受けてやる気になりやすいですからね。

 

ただし、その塾の生徒が「頑張って勉強するぞ!」という雰囲気になっていないといけません。

やる気の無い生徒ばかりだと、一緒になってサボってしまいます(苦笑)

 

この「塾生の雰囲気」を入塾前に判断するのは難しいです。

受験前なら大抵どこの塾も雰囲気が高まりますが、中1~2ではなかなかそうはいきません。

その段階で判断するには、講習に行かせたり、体験授業を受けさせたりすると良いでしょう。

 

正直、体験授業はお客さん用にいくらでも作れるため全くアテにはなりません。

しかし、ここで言う「生徒の雰囲気」だけはなかなかごまかせないですから、授業の分かりやすさなどよりも、生徒や教室の雰囲気などから、こちらを目ざとく見抜くようにしてください。

その塾に通っている他の生徒の家庭での様子などを聞けば分かる部分もあるでしょう。

塾が好きで、塾の無い日も自分から積極的に塾に通っているような生徒が多いと良いですね。

 

個別指導の塾はしっかり個々の学習管理の面倒を見てくれそうなイメージがあるかもしれませんが、それはちゃんと力のある教師が1対1-2で教えているような場合です。

現実にはバイト講師がほとんどですし、プロ教師が入るところは1対3-4人で、その日の指導内容と課題設定だけでいっぱいになることがほとんどです。

「普段はやらないが、いざやるときはやる」タイプの生徒なら個別でも構いませんが、サボり癖のある生徒ほど集団のほうが良いでしょう。

集団で良い塾が無ければ、個別で少し厳しいことも言ってくれるような、指導力のある先生が担当してくれるところを選びましょう。

(こちらのほうが見つかりにくいですね)

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

転塾のウソ 塾を変えるときの判断のポイントや注意点

 

成績中位でしっかり勉強している生徒の塾選び

学校の成績はそこそこ良いけれども、実力テストなどだと途端に点数が下がってしまう。

勉強は普段から結構しているけど、なかなか点数につながらない。

 

こういう生徒は個別指導のほうが良いです。

勉強のやり方がまずい可能性が非常に高いため、勉強を見てもらうと言うよりも、「勉強のやり方(勉強法)」を見てもらってください。

集団の塾では生徒1人1人に目が届かないため、勉強法はあまりしっかりと見てもらえませんからね。

 

ただ、個別指導でも学生バイト講師のところだと話になりません。(もちろん中には当たりの学生もいます)

基本的にバイトは「授業時間内をきっちり教えれば良い」という発想ですし、しっかりした研修でも無い限り、それ以上を求めるのも無理があります。

 

しかし、このレベルの生徒に必要なのは「授業時間内の指導」よりも、「家や学校でどう時間を使い、どう勉強しているかをしっかりとチェックし、アドバイスをしてあげる」ことです。

これは、常勤教師でもやらない(できない)人が多いですから、誰が担当してくれるかをしっかり見たほうが良いです。

 

もちろん、個別指導の代わりに家庭教師を利用するのも良いですが、やはりバイトでは高確率で駄目です。

家庭教師は学生バイト率が非常に高いため、なかなか難しいところだと思います。

 

なお、このレベルの生徒が、塾や家庭教師から見ると、最も教えやすい生徒です。

手がかからないですし、量と時間をやらせればそれなりには確実に伸びます。

それに分からないことをマメに聞いてきますから、先生も教えがいがあります。

もちろん生徒も自立した勉強法が確立できていないため、先生に頼りがちです。

塾や家庭教師からしたら、ほど良く依存してもらえて都合が良いわけですね(笑)

 

成績は上がらないが、辞めると下がるからずっとやめられない・・・そして気づけば、中途半端な学力のまま入試間近になるか、しっかりとした勉強法を身につけないまま高校に入ってから苦しむケースもあります。

利益重視の企業化した塾の餌食にならないよう、しっかりと見極めてから入りましょう。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

塾を辞めるか続けるかの判断のポイント

 

成績下位の生徒の塾選び

学校で下位の生徒は、授業に完全についていっていない状態です。

その状態で集団塾に入ってもまったくついていけませんから、個別指導に入るよりありません。

こういう生徒ほど友達の目を気にして教室授業を受けたがりますが、ある程度できるようになるまではしっかり個別指導で力をつけたほうが良いです。

ただし、個別指導や家庭教師でも「生徒の聞いてきたところを教えるだけ」のところや、「期末対策ですぐに成果を出そうと、目の前のことばかりやろうとする」ところはやめましょう。

 

このレベルの生徒の場合は「戻ってやり直す」ことが必要です。

基礎が無い状態で無理やり今の範囲を教えようとするのは、砂の上に城を建てるようなものです。

きちんと基礎を身につけたほうが後々の伸びは速いですから、まずはしっかり基礎を教えてくれるところにしましょう。

 

問題はどこまで戻ってやるかですが、しっかりした先生ならば、積み残しがどこなのかをはっきりと特定できますし、それを取り戻すまでにどれくらいの期間がかかるかも示してくれるはずです。

その間はなかなか成果が出ないこともありますが、じっくり待ってあげてください。

(元の状態が悪いほど時間はかかりますが、最低でも3ヶ月、できれば半年くらいは待ちましょう)

 

ただし、入試間近の場合はそんなことを言っていられませんから、きっちり入試対策をしてもらってください。

力のある塾ならば、とれないなりに点数をとれるようにしてくれるものですからね。

もちろん、そうやって追い込まれる前に何とかしておくのが本来の姿であるのは言うまでもありません。

入試直前に慌てて勉強しても、将来に役立つような本当の学力は身につきませんから、家庭学習にせよ、塾に任せるにせよ、余裕のある段階から手を打つようにしてくださいね。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

成績の上がらない塾を変えるかどうか迷う時の判断基準

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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