これは過去にご相談をいただいたこともある内容ですね。(塾名が分かるため、公開をやめました)

塾の指導方針は塾長によってばらばらなため、一概には言えないのですが・・・やはり、塾生がだらしない状態の塾は避けるべきだと思います。

 

「だらしない」と言っても、学校で流行っているような格好をそのまま持ち込むくらいは許容範囲でしょう。

しかし、学校の校則違反の状態や、学校以上にルーズな状態はいけません。

 

それよりも問題なのは、例えば、授業中に生徒が自由に雑談しているような塾です。

授業中に勝手に立ち歩いたり、決められた席を勝手に移動したりもします。

先生をなめてしまって、言うことを聞かない状態の塾もあります。

 

こういう塾は、はっきり言って論外です。

世の中にはいろいろな塾がありますが、こういった生徒指導の部分がしっかりしている塾ほど生き残っているのが現状です。

これは当然で、生徒指導がしっかりしていないのは、すなわち塾の指導力が無いことを表すからですね。

勉強のほうの指導も推して知るべしです。

 

教室授業では、指導内容をちゃんと伝えようと思えば、生徒がしっかり聞いている状態を作るのが何よりも重要です。

説明が少々うまくても、生徒が聞いていなければ全く意味がありません。

また、個別指導などでも、集中して勉強する空間ができていなければ、勉強の効果は激減します。

 

生徒と会話をするなという意味ではありませんよ。

コミュニケーションは大切ですからね。

しかし、生徒が好きな時に自由に話せるような、家で勉強するより集中していないような状態ではいけません。

 

だからと言って、厳しいだけの塾も駄目だと思います。

効果的な指導には、生徒とのコミュニケーションが欠かせません。

今の時代、厳しいだけの指導では、生徒と信頼関係が築けるはずがありませんよね。

「厳しいけれども信頼されている」タイプの先生もいますが、それは「厳しいだけ」ではなく、厳しさの中に優しさがある先生や、厳しい時は厳しいが、それ以外は違うという先生など、メリハリがあるからです。

昔から、ひたすら厳しいだけの融通のきかない先生は最も嫌われるタイプですし、怖いだけの先生は単に虚勢を張っているか、生徒を押さえつけて教室の運営を楽に進めたいだけで、どちらも塾側の都合を押しつけているに過ぎません。

 

そこで問題になるのが両者のバランスですが、ここはかなり意見が分かれますね(笑)

ゆるすぎるか厳しすぎるかの両極端だと、運営するほうは楽です。

前者は何も言わずに自由にさせれば良いですし、後者はとにかく黙らせてコミュニケーションも無くせば良いです。

だから、どちらかにしている塾も多いです。

しかし、バランスを取ろうと思うと、どうしても教師の力量が問われます。

複数の教師がいると、ある教師の前ではしっかりして、別の教師の前ではふざける・・・というようなことも起こりますからね。

 

ただ、経営者がそのまま教室長として1人で運営しているような小規模塾(一般に個人塾と呼ばれます)の場合は、ここのコントロールがとてもしやすいです。

ですから、集団の中だと埋没してしまうタイプの生徒や、目をかければかけるほど伸びやすいタイプの生徒は、小規模な塾のうち、こういったところのバランスが良い塾を利用するのはとても有効です。

反対に、こういった小規模な塾でも、どちらかに極端に振れている塾は指導力不足の可能性が非常に高いですから、やめておいたほうが良いですね。

(特にゆるいほうは危険ですから、絶対にやめておくべきです)

 

反抗期ですから、生徒が親の言うことを聞きにくくなるように、生徒は教師の言うことも聞きにくくなります。

それを聞かせるためには、教師にもそれだけの「何か」が必要です。

最低限の生徒指導ができていない塾は、そうした何かを全く持っていないと言えます。

 

ただし学校と違い、塾には「退塾」という最大の武器があるため、押さえるだけならわりと簡単です。

学校と同じ程度は当たり前で、学校以上の良い環境を基準にして塾選びをしてくださいね。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

こんな塾には預けるな

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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