答えはもちろん、「塾を変えましょう」ですね。

一般論から言いますと、次から次へところころ塾を変えるのはお奨めしません。

成績を上げるのには一定の時間がかかりますし、その前に、生徒と教師の間で信頼関係を築くのにも一定の時間がかかります。

大きく環境を変えると、生徒にも見えない負担がかかるものですしね。

 

しかし、さすがに1年はかかりすぎです(笑)

塾からすれば「塾に入ったおかげで、成績が下がらずに維持できた」という主張もできますが、大抵の場合でそれはただの自己弁護であり、間違いです。

ですから、遠慮なく変更しましょう。

 

ただし、次の塾選びはくれぐれも注意してください。

 

成績が全く上がらないのは、確かに塾の力不足です。

しかし、伸びる生徒は、どこの塾に入っても伸びるものです。

お子さんがそういう生徒でないことが分かったわけですから、手当たり次第で適当に塾に入れるようなやり方は絶対に避けねばなりません。

 

塾に通っても成績が上がらない場合、塾からは「生徒側に原因がある」ということを言われやすいです。

教えてもすぐに忘れるだの、家庭学習が足りないだの、根本的にやる気が無いだの、耳に覚えのあるフレーズはいくらでもあるでしょう。

確かに、生徒側に致命的に問題がある場合もありますから、そういう時はそこの問題を事前に改善しておくことが不可欠です。

 

しかし、そんな致命的なケースは少ないわけで、一般的に生徒の成績が上がらないのは、教える側に「必要な指導力が無い」ことが原因です。

教えてもすぐに忘れるのは、すぐに忘れるような粗悪な教え方しかしていないからです。

家庭学習が足りないのは、家庭学習の指導が不十分なのに、いきなり生徒や保護者に丸投げしてしまうからです。

根本的にやる気が無いのは、生徒をやる気にさせるようなだけの指導を教える側がしていないからです。

そういう塾や先生は、生徒に「自分の努力不足だ」と簡単に言うくせに、自分自身の努力不足は棚に上げるのですから、耳を貸す価値はありません。

 

そして、生徒側に問題があろうと無かろうと、次も十分な指導力の無い塾へ安易に入れたところで、同じような結果になることだけは、火を見るよりも明らかですよね。

単に前の塾の指導力不足だったのなら、足りない分を補えるだけの指導力がある塾を見つけなければ、良くなるはずがありません。

塾の責任は一切なく、生徒に致命的な問題がある場合だとしても、今度はその問題にしっかりと対処してくれるだけの指導力がある塾でなければ問題は改善しません。

どちらにしても、前と同じか、それ以下の塾に入れてしまっては、状況は悪くはなっても良くはならないのですね。

 

大まかな目安として、今の塾でお子さんが一生懸命頑張っていたなら、よほどはずれの塾をひかない限りは、新しい塾に変えるだけでもっと伸びるはずです。

一方、お子さんがあまり頑張っていなかったのならば、しっかりと塾選びをしておかないと、せっかく塾を変えてもあまり変化が起こらない可能性が高くなります。

いずれにしても、お子さんのタイプを踏まえた上で、それに合うような塾選びをするのが一番であることを、心得ておいてくださいね。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

成績の上がらない塾を変えるかどうか迷う時の判断基準

転塾のウソ 塾を変えるときの判断のポイントや注意点

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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