大手塾に通う方によくあるケースですね。

最近はフランチャイズチェーンの個別指導塾が、かなりの勢いで増えていますが、こういうところでもよく見かけます。

 

塾に預けても成績が上がらない

塾に預けても成績が上がらないのはなぜだと思いますか?

実際に、塾や先生が指摘することが多いのは、こういったところでしょうか。

  • 生徒が授業中に集中できていない。
  • 生徒が授業以外に一切勉強せず、家庭学習ができていない。
  • 生徒が言ったことをやらず、そのせいで定着しない。
  • それなりに成果はあるものの、指導時間が足りていないこともあって、結果が目に見えるまでは出てきていない。

などなど、教える方ではなく、学ぶほうに原因があるという理屈ですね。

 

ただ、これは教える側の責任逃れの場合もありますから、注意してください。

  • 授業に集中しない → 教える側の教え方が悪いから
  • 家庭学習しない → そういう指導をしていないから
  • 言ったことをやらない→ ちゃんとやらせていないから
  • 指導時間が足りない → 授業時間の使い方がまずいから

このように、元を辿れば、実は教える側に原因あることも多いのが実情です(笑)

 

もちろん、生徒側に原因がある場合もありますが、一番の原因は「教え方が悪い」というケースが少なくありません。

ですから、教師の側は謙虚に受け止めて、改善する姿勢があることが必須です。

そうやって自己責任の思考をすることでのみ、より良い指導ができるように成長していけるのですからね。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

成績の上がらない塾を変えるかどうか迷う時の判断基準

 

指導力の低い塾の言い分

しかし現実には、面談の場などでこういう理屈を持ち出して「だからお子さん(または親)に問題があるんですよ」と責任をなすりつけるようなやり方をする、ずるい塾や教師がたくさんいます(苦笑)

実際は、責任逃れだけならまだかわいいもので、「勉強時間不足が原因です」「もっと授業数を増やしましょう」などと言い、オプション講座や授業コマ数を増やす話に持っていきます。

そうして気づけば、授業料を余分に払わされる事態になります。

 

もしも医者が、病状が悪くなる「毒」を処方しておいて、「どんどん体調が悪くなっていますから、もっと高くて強力な薬を使いましょう」と言ってきたら、ひどい話ですよね。

同様に、教える側の指導力不足が原因で状況が改善しないのに、そこには触れないでさらに指導時間数を増やすとなれば、はっきり言って詐欺と変わりません。

しかし、残念ながら、これが普通にまかり通っているのが教育業界の現状です(苦笑)

そして困った事に、生徒も親もこういう言い分を丸呑みにします。

 

私の感覚だと、すでに基本料金を十分に払っているのに、それ以上を要求されて、なぜ腹が立たないのかが不思議です。

例えば、「1000円で食べ放題」のお店に入って、「食べ過ぎたから追加料金を払ってください」と言われたら、絶対にクレームものですよね。

それが塾では、クレームどころか、反対にありがたがって追加の授業を受ける人が多いのです。

不思議な世界ですよね。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

転塾のウソ 塾を変えるときの判断のポイントや注意点

 

「成績が上がらない」と塾に相談に行ったら・・・

成績が上がらないのは、確かに生徒自身の問題もありますが、やはり塾や先生の責任のほうが大きいです。

それを認めた上で、必要な提案をするならもちろん良いのですが、自分には一切非が無いと思い込み、生徒や保護者に責任転嫁をしながら、追加の提案をしてくるというのは筋違いですよね。

さらに、もともとが低価格な塾ならともかく、十分なお金をもらっておきながら成果が出せないのに、さらにもらおうとするような塾は論外です。

今までのお金を返してくれと言いたいくらいなのですから(笑)

 

ですから、成績が上がらないと相談に行ったのに、別料金を請求された場合は、私ならすぐに辞めさせます。

基本料金詐欺は言い過ぎとしても、自塾の指導力不足を棚にあげて、平気で別の有料講座の受講を求めてくるような塾はいけません。

それに、怪しい提案を断れば断ったで、生徒はこれまでどおりの指導の延長しかしてもらえず、問題のあるままの状態で放置されることは目に見えていますからね。

だったら、追加した後の金額で、最初から責任を持って指導してくれる別の塾を探すほうが、はるかに健全で生産的でしょう。

 

ただ、それでもどうしてもその塾を続けたいのなら、気に入らなくても払うしかないのが現実です。(もちろん、個人的には反対です)

その場合は、講座や授業時間をお金で買うというよりも、先生たちのやる気や関心をお金で買うと考えたほうが良いでしょう。

そもそも、指導力の低い塾や先生の指導時間を増やしたところで、無駄な時間が増えるだけで、成果はそれほど上がりません。

ですから、増えた授業時間における成果を期待するよりも、先生たちから得られる「より深い関わりと真剣さ」を求めていきましょう。

無駄な授業時間をいくら増やしても効果は変わりませんが、先生たちから目をかけてもらえるようになれば、そのぶんだけ成績は上がりやすくなりますからね。

ただし、できれば初めからそういう情熱や指導力のある教室や塾を選んでくださいね。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

こんな塾には預けるな

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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