塾で行われる保護者面談(二者面談)や三者面談についてです。

 

まず最初に、ごくごく一般的な面談で話される内容について触れます。

次に中盤で、書籍やネット上で実際に提案されていることの多い、塾に親が質問する時のセリフについて見ていきます。

そして最後に、塾の面談で親が聞くべき本当のことについて書いていきましょう。

 

塾の面談で親が聞かされること

塾の面談に行くと、決まって聞かされるのは次のような内容です。

  • 塾での授業中の様子
  • 宿題の実施状況や提出状況
  • 直近の模試やテストの成果
  • 志望校や目標の確認
  • 模試や検定の案内
  • 過去の講習の成果
  • 講習の提案(と営業)

最初に、授業中の生徒の様子について話をするのは、当たり前と言えば当たり前ですよね。

また、塾で行っている定例テスト、最近あった模試や学力テストなどを材料にして話を進めるケースも多いです。

後は、塾や先生によって多少の違いはありますが、基本的なところはどこで聞いても同じですから、さらっと流しておきます。

 

問題は、貴重な面談の時間を「営業」に使ってくる、困った塾の存在です。

こういった儲け主義の塾が、個別指導塾を中心にとても多いですから、最初に注意を促しておきます。

 

塾の面談で親が最も注意をしたい話の内容

塾の面談で、最も注意したいのはこの流れです。

  • 直近の模試やテストの成果 → オプション講座の提案(営業)

成績が良くないから、通常授業とは別の講座を取る方向に持っていくものですね。

 

本来、塾の面談は、今すでに受けている通常授業について、問題点を洗い出したり、改善点を話し合ったりすべきものですよね。

まずは通常授業の範囲内で、生徒が改善すべき点、塾が改善すべき点、家庭で改善できる点などを出し合って、より良い指導と学習環境を実現していくのが普通です。

それなのに、通常授業は何も変えようとしないで、いきなり別の話を持ち出してきたら、冷静に疑ってかかるべきでしょう。

 

もちろん、通常授業でちゃんと成績が上がっていて、「さらなる成績アップのためには、それでは足りないから、追加の受講が必要だ」と言われた場合は、ちゃんと耳を傾けてあげてください。

しかし、通常授業のほうで全く成果が見られず、そちらを改善してほしいと思っていたのに、なぜか別の講座の受講を勧めてこられたとしたら、明らかにおかしいですよね。

本当の意味で生徒のためになる、指導としての「提案」と、塾の儲けのためである「営業」とは、似ているようで全くの別物ですから、しっかりと聞き分けることが大切です。

 

なお、これが個別指導塾になると、さらにパターンが増えます。

  • 直近の模試やテストの成果 → 次の講習の提案(営業)
  • 過去の講習の成果 → 次の講習の提案(営業)
  • 授業中の様子や進み具合 → 授業数増加の提案(営業)

もう、これでもかと営業につなげてきます(苦笑)

 

もちろん、長期休み中も勉強は続けるべきですから、通常授業程度の金額の講習であれば、塾として提案してくるのは当然です。

問題は、通常授業の何倍もするような高額な講習が当たり前にあることで、それこそ何十万円もする目の飛び出るような金額を提案してくる個別指導塾が少なくありません。

そうした塾は「その子にとって必要だから」という理屈で勧めてきますが、「その子に必要なことが、そのまま塾の提案する内容」とは限らないわけで、それだけの高額になる必然性はどこにもありません。

本来なら通常授業の範囲内でどうにかすべきこともあれば、もっと廉価にどうにかできる方法もあるわけですから、そのまま鵜呑みにはしないことです。

 

「前のテストが悪かったから、もっと受講数を増やしましょう」

「前の講習でやり残しがあるため、続きから始めましょう」

 

こういったことを言われたら、素直に聞き入れる前に、せめて1度は次のように聞き返してみてください。

 

「前のテストが悪かったから、もっと受講数を増やしましょう」

  • 「前のテストが悪かったのは、現状に何か問題があるはずですが、その改善はしてもらえないのですか?」
  • 「今の授業でも成績が悪いのに、増やしたら良くなる根拠は何ですか? 授業時間数だけの問題とは思えません」
  • 「親として「塾の指導のおかげでこの点数だった」と思えるなら良いのですが、前のテストがあまりに悪くて「塾の指導を受けてこの程度か」としか思えません」

 

「前の講習でやり残しがあるため、続きから始めましょう」

  • 「なぜ前の講習からこんなに時間が経っているのに、まだやり残しが残っているのですか?」
  • 「前の講習から次の講習までかなり時間があいて、子供の状況も課題点も変わるに決まっているのに、どうしてそのまま同じ続きをやることになるのですか?」
  • 「そもそも、なぜやり残しが発生するのですか? 計画がまずかったのか、子供がサボったのか、先生が教え損ねたのか、どれですか?」

 

ここで書いたセリフの例は、決して親が塾に言うべきことではないですからご注意ください(笑)

本当にこんなことを言ったら雰囲気や関係が悪くなってしまうわけで、今後通い続けるつもりの塾に喧嘩を売っても何の得もありません。

ただ、「それくらい理不尽な提案になっている」ということですから、少なくともそのまま営業トークに乗せられることが無いようにしてください。

 

保護者にとって、塾の面談は「子供の現状把握や、状況改善のための数少ない機会」ですよね。

もちろん、良心的な塾や先生たちにとってみても、面談はそのための貴重な機会です。

しかし、儲け主義の個別指導塾にとっての面談は「最も稼ぎどころ」ですから、くれぐれも注意しましょう。

 

塾の面談で親が聞いても意味が無いこと

それでは続いて、書籍やネット上で実際に提案されていることの多い、塾に親が質問する時のセリフについて見ていきます。

ただし、ここで紹介するほとんどが「無意味だから聞くのはやめましょう」というものになりますから、注意してお読みくださいね。

 

塾での様子はどうですか?

何の工夫もなしに、このままを聞いても意味が無いですから、やめておきましょう。

 

この質問が無意味な理由は2つあって、1つは非常に大切なことを含みますから、後で丁寧に触れます。

もう1つは、下手な聞き方でしても、「元気に通っていますよ」「頑張って授業を受けていますべ」などと、言葉どおり塾での様子を聞くだけで終わるからです。

もちろん、普段の雑談ならこれでも良いのですが、貴重な短い面談時間を使って、こんな無駄な話をしている暇はありません。

 

それに、こういう聞き方は悪くすると「宿題を出さないので成績が上がりません」「塾で言ったことをちゃんとやりません」などと、無意味な言葉(要するに言い訳)を引き出すきっかけになりがちです。

こういう「生徒に問題があるから成績が上がらない」という論法は、塾側の詭弁である可能性が高く、それをわざわざ引き出すような話の持って行き方をするのは時間の無駄です。

もちろん、詭弁を引き出した上で改善を求める流れなら構いませんが、純粋に塾での様子を聞きたいのであれば、聞き方を工夫しましょう。

 

塾以外で勉強したいが、どんな勉強をやらせれば良いか?

  • 塾の講師なら、家庭での正しい勉強法も知っているはず。
  • 塾の先生なら、おすすめの参考書や問題集にも詳しいはず。

こうやって考える親御さんは多いですし、実際にそう謳っている塾のサイトも多いですが、これは大間違いです。

特に、多くの親御さんが面談でしがちな、心の中で「塾の授業だと心もとないから、家庭でも勉強させたい」と思って聞くケースでは、聞くだけ無駄な場合が多いでしょう。

 

そもそも、塾の講師が詳しいのは「塾での勉強法」であり、「塾で扱う教材」についてです。

別に、家庭での勉強法に詳しくはないですし、本人が意図的に学ぼうとしない限り、そもそも家庭での勉強法について触れる機会すらありません。

そして、家庭用教材については、一般人に近い程度の知識しか持っていない塾講師のほうが多いですし、下手をするとちょっと詳しい親御さんよりはるかに劣る程度です。

塾内で普通に教えているだけだと、この点について学ぶ機会などほとんどないですし、実際に講師の研修を担当していた身からしても、「家庭での勉強法」「家庭で使う教材」についてなど1ミリもありませんでしたからね。

親御さんが過大評価するからなのか、塾や講師が見栄を張るからなのか分かりませんが、多くの塾講師は「塾指導のプロ」であって、「家庭学習のプロ」でも「勉強のプロ」でもないですから、気をつけましょう。

(ただし、本当に力のあるプロであれば、家庭での勉強法や家庭用教材にも精通しています。しかし、その割合は意外に少ないと思ってください)

 

一方、「塾の勉強と連動して、家庭でやっておくべきこと」という意味であれば、塾の面談で聞く価値は大いにあります。

この場合は、「塾の勉強だけだと効果が上がらないから、家庭でも勉強させたい」という意図の聞き方ではなく、「塾の指導を信頼しているから、それをより一層高めるための、家庭での勉強法を知りたい」という意図での聞き方になります。

こういう聞き方をしてもらえると、こちらとしては「できれば授業内でやりたかった・・・」と思っていたような、提案したい勉強法や教材が山のようにありますから、遠慮なく聞いてもらって構いません。

 

ただ、そもそも成績が上がっていない多くのケースにおいて、塾の面談で話題にすべきは、「塾以外でどうするか?」よりも「塾にいる時間をどうするか?」のほうです。

「塾の指導で一定の成果が出ている」→「でも、それでは足りないから何とかしたい」という話の流れなら、塾以外でどうするかを話し合う意義もありますが、塾の指導に効果が無かったり、何か不満があったりするケースでは、まず塾の指導内容や、塾での時間の使い方こそ改善すべきですよね。

塾にいる時間を盛大に無駄遣いしている状態で、わざわざ家庭での学習時間を増やそうとするのは、明らかに生徒がかわいそうですし、生徒からしてもばからしいですから、ぜひそこのところは捉え間違えないようにしてくださいね。

 

それでは本題として、面談の裏側を踏まえた「親が聞くべきこと」を見ていきましょう。

(話がぶれるため、ここでは主に大手塾を想定しています)

 

大手塾での面談の裏側と親が聞くべきこと

大手塾になるほど、先生と生徒の距離は遠くなりがちです。

ここで言う「距離」とは、単に先生と生徒の仲が良いという意味では無く、先生が生徒たちの個々の特性や学力状況をしっかり掴んでいるという意味ですね。

(ただ仲良くなるだけならば、ルックスかトーク力のある若い先生を増やせば良いだけで、そういったタイプの大手塾はたくさんあります)

 

塾が大きくなるほど、教科やクラスごとに先生が入れ替わるのは当たり前となり、クラス替えや先生の異動などで、月によって教わる先生がコロコロ入れ替わるようなことも普通に起こります。

これを補うために、担任制を活用したり、定期的なテストを実施したり、データベース化をしたりもしていますが、そういったシステムで補える部分はわずかです。

どんな塾や先生であっても、子供のことを本当に知ろうと思ったら、密で継続的なやりとりが絶対に欠かせません。

大手塾では仕組み的にそれが難しいですから、個人的によほど強く意識している一部の先生以外は、個々の生徒に関する情報量は、一部の仲良しの生徒を除くと、驚くほど少ないのが現実です。

 

反対に、ほとんどバイトを使わずに、少人数でこじんまりと運営しているような塾ですと、同じ先生が同じ生徒を長期間見続けるため、生徒の学力などをしっかりと掴んでいることが多いです。

もちろん、指導力不足の塾や先生は除きますよ。

そういうところは、どれだけ生徒が少なくても、まともに目が届いていません。

しかし、多くの小規模塾では、毎回の授業、個別の質問対応、自習時の指導に至るまで、全てを同じ先生が見る状態になりますから、自然と密で継続的なやりとりが持てるわけですね。

 

ただし、密な関係が常に良いわけではありません。

そういう関係を嫌がる生徒もいますし、ほっておいたほうが伸びる生徒もいます。

それに、先生との関係が密になればなるほど、その先生の指導力があるかどうかが大きな問題になってきます。

良い先生に当たれば、プラスの効果も最大化しますが、悪い先生に当たると、マイナスの影響をもろに受けてしまいます。

その点、大手塾では中に悪い先生がいても、他に良い先生もいますから、そちらに聞きに行くようなこともしやすいです。

 

いずれにしても、大手塾と小規模塾とでは、「普段から生徒の学力状況をしっかりと掴んでいるか」という点において、違いが生まれやすいわけですね。

 

そして、こういった「先生がどれだけ個々の生徒のことを把握しているか」によって、面談の中身の信頼性が変わってきます。

ですから、大手塾の先生との面談は、あまり期待しすぎないほうが良いです(笑)

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

良い塾の選び方・見抜き方 塾選びの判断基準

 

大手塾での面談の実情と裏側

本来、面談は生徒や保護者から、普段聞けない本音を聞き出し、授業では話せないような深い話や個人的な内容を語るための有益な場です。

しかし、多くの塾にとって面談は「ノルマ」と「ルーティンワーク」にすぎません。

 

例えば、「他の塾もしているし、やらないと不満を持たれるから、年間に決まった数だけちゃんとこなそう」といった具合ですね。

そのため、普通に話せば1回に1時間くらいはかかるのが当たり前なのですが、たった20分程度の短い時間を設定し、1日に何人もの家庭を呼んでは、流れ作業のようにして、次から次へと機械的にこなしていきます。

これでは、通り一遍の話題や、必要な伝達事項を話すのが関の山で、本音が聞き出した上で、突っ込んだ話をするような余裕はありません。

 

そして、面談には普段の授業とはまた違った一定の指導力が必要なのですが、そういった面談能力や指導力とは無関係の人選で面談を行います。

何しろクラスが入れ替わるのですから、たまたまその月に担当になった、ほとんど情報も無い生徒を担当することもあります。

英語が苦手で相談に来ているのに、普段数学しか教えていない先生が受け持つこともあります。

 

さらに、塾の中には、面談を「新たな講座受講のための営業の場」と考えているところがあります。

「今の学力では足りないから、この講座を受けましょう」といった流れで、別料金の講座を取らされる仕組みですね。

これは個別指導や高校生の衛星授業でもよくある手法ですが、教室授業の塾でも平気で行われます。

お粗末すぎるやり方ですが、残念ながらこうした「基本料金を抑えて、オプションで稼ぐやり方」は塾業界でも主流になっています。

 

もちろん、他の生徒よりも手をかけるぶんだけ料金も余分にいただくこと自体は普通の話ですが、それはあくまでも月謝に見合う最低限の成果を出した上での話であるべきですよね。

それを、塾に入ってからも大して改善していない状況で、さらなる講座を提示して追加料金を要求してくるのは明らかに筋違いです。

「通常の月謝分の成果も出ていないのに、有料で別講座の話を持ち出すのはおかしいでしょう。料金内でちゃんと面倒を見てくれないと、誇大表示と詐欺で訴えますよ!」くらい言ってあげると、少しは目を覚ましてくれるかもしれません(笑)

 

ただし、面談の場で「授業以外のフォロー」を求めて、それを約束してくれたとしても、効果についてはあまり期待できません。

小さな塾の場合は、塾の評価=自分の評価ですが、大手塾の場合は違いますよね。

仮に個々の家庭のニーズに答えても、自分の仕事を増やすだけで、給料にも会社内の評価にもつながりません。

面談でへたに何かを約束すると、余計な仕事が増えて自分の首を絞めてしまいますから、あまり踏み込んだことを言いたがらないですし、先生本人が嫌々引き受けているような状況では、まともな指導効果も期待できません。

実際、相手が良心的で力のある先生で無いと、何かをお願いしても無駄に終わりやすいです。

 

ですから、こちらの要望に対する返事はその場だけで、多くは流されると思っておいたほうが無難です。

「分かりました。今後はしっかり見ていきます」などと威勢の良いことを言ってくれても、言いっぱなしのことは多いですから、過度な期待はしないでおきましょう。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

こんな塾には預けるな

 

塾の面談では、得たいものより、まずは失うものに気をつける

こういった裏事情もあるため、親としては「塾側から何かを引き出そう」とする以前に、「当たり障りのない話で時間の無駄にならないようにしよう」「無駄なお金を払わされないように気をつけよう」という、「攻撃」どころか「防御」のほうが重要な現実もあります。

これは大手塾に限らず、儲け主義の小規模塾でも同じことで、塾の面談を「こちら(親や生徒)が要求をする機会と場所」だと安易に思っていると、思わぬ足元を救われる(=余計な出費や義務を負わされる)ことになりがちです。

もちろん本来の塾の面談は、親や生徒から要望や不満を聞き出したり、疑問や不安な点を解消したり、普段の授業ではしづらい踏み込んだ指導をしたりするべき機会と場所なのは言うまでも無いのですが・・・本当に困ったものですね(苦笑)

 

少なくとも、特に大手塾は「面倒見の良さ」では無く、「情報力や指導内容」に期待して入れるものですから、面談のような面倒見に関わる部分については、あまり期待しすぎないことです。

自分の子供のことをしっかりと把握してくれて、個別に適切な指導や助言をしてくれるような状態を求めるならば、塾選びの段階で大手塾を選択肢から外すべきなのですね。

 

とは言え、もちろん小規模の塾でも、力不足のところは同じです(笑)

そういう意味では、「良い塾、良い先生に当たらない限りは、あまり期待しない」という前提の上で、続きを読んでくださいね。

 

塾の面談で何をどう聞けば良いか?

それでは、ここから「塾の面談で何を聞けば良いか」のご質問に答えつつ、「どうやって聞けば良いか」のコツを簡単にアドバイスして参りましょう。

 

続きは「正会員の専用書庫」でどうぞ。

 

 

塾の面談についてのよくある疑問や質問

最後におまけとして、塾の面談に関してよくある疑問や質問について触れておきます。

 

塾の面談で着て行く服装は?

面談時の服装は自由で、特に決まりはありません。

 

「あまりにカジュアルな服だと・・・」と思う人もいそうですが、実際あまりにもカジュアルすぎる服装で訪れる親御さんもいらっしゃいます(笑)

それに、どうしても仕事の都合がつかず、ぎりぎり仕事帰りに汚れた作業着のままで・・・という方もいらっしゃいますからね。

個人的には、生徒たちにそう接するのと同じく、服装と中身は別物だと思っていますから、それでどうということはありません。

 

ただ、どこにでも服装や見た目で判断する人がいるように、あまりにいい加減な服装だと、あまり良い印象を持たれない場合もあるにはあります。

もちろん、塾や先生には良い印象を与えるに越したことはないですから、心配な方は、セミフォーマルくらいの服装でどうぞ。

いずれにしても、昔ほどには気を遣う必要はなくなっていますから、あまり重く考えないでくださいね。

 

塾の面談に手土産は必要か?

これは特に必要ありません。

 

前回の面談の手土産(成果)という意味で、テストの結果などはぜひ持ってきていただきたいですが(笑)、いわゆる菓子折りなどは必要ないです。

また、持っていくことで印象が良くなって、指導にも手心を加えてもらえる・・・こともなくはないですが、そういう期待は抜きにしておきましょう。

ただし、昔ながらの塾など、たまに変なルールが残っている厄介なところもあり、忘れると不当な扱いを受けかねませんから、そういうところは「郷に入っては郷に従え」でいくのが無難でしょう。

 

一方、どうしても持って行きたい場合ですが、感謝の気持ちで持ってきていただくぶんにはもちろん構いません。

高価なものや、意味深なものはお断りされる場合もありますが、お菓子など常識的な範囲であれば問題は無いでしょう。

ちなみに、いただいたものの行方は、仲の良い職場なら、職員で美味しく分け合うことが多い一方で、強権的な上司のいる職場だと、その人が私物化することもあります。

そのため、「何が喜ばれるか?」は、受け取る人が誰になるかによって変わるということになりますね。

ある親御さんが「全員で食べてください」と菓子折りを持ってきてくださったのに、当時の塾長が1人で持ち帰って自分の家族だけで食べきった・・・というのは、何とも切ない思い出です(苦笑)

 

塾の面談にかかる時間は?

短いところだと15分から20分くらい、一般的には30分くらいから、長いと1時間以上までなど、かなりの幅があります。

同じ塾によっても、先生によって幅がありますし、同じ先生でも、面談の盛り上がり方でも変わってきますから、一概には言えません。

ただ、事前に時間の告知があるのが普通ですから、それプラス10-20分くらいは多めに見積もっておくと良いでしょう。

(予定がある場合は、最低30分、できれば1時間はあけるようにしたほうが無難です)

 

父親と母親のどちらが出席すべき?

もちろん、どちらでも構いません。

 

内容が深刻な場合だと、両親揃って出席してもらうというケースもあります。

また、シングルマザーやシングルファザーのご家庭で、祖父母が望んで同席されたようなケースもあります。

ただ、基本的には、保護者が1人という場合がほとんどですし、それで十分でしょう。

 

ちなみに、面談する側(講師側)としては、父親か母親か(または2人以上か)で、対応法がかなり変わります。

これは、生徒にする指導の中身が変わるという意味ではなくて、面談自体の話の進め方や、求められる話術のスキルが変わるという意味ですね。

これは要するに「どちらが来ていただいても問題ないためにしていること」ですから、保護者の側は、どういう形でもお気軽に参加いただいて大丈夫です。

 

追加の授業や講習を取らされるか?

上のほうで書いたとおりです。

特に個別指導塾の面談では、わりと高い確率でそういう話がついてきますから、心の準備はしておくべきです。

生徒のためを考えたもので、本当に必要なものなら、しっかりと検討をしたいですし、塾側の都合や不必要なものなら、きっぱりと断りたいですね。

 

ただ、こういうサイトだと「まずはちゃんと話を聞いた上で、必要なら受けて、不要なら断りましょう」とありますが、それは注意が必要です。

なぜなら、こういった営業については、指導よりもよっぽどマニュアルや研修がしっかりしていて、話を聞いていると、不要でも必要なように思えてくるからです。

授業で鍛えた話術を営業トークに転用してくる先生もいれば、授業は下手なくせに営業トークだけは上手な先生もいて、ここは何とも厄介です。

話を最後まで聞くと危ない場合もありますし、そもそも貴重な面談時間を営業トークに使うことが不毛なのですから、怪しいと思ったら途中でも遮って、もっと話すべきことに時間を使いましょう。

 

○ 参考:塾選びについてはこちらも。

塾の保護者面談で話す内容

 

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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