先週、担任に相談しましたが、妄想状態ですべて親のせい、他人のせいです。毛布にくるまり、叫んだり、もう限界…と思う状態がずっと続いています
匿名様から、メールセミナー 「反抗期の対応法」 のご感想をお寄せいただきました。
大切にお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
反抗期の対応法セミナーのご感想
毎回、藁をもすがる…そんな気持ちでメールを拝受。
何度も何度も読み返しております。
うちは、学校と親子関係に不安定となり、iPad、iPhone依存、取り上げましたが中毒症状です。
先週、担任に相談しましたが、妄想状態ですべて親のせい、他人のせいです。毛布にくるまり、叫んだり、もう限界…と思う状態がずっと続いています。父親は単身赴任ですが、転勤願を出しました。
熱病のようなもの?
母親がまもなく婦人科疾患で入院、手術を控えているため、ずっと続くかと思う位恐ろしいです。
塾長からのお礼とメッセージ
何度もお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
ご家族の入院・手術も重なるなど、ご心労もさぞ大変なことと存じます。
今回お読みのメールセミナーは、一般的な反抗期への対応がテーマであり、基本的にはどんな場合にも当てはまります。
そういう意味では、日々の生活やお子さんとの関わりの中で、少しでも心がけていただければ幸いです。
ただ、非行やネット依存などの極端な状態に関しては、それだけでは不足です。
一般的な風邪であれば、十分な栄養と睡眠をとれば十分ですが、こじらせて肺炎になったり、結核やインフルエンザのような特殊な場合だったりには、栄養や睡眠には当然気を配った上で、専用の薬や治療(隔離など)が必要になりますよね。
それと同じで、メールセミナーにあるような基本的な対応は対応でしつつも、別のもっと踏み込んだ手立ても必要となってくることになります。
そういう意味で、メールセミナーの内容は、長期的に意識すべき基本事項として念頭に置いていただきつつも、緊急避難的に今すぐ必要な対応も講じていくことが必要かと思います。
いただいた内容だけだと、情報が少なすぎて言えることは少ないですが・・・
とりあえず「妄想状態」「中毒症状」「毛布にくるまり、叫んだり」などの言葉を、そのまま素直に受け止めるとすると、明らかにネット依存・スマホ依存の典型的な症状と言えそうです。
それも、かなり進んだ状態にあると言えそうですから、もしもそれが当てはまるのだとしたら、「いきなり取り上げる」対応がうまくいく可能性はかなり低く、逆効果になる可能性も出てくることは、念頭に置いておくほうが良いと思います。
念のため、ご家庭内の対応として、程度が軽いうちは「依存対象から引き離す」のが有効なのですが、本当に依存状態になると、いきなり取り上げると拒絶反応を起こして、余計にひどい状態になりがちなため注意が必要です。
依存がひどくなればなるほど、一気に魔法のように改善することはなくなりますから、打つべき手を1つずつ着実に打っていかれてくださいね。
一方で、親御さん自身も精神的に追い詰められているご様子ですから、書かれている内容が客観的にそのとおりかどうかまでは分かりません。
スマホやネット依存が絡むと、時間制限だったり利用法のルールだったりで衝突する場面がどうしても増えますよね。
そのため、ひどくなると子供はもちろん、親御さんのほうも冷静な心境ではいられなくなりがちです。
そういう意味でも、必要な情報が不足していますから、これ以上を踏み込んで話をするのは難しいのが正直なところですね。
そういう方々のために、ネット・スマホ・ゲームへの依存に関しては、これまでもメールマガジンの中で定期的に取り上げてきました。
他のご家庭の様子を知ることで、自分のご家庭を客観的に見れるようにもなりますし、どうすべきかのアドバイスや、実際に効果のあった対応などを知ることもプラスが大きいはずです。
もちろん、これだけ依存が広まっている時代背景から、今後も必然的に取り上げていくことになるでしょうから、そちらも参考にされてくださいね。
今回、ご感想をお寄せいただいたメールセミナーはこちらです。
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楠木塾長
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