初めて数学が苦手な娘の口から数学って面白いんだね、という言葉まで出てくれました

まる様から、メールセミナー 「反抗期の対応法」 のご感想をお寄せいただきました。

大切にお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

本当に身に覚えのあることばかりで、この子はなるべくしてこうなったのだな、と改めて痛感しました

初めまして。いつも楽しく拝見しております。

こちらのメールマガジンを拝見すると、本当に身に覚えのあることばかりで、この子はなるべくしてこうなったのだな、と改めて痛感しました。

 

幸い小学生の頃から土日の午前中は一週間の復習する日と設けていたので、中学生になっても土日に二時間ぐらいならば復習はしてくれていたのです。
でもやはり中学生になると、それだけだとやっぱり足りないですよね。

一応、ずっとその習慣があった為、土日には必ず勉強は自らしますし、テスト一ヶ月ぐらい前になると言われなくてもテスト勉強は始めます。だから、点数もそれなりに取ってきますし学年でもそこそこの上位にはおります。でもそれのみですと、どうしても本人の行きたいレベルの高校を目指すのは厳しい位置なんです。

特に数学の応用が苦手で、まずは簡単な応用問題をこなして出来るようになったら次の段階じゃないと、と言っても本人は勉強がそれなりに出来るプライドがあるようで聞き入れてくれず、数学は積み重ねだから毎日やった方がいいよ、と言っても聞き入れてくれず。

しまいには、今のままでもある程度のところは行けるからもういい、毎日努力するぐらいならそれでいい、と諦めてしまう始末。

 

ほとほと困り果ててしまい、こちらのメールマガジンを登録しました。勉強しなさい、というのは一番駄目なんだな、と気づき、まずはそれをやめてみました。

先日、学年末テストがあって、今回完全に数学が足を引っ張った結果でした。400点は越えてましたが、数学さえ七割でなければ、450点はいけた結果でした。その時、初めて娘が自ら悔しい、数学をなんとかしたい、数学で毎回九割取りたいと言ってくれたんです。

やっとスタートラインに立てた、と思い、本人と話し合いました。ここで私が強制するのは絶対にいけないというのは学びましたので、本人にどうしたらいいと思う?と聞いたら、ちゃんと1学期の正負の数の基礎から勉強し直す、と自分で導いて答えを出し、今は新学期までにその復習を言われなくても毎日取り組んでくれてます。毎日やっていたら、初めて数学が苦手な娘の口から数学って面白いんだね、という言葉まで出てくれました。

今は自らやってくれているので、勉強していたらそっとお茶を出して応援する毎日です。

 

こちらのメールマガジンを見て対応を変えたら、本当に毎日していた喧嘩もすっかりなくなりました。

やっと平日も家庭学習をし始めたばかりで、今後どれぐらいの時間で数学が実力テストなどでも九割取れるようになるか分かりません。でも、言われなくても平日も数時間、自ら勉強するようになったことを認めてあげたいです。本当に為になるお話をありがとうございました。

これからもメールマガジン楽しみにしております。

 

勉強しなさい、というのは一番駄目なんだな、と気づき、まずはそれをやめてみました

いつもメールマガジンを楽しくお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

また今回はメールセミナーのご感想もお寄せいただき、重ねてありがとうございます。

 

小学生の頃から、しかも土日の「午前中」に学習習慣がついていたのは素晴らしいですね。

まずはそこから始めなければならないご家庭のほうが多いのが実情ですから、大いにプラスになったのではないでしょうか。

 

一方、学年でもそこそこ上位にいるにも関わらず、目指すのに厳しい位置となると、お子さんはかなり上位の高校を志望しているのでしょうね。

やはり、目指すレベルに応じて必要な学習量も変わって来ますから、現状いくら頑張ってはいたとしても、足りないものは何とかするしかありません。

しかし、そういった理屈や正論だけでは何ともならないのも現実で、なかなか思うように学習が進まなかったり、気持ちが入らなかったりすることも多いものです。

 

当初はお子さんも、内心では分かっていても、正論ばかり言われてしまって、投げやりになってしまった部分はあるのでしょうね。

もちろん、そのまま悪いほうに進んでしまう未来もあり得たわけですが、そこで無理に子供を変えようとするのではなく、親御さんのほうが立ち止まって自分を振り返ることで改善を呼び込んだのは、とても素晴らしかったですね。

これも口で言うのは簡単ですが、なかなかできることではございません。

 

早めに手を打たれたことも功を奏したのでしょう、結果的にお子さんの前向きな気持ちを引き出すことができたようで、本当に良かったです。

さらに、こちらが結論を与えるのではなく、ちゃんとお子さんに考えさせるという手順を辿っているのも、基本に忠実でお見事です。

その後の関わり方も理想的ですから、ぜひその調子でこれからも支えになってあげてくださいませ。

 

自分で導いて答えを出し、今は新学期までにその復習を言われなくても毎日取り組んでくれてます

なお、量や時間を確保することは大切ですが、目指す先が上位であればあるほど、その上に「質」や「効率」といったものが求められてきます。

受験で求められるレベルが上がっても、人間に与えられた時間は同じですから、そこを補うためには質や効率で補うしか無いからですね。

そういう意味で言うと、「数学は積み重ねだから毎日やった方がいいよ」については、応用になればなるほど必ずしもそうとは言えないですから(笑)、今すぐはともかく学習内容の変化に応じて再考してみてください。

(ちなみに、その言葉は、どちらかと言うと英語のほうに当てはまる言葉です)

 

また、「ちゃんと1学期の正負の数の基礎から勉強し直す」については、そのレベルのお子さんが言うことですから、おそらく着眼点としては正しいと思います。

たまに見立て間違いもありますが(笑)、お子さんの「数学って面白いんだね」言葉からも、現時点では正解と思って良いでしょう。

ただ、このまま基礎の見直しだけで高得点が安定的にとれるようになるとは限らないですから、しばらくはこのまま見守ってあげつつも、もし成果が出にくいやり方をしているようなら、上手にヒントやアドバイスなどのフォローもしてあげてくださいね。

(あまりに成果が出ないと、せっかく出たやる気も消えてしまいがちですから)

 

後は、中2まではともかく、中3以降の模試や実力テストも視野に入れたり、本当に上位校を目指していくとなったら、もう少し踏み込んだ勉強も必要になってくるでしょう。

どこかの時点で進学塾に入れるにせよ、このまま独学で頑張るにせよ、上手に情報収集していかれてくださいませ。

 

ただし、まさに書かれておいでのとおり「自ら勉強するようになったことを認めてあげたいです」という態度が重要で、これが真っ先に来るべきことですよね。

おそらくは今度中2になる学年でしょうから、その先の話はまだこれからでも十分間に合うため、まずは今の進歩と成長をしっかりと喜び、確かなものにしてあげてくださいませ。

 

これからも楽しみにしていただけるようなメールマガジンを目指して、引き続き頑張って参りますね。

今後ともよろしくお願いいたします。

 


 

今回、ご感想をお寄せいただいたメールセミナーはこちらです。

「反抗期の対応法 ~中学生の子を持つ親の心得~」

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。