指示・支配・禁止することを自分自身に禁止しながら、息子と「信頼関係」を再構築することを目指しています。
Ritz様から、メールセミナー 「反抗期の対応法」 のご感想をお寄せいただきました。
大切にお読みいただきまして、誠にありがとうございます。
反抗期の対応法セミナーのご感想
毎日、耳が痛いというか、心臓に突き刺さるトピックにを楽しみに読ませていただいております。本日で6日目の参加になる、中1の息子を持つ母です。
普段、生活している限りは特に問題なさそうな、穏やかな我々家族3名(息子、主人、私)ですが、最近は、やはり「勉強」が絡むと、急に息子との関係が険悪になってしまう現状です。
自分としては「決して私は過保護・過干渉な親ではない」「息子の自主性を尊重してこれまできた」だったはずなのに、結局は無意識のうちに支配の愛を押し付けていたのだと分かり猛省中。
私自身が、過干渉(母)と恐怖支配&放置系(父)の元で育った経験から、絶対にああはなるまい。あんな風に言われたりやられたら、勉強する気、将来への目標なんてたてられるはずがない!という思いが強くあったので、それとは違うアプローチをしてきたはずなのに、結局は自分も同じ「支配する」方向に言っていたのかとわかり、愕然としました。
とにかく今は、セミナーにもあったとおり、指示・支配・禁止することを自分自身に禁止しながら、息子と「信頼関係」を再構築することを目指しています。
とはいえ、今はまだ、こちらが勉強に関する話題を少しでもし始めると急に生あくびばかり。そんな態度の息子を見ると、ムカっとしますがそこをグッと堪える。そんなやりとりの連続です。
ただ、息子と向き合うために、こちらのセミナー配信を読み、理解し、自分自身とも向き合うことになるわけですが、その度に自分の両親が私にした態度や、相談したくてもあれじゃできなかったよな、楠木さまのような存在があの当時の自分には無かったな等の、悲しい・暗い感情が自分の中に湧き上がってくるのが辛いですね。
きっと多分、セミナーの内容を理解し、より良い形で息子と学習姿勢についての再構築ができれば、自分自身のその辛かった過去へのわだかまりを昇華できるかもしれない。ダブルで嬉しいことかもしれない、と思っています。
セミナーの内容には激しく頷くこともありますが、完全に自分の血肉になるところには、まだまだ時間がかかりそうです。これからも、先生のセミナーを楽しみにしています。(最近は、出社してまず先生からのメール配信を読んでから仕事を始めるようなルーティーンです(笑) )
乱文、失礼いたしました。
今後共、よろしくお願い申し上げます。
塾長からのお礼とメッセージ
まだ講座の途中にも関わらず感想のメッセージをお寄せいただき、誠にありがとうございます。
普段から反抗的で困っているご家庭もあれば、全く反抗期が来ないことに困っているご家庭もあるなど、反抗期の表れ方は本当に様々ですよね。
ただ、やはり最も多いのは「勉強」が絡むと関係が悪くなってしまうご家庭では無いでしょうか。
そうした中で、耳や心臓に痛み与えてしまうのは、ただでさえ多いストレスを増やすことにもなりかねず、とても申し訳ない思いです。
ただ、同時に楽しみにもしていただけているようですから安心いたしました。
現状改善のために少しでも参考にしていただけていれば幸いです。
「過保護」や「過干渉」にしても、「自主性を尊重」にしても、実際の基準はとても曖昧です。
その原因は、指導経験や実戦の裏付けも無いままに、知識だけでこういった言葉を安易に使って、曖昧な基準を撒き散らしてしまう人たちの存在も大いにあります。
しかし、最も大きな要因は、やはり「個々の子供によって基準が異なる」という点にあると思います。
あるご家庭では正解の対応が、別のご家庭では大失敗となってしまうこともあるように、過保護や過干渉や自主性などの線引きも、結局のところは目の前の生徒によって手加減を加えなければならないものなのですね。
そして、こういったあたりは、書いてしまえば当たり前のことなのですが、なかなか細かいところまで実践的に伝えるのは難しい部分です。
そのため、短期間でまとめてお届けできるメールセミナーや、長期に渡って定期的にお届けできる毎週のメールマガジンなど様々な形を活用しながら、少しずつでも実践的な形で伝わっていれば幸いです。
また、自分の親との関係性を、自分の子供との間へ無意識に持ち込んでしまうことは、かなり多くのご家庭でも見られることですよね。
それが正の連鎖になる場合も、負の連鎖になる場合もあるわけですが、良いほうに変えようと思ったら、それができるのは間に挟まれた自分(親御さん)しかいません。
そういう意味でも、日々お子さんとの関係改善に取り組んでおられる姿勢には、本当に頭が下がる思いです。
教育や子育ては、相手を育てるものだと思われがちですが、まさにおっしゃるとおり、真剣に教育や子育てに関われば関わるほど「自分自身と向き合う」瞬間が必ず訪れます。
そうした時に湧き上がる自分の感情などとも、時に戦い、時に癒してやりながら進めていくことで、対象と同時に自分自身をも育てていくのが、本当の意味での教育(共育)なのかもしれません。
それを「ダブルで嬉しいこと」と受け止められる前向きさがとても素晴らしいですし、実際に無意識のどこかに抱えた過去のわだかまりを昇華させることのできるチャンスでもありますから、ぜひその調子で向き合っていかれてくださいね。
心のこもった、かつ、学びの多い内容をお寄せいただき誠にありがとうございました。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
今回、ご感想をお寄せいただいたメールセミナーはこちらです。
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楠木塾長
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