子供が勉強嫌いで手を焼いている親御さんは多いと思います。

それが反抗期ともなると、余計に対応が難しくなってきますよね。

 

それでは、反抗期の勉強嫌いを改善するために、親はどうすれば良いのでしょう?

勉強嫌いと言っても、成績が良いのに勉強嫌いな子と、成績が悪くて勉強嫌いな子がいて、もちろん対応策は変わってきますが、今回は後者のほうです。

やはり、そこにも適切な手順というものがありますから、いただいたご相談を踏まえつつ、順に見てまいりましょう。

 

反抗期で勉強嫌いの中学生息子

いつも頭の痛い思いで、拝読させていただいています。。
わが家は中2、中3の年子の男の子がいます。その中2の息子ですが、勉強嫌いで困っています。
1年の後半から、5教科50点満点で250点のところ、5教科で100点を割り、もう上がることができなくなりました。
ついこの前の中間テストでも、今までにない最低の点を取ってきました。
250点満点中60点(5教科合計)位です。絶望です。

過去の経験上親が勉強のことで口出ししてはだめだとわかっていたので、第3者の家庭教師の先生に望みを託したかったのですが・・・
特に英語が苦手で、英語中心に見てもらったのですが、その先生も代わったばかりで3回位しかみてもらえず、
やはり基礎が全く身についていなかったので、散々の結果に終わりました。
その家庭教師の先生が、私立の中高一貫教育を受けてきた先生で、公立の中学の事が分からず、私から見れば、指導の仕方に不満が出てきています。
教師を変えればいいのですが、全く基礎ができてないのもそうですが、勉強をやる意味もやる気もないので、家庭教師をやめたほうがいいのでは?と考えてしまいます。

しかし本人は、なんやかんや言い訳をして、「しょうがないじゃん」という態度。
部活はバスケをやっているのですが、その他にも空手をやりたいと言い出し、今道場に通っています。
ですから、普段はうちにいる時間は少ないのですが、TVやゲームをしている姿しか見ません。
「それでも今日の復習くらいやったら?」なんて言おうものなら、「わかった、わかった」と早く部屋から出て行ってと言わんばかりの態度です。

最近息子に私が関心がない態度をとってしまっています。最低限の言葉しかかけていません。いろいろ疲れてしまって・・・
息子を見捨てるわけにはいかないのですが、勉強を机に向かってする習慣(自主的に)をもってもらいたいためにそれと、親の子供に対する接し方を学ぼうとメルマガ登録させてもらいました。塾長がおっしゃる、見守る愛、寄り添う愛など、実行できないままです。息子が勉強が嫌いなのは母親のせい!といわれているような気がします。。

 

○ 参考:反抗期の基本的な対処法を知っていますか?

反抗期の対処法 小学生・中学生の反抗期にどう対応するか?

 

反抗期で低下する、学力と親子の信頼関係

いつもお読みいただきまして、誠にありがとうございます。

 

定期テストで60点(500点満点で換算すると120点)ということで、絶望と言われるほど落ち込まれるお気持ちも痛いほど分かります。

たまたま今回が特に悪かったのだとしても、中1の後半から100点(500点満点で換算すると200点)を割っているということですから、やはり厳しいですよね。

もちろん、これからでもまだまだ取り戻せるため、決して絶望することはありませんが、それでも大変な状況なのはおっしゃるとおりです。

 

一方で、こういう言い方は失礼かもしれませんが、「たかだか勉強」くらいのことで、大切な親子の信頼関係まで崩れかかっているのは、とても悲しいことだと思います。

「学校の成績=人生」では決してありませんし、幸いなことに、家庭内暴力、無気力の不登校、引きこもりという状態ではなく、新たに空手に挑むなどの前向きな気持ちやエネルギーは持っているようです。

成功者の自伝などでも、「勉強は全然駄目だったけど、いろいろなことに挑戦していた」というのはよくあるほどですから、これからの人生という意味では必ずしも「絶望」というわけではないと思いますよ。

勉強に気が行き過ぎて、そういった面まで失われてしまうことのないように、彼の個性を大切にしてあげてくださいね。

 

ただ、そうは言いましても、さすがにこの点数は心配ですよね。

このくらいになってくると、小手先のテクニックでどうにかする発想よりも、土台からしっかりと見直すような発想が大切になってきます。

それに、今から親御さんが家庭で教えるにしても、かなりの負担と覚悟が必要ですから、親御さんのほうのモチベーションが下がっている様子だけに、身近な専門家の方にお任せするのが無難だとは思います。

いずれにしても、ここでぱぱっと軽くアドバイスをして済む話ではないですから、ここでは重要なポイントに絞って書かせていただきますね。

 

○ 参考:反抗期で成績が下がった場合の対処のしかた。

「反抗期で成績が下がった」その理由と対処法

 

中学生息子の英語の点数がすぐに上がらない・・・

まず、英語の結果が出なかったことですが、さすがに3回の指導ではしかたなかったでしょう。

確かに、定期テストに限るのであれば、3回くらいの指導で短期的に点数を上げる方法も無いことはありません。

しかし、上でも書いたとおり、今のお子さんに必要なのは土台からしっかりと見直すような発想(勉強法)ですから、たった3回でどうにかするような勉強法を、そもそも採用すべきではないです。

 

ただ、その先生の指導力次第では、仮に3回よりも多くの指導があったとしても、うまく対応できなかった可能性はありますね。

私立の中高一貫教育を受けてきたとありましたが、もちろんどんな教育を受けてこようと、指導者として正しく勉強をしていれば、ちゃんと教えることができるようになります。

しかし、あくまでも「指導者として正しく勉強をしていれば」の話であって、そうでない先生であれば、いくら長期間教えたところで成果は出ません。

特に、その先生が家庭教師に多い、学生バイトかそれに近いレベルの先生だとすれば、「自分と違う環境で学ぶ生徒」をうまく指導できない可能性は跳ね上がります。

そういう意味で、今回は「3回の指導ではしかたない」のは正しい一方で、「その先生の指導に問題が無い」ことまでは言えませんから、今後そこは別のこととして判断されてくださいね。

 

なお、お書きのとおり、基礎が無いことの影響は大きく、特に英語という教科は、基礎を取り戻すのに最もエネルギーの必要な教科です。

目の前の定期テストだけどうにかするような、短期的なごまかしの指導はともかくとして、根本的な英語力をどうにかしようと思ったら、相当力のある教師が、それなりの期間を教えないと難しいと思って良いでしょう。

先生の良し悪しまでは、いただいた内容だけでは判断しかねますが、先生を変えるにしても、塾にするにしても、すぐに結果を求めすぎないようになさってくださいね。

 

反抗的な子供に関心を持てなくなってくる・・・

また、今のような状況ともなると、お子さんに関心が持てなくなるお気持ちも分かります。

分かりますが、それでもできれば関心を持ってあげてほしいと思います。

ただし、ここで優先的に関心を持つべきは「勉強」ではなく、勉強「以外」のことのほうですね。

 

いくら母親の愛情は無限だと言っても、あまりに子育てがうまくいかなくなってくると、子供に関心が持てなくなってくる瞬間があるのはしかたのないことです。

誰にでもとは言いませんが、そう思ってしまう瞬間は少なからずあるものですし、決して悪いことでもないですから、あまり気にしすぎないようにしてください。

 

ただ、もしも「関心が持てない」と言いつつも、子供の成績や勉強については関心が残っている一方で、それ以外のことについてだけ関心が薄れていっているのだとしたら、やはりそれは大事なところがずれているという話になってきます。

親御さんが関心があること(=勉強)に関心を持っていない子供に対して、関心が薄れてしまうのは自然なことなのですが、それは裏を返せば、お子さんの他の面について親御さんが関心を持っていないことも意味します。

親の立場からすれば「勉強に関心を持たない子供が悪い」と責めることもできますが、違う立場からすれば「勉強しか関心が無いほうも悪い」と責めることもできてしまいますよね。

何より「子供に関心が持てなくなってきた」と言いながら、子供の成績や勉強についてだけは変わらず執着しているような状態だとすると、やはり異様で歪んだ状態だと言わざるを得ないでしょう。

 

今の教育制度では、成績の良し悪しだけで子供の価値が決められてしまうようなところがありますが、勉強や成績は子供のほんの一面に過ぎません

むしろ、その他の面で認められることで、自信が持ててやる気が出てくることや、勉強に対して関心が持てるようになることもあるものです。

それに、もしかするとお子さんのほうは「自分の関心のあることにも、関心を持ってほしい」と思っていたとしても不思議はありません。

ですから、勉強が大切なことは否定しませんが、勉強以外のことを頑張っているのであれば、少なくともそれはそれで別のこととして見てあげてくださいね。

 

中学生の息子が反抗的で勉強嫌いなのは母親のせいか?

「息子が勉強が嫌いなのは母親のせい!といわれているような気がします」とありましたが、これは一面では正しく、一面では間違いです。

勉強が嫌いになるのに、最も身近な親の影響がいくらかはあるのは当然のことですから、「母親は全く関係ない」とは言いづらいでしょう。

しかし実際には、親だけのせいということはあり得ず、子供自身に原因があることもあれば、学校や塾の指導に原因があることもあれば、周囲の環境に原因があることもあります。

「勉強しなさい」に対しても、「わかった、わかった」程度で済むのであれば、反抗期としてはごくごく軽いもので、お子さんがそこまで考えているとも思えません。

 

もし息子さんがお母様を無意識に責めているのだとすれば、それは「勉強のことしか言わない」ことに対してではないでしょうか。

成績の悪い子供というのは、自分の成績が悪いことも、勉強すべきであることも本人なりに自覚しているものですが、勉強が苦手であればあるほど、そこから抜け出す具体的な方策が分からないものです。

例えば、お母様の言うように「今日の復習」をしたところで、そもそも中1の内容から怪しい状態だとすれば、成績はほとんど変わらないでしょう。

それどころか「復習しても、やっぱり分からない」や「そもそも授業が分かってないから、復習(2度目の学習)にならない」となり、ますますやる気を失わせる結果に終わる可能性が高いです。

(勉強の苦手な子供に「その日の復習をしましょう」と指導する先生も多いですが、実を言うと、自力でちゃんと復習ができるには、ある程度以上の学力が必要だったりすることは、あまり知られていません)

 

勉強嫌いを克服するために必要なもの

暗闇で迷い込んでいる人間に必要なのは、まず何を置いても「光」です。

本当の真っ暗闇で歩いてみると分かりますが、「とにかく歩け!歩かないことには何も分からないでしょう」と言われても、不安や恐れでその一歩さえ踏み出せないものですよね。

部屋の外から見ているといろいろなことが言えるものですが、暗闇の中にいる当事者にとっては、手も足も出ないどころか、まともな思考さえできない状態なのです。

これは以前「やる気の出る勉強法」のメールセミナーでもお伝えしたことですが、「見通し」が無ければ、子供に限らず人は動けないのですね。

 

さらに、「勉強を机に向かってする習慣(自主的に)をもってもらいたい」については、先日のメールマガジンでも触れたように、お子さんの現状から考えると、あまりにも段階を飛ばしすぎた高望みだと言えます。

おそらくは「いきなり成績を上げるのは大変だろうから、まずは机に座って勉強するだけでもしてほしい」という思いでしょうし、そう思ってこの手の言葉を口にする親御さんも多いですよね。

しかし、プロから言わせると、反抗期くらいの子供を相手にした場合に限っては、「成績(点数)を上げる」ほうがよっぽど簡単で、「自主的に机に向かって勉強する習慣をつける」ほうが、はるかに何倍も難しいです。

 

それに、そもそも習慣とは小さいうちから徐々に身につけるべきもので、中学生になっていきなり言い始めてもなかなか身につくものではありません

また、小さいうちから自然と慣らしつけていくのと、すでに1つの習慣(=自分からは勉強しない習慣)が身についてしまった状態から、別の習慣を上書きしようとするのとでは、全く別の方向性のアプローチが必要です。

例えば、小さい頃になら通じた「気がつく度にこまめに言う」のは、この時期にはむしろ逆効果で、それこそ小言や駄目出しや説教のようにしか受け止められず、時には反抗期を悪化させることにもつながります。

言う側からすると「いくら言っても通じない」と嫌になってしまうかもしれませんが、言われる側からすると「何度も言われると、余計にやる気にならない」ということになってしまうわけですね。

 

そう言うと、今度は正反対の「何も言わない」「本人任せにする」という行動をとる方が多いわけですが、これはこれで危険な関わり方です。

もちろん、それでうまくいくケースも中にはありますが、少なくとも「今のやり方が間違っている」場合にまでそのままにしていては、絶対に良くなるはずがないですよね。

気づいたことをそのまま言うのも、気づいても何も言わないのも、どちらも両極端であって、必要なのは「その間のちょうど良いところ」にあります。

子供たちが、まずい勉強のやり方をしていたら、いつまで経っても成果が上がらないのが当たり前であるのと同様に、親御さんたちも、まずい関わり方・反抗期に適さない伝え方をしていれば、いつまで経ってもこちらの思いが伝わらないのは当たり前なのですね。

 

反抗期の問題と、勉強の問題をまぜこせにしない

最後に、「塾長がおっしゃる、見守る愛、寄り添う愛など、実行できないままです」についてですが、これは反抗期セミナーを読んだことが無い方だと、何のことか分からない表現ですよね(笑)

これだけ読むと何やら怪しい宗教的な表現に見えなくもないですが、分かりやすさのためにそう呼んだだけで、具体的には親子の距離感や子供への関わり方の違いについてでしたね。

(詳しいことはメールセミナー「反抗期の対応法」のほうをご覧ください)

 

それを踏まえた上で、今こそ発揮していただきたいのは「勉強以外」のことに対する見守る愛であり、寄り添う愛です。

同じメールセミナーの中でも、誤解の無いよう強調しながら触れたように、「反抗期」への関わりと「勉強」への関わりは別物です。

それなのに、いきなり勉強に対してだけ「見守り」や「寄り添い」を持ち込もうとしているのが大きな間違いだと言えます。

 

今回のテーマが、日常生活を含めた勉強以外のもっと広い部分についてであれば、見守るような関わりも有効でしょう。

しかし、勉強について改善したいのであれば、いきなり見守る状態に入るのではなく、まずは寄り添う状態から始めることが必須ですし、必要なら手取り足取りでも教えながら、基本的な力を与えるところからはじめてあげてください。

塾や家庭教師についても、単に「英語を何とか・・・」という視点ではなく、基本的な力を与えるという本質を満たすように用意してあげなければ、事態は好転することなく、同じままになってしまうでしょう。

 

そして、もちろん勉強のことも心配だと思いますが、今の段階では、勉強法の前に「勉強以外の面について受け止める」ことが第一です。

お子さんへの関心を取り戻し、お子さんが安心して話せる状態になり、かつ、勉強の必要性などを感じることができる状態になれば、受験や塾の話もできるようになります。

その上で、身近に良い塾があればそこを利用しても良いですし、そういうところが無いなら無いで、お子さんが正しい勉強法をできるように、親御さんが必要な情報収集を手伝うなり、お子さんに合った勉強法を提案してあげるなりといったサポートをしてあげれば良いでしょう。

(その際には、「やる気に出る勉強法」などのメールセミナーも役に立つと思いますし、その他たくさんの勉強法に関する記事も参考にしていただけるはずです)

 

「反抗期(親子関係)」と「勉強」の問題をまぜこぜにしてしまわないこと。

そして、「成績を上げる」と「自ら学ぶようになる」をまぜこぜにしてしまわないこと。

まずはこの2点を踏まえていただいた上で接するようにしていただくと、また違った発想ができるようになると思います。

 

階段は、必ず一歩一歩上がることです。

親子関係も、基本的な学力もすっ飛ばして、いきなり「自ら学ぶ」段階を望むのは、私がお母様に「私と同じレベルで指導してください。それができれば成績は必ず上がりますし、それができないから成績が上がらないのです」と求めるようなものですよね(笑)

親と教師では立場が異なるように、お母様とお子さんとでも立場が異なるのですから、親ができることや望むことを子供も当たり前にできるとは考えずに、一歩ずつ成長に付き合ってあげてくださいね。

それこそが真の意味で「寄り添う」ことになるのですから。

 

少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

○ 参考:反抗期で勉強しない子供への対応についてはこちらもどうぞ。

反抗期で勉強しない子にどう対応するか?

 

あまりにも「勉強」 この一点の事に関心が行き過ぎていたと反省しております

楠木塾長様、相談回答ありがとうございました。

やはり、あまりにも出来ないわが子を毎日目にして悩んでいましたが、先生のおっしゃる、勉強以外の事で、親が子供に関心を持つこと。ハッと気付かされた気がします。あまりにも「勉強」 この一点の事に関心が行き過ぎていたと反省しております。

運動面で、自分自身活躍したいという前向きな気持ちがありますので、その気持ちを大事にしてやりたいと思いました。

以前は、「部活もやって大変なうえ、まだ空手もやりたいなんて、学校の宿題もやりきれないで、すぐ寝てしまうでしょ!」と何かにつけて、勉強はどうするの?という事を子供に言ってきました。それが本音でした。

でももっと見方をかえて、勉強以外の事で、一つでも一生懸命取り組めるものがあるだけでもよしとしようと思えるようになりました。今来ていただいている家庭教師の先生が、とても親身になって子供と向き合ってくれていて、勉強以外の事もいろいろお話くださってるので、勉強の事はある程度おまかせするしかないと思っています。

少しでも「やればできるんだ」という自信が付いてくる事を信じたいと思います。アドバイス本当にありがとうがざいました。

 


 

参考になる点があったようで、誠に嬉しく思います。

 

「自信」はとても大切ですよね。

これを育てられるかどうか・・・教育の根本の1つと言っても過言では無いと思います。

親御さんに新たな視点で加わることで、お子さんにも新たな変化が訪れることを願っております。

 

反抗期と勉強の問題を改善するために大切なこと

今回のやりとりを通じて、「現状に甘んじて、とにかく何事も受け入れよう」というふうに間違って捉えてしまう方が出ないように、少し付け加えておきます。

 

欲張らず、今あるものに目を向け、現状に感謝するのはとても大切なことです。

人は思い通りにならなくなると、悲観的な考えにばかり傾斜しがちですが、必ず肯定的な側面もあるものですからね。

しかし、ただ現状を受け入れるだけで止まってしまっては、宗教やスピリチュアルの世界ではうまくいくとしても、子育てや教育の世界ではなかなかうまくいきません。

(そこで終わりにしてしまうと、「頭では理解できるし、自分が変わるよう心がけてはいるけれども、子供がちっとも良くなっていかない」という、よくある悩みにつながります)

 

何かたった1つの手を打つだけで、問題が全て解決するようなことは、なかなかありません。

今回のアドバイスも「まずは勉強以外のことを大切にしよう(子供に関心を持ちましょう)」という趣旨になりましたが、これはご相談者の方があまりにも「勉強」に気が行き過ぎていたのを感じたからです。

しかし、「それだけで十分」とも言えないわけで、悩みの中心である「勉強」をどうにかしたいと思うなら、やはりどこかの時点でそこに手を打たない限り、問題は改善しません。

あくまでも「後日、学習面の改善をするためにも、まずは親子関係を良好なものにしよう」というだけで、決して「親子関係さえ良くすれば、学習面も自然に良くなります」とは言っていないわけですね。

 

教育業界には「親子関係が全ての根本です」と、まるでそれさえ頑張れば、他のことまで良くなるような言い方をする人が大勢います。

そういった理論は分かりやすくて、伝える側からしても便利ですが、残念ながら現実の教育や子育てというものは、そんなに簡単で甘いものではありません。

(ただし、欠けているのがたまたま親子関係だけの場合は、そこを改善するだけで成績も上がってしまう場合もあって、そういった事例の存在が余計に分かりにくくさせている面もあります)

 

もちろん、親子関係は全ての「土台」となりますから、そこを改善するのはとても大切なことです。

しかし、それだけで終わるのではなく、その上で問題となっている「勉強嫌い」に関する改善を行っていくことがとても大切となります。

 

どうすれば勉強嫌いな子供を、勉強好きにさせられるのか?

これについては、ちょうどメールセミナー「反抗期の対応法」の中でで説明しているため、そちらを参照してください。

無料メールセミナー「反抗期の対応法 ~中学生の子を持つ親の心得~」

セミナーやメールマガジンの中では、他にも反抗期に関するいろいろな内容を丁寧に扱っていますから、どういった関わり方をしていくのが良いかも一緒に参考にしていただけると思います。

 

反抗期の対応は本当に大変ですが、たとえ相手がひどい反抗期であっても、こちらが正しい対応を積み重ねれば、必ずそのぶんだけ状況は改善します

そうして、勉強嫌いの中学生の息子さんや娘さんが、少しでも良い状態に近づくことを願っていますね。

 

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楠木塾長

かれこれ20年以上の指導経験と、1万組以上の相談対応件数を持つに至る、プロも相談するプロ。小中学生から高校生、大学生、社会人まで幅広く指導を行うが、このサイトでは中学生指導に専門を絞って独自の情報発信を続けている。また、反抗期・思春期の子育てや教育に関しても専門性が高く、保護者や指導者への助言指導なども行っている。

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